2014年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

***

« 『サイン』雑感 | トップページ | 2012年に見た韓国ドラマ »

2012年12月 3日 (月)

『サイン』~全20話、息もつかせぬおもしろさ

サイン 2010年
 出演:パク・シニャン、キム・アジュン、チョン・グァンリョル、オム・ジウォン、チョン・ギョウン
 評価:★★★★★(5点満点)

サイン DVD-BOX I

 韓国の科捜研を舞台にくりひろげられるサスペンス。

 出だし、人気アイドルグループのメンバーが謎の死をとげる事件が起こります。そこに関わることになるのが、主人公の法医学医ユン・ジフン、新人の鑑識員コ・ダギョン、さらに刑事のチェ・イハン、地検の女性検事であるチョン・ウジン。犯人に近づきながらも、周囲の様々な思惑が絡まり合って、真実が明かされる一歩手前で門は閉ざされてしまいます。
 1話完結だったり、2~3話で完結したり、ボリュームを変えながらいくつかの事件が登場しながら、最初の事件が軸となって全24話、一気怒濤の展開で見せきります。

 いつも思うことですが、政治の腐敗や、権力の闇、持つ者と持たざる者との間にあるドロドロしたものを、当たり前のように物語の中にとりこんで描こうとする韓国ドラマの姿勢には敬服します。
 1年でも片手で数えられるほどしか見ていないけれど、最近の日本のドラマはどうなんでしょう?次期総理大臣候補や、人気の野党党首が自らの政治生命のため、裏で悪事をもみ消し、なんていうお話はあまりないような気が。韓国ドラマに登場するような、いかにも悪そうで、裏の顔がありそうな大物政治家を描いても、あまりに非現実的な感じがして嘘くさい感じがするからかもしれませんが。エンターテイメントの中にも社会への目線が盛り込まれているところが、韓国ドラマの魅力なのかなと感じた作品でもあります。

 そして、緻密な物語をもり立てる登場人物たちが、なんといってもすばらしい。
 事件の真相に迫りながら、強大な権力の前に為す術なく打ち負かされながらも、また立ち上がり、別の角度から突破口を見つけようとする。とてつもなく大きく高い壁の前にあっても、長いものに巻かれるしかない逆境にあっても、それでも死力を尽くすジフンたちの姿から、ひとときたりとも目が離せなくなります。

 最終話、泣きました。号泣です。この結末の是非は分かりませんが、退路を断ち、敢然と事件に切り込む姿勢を貫き通す登場人物たちの決意は、なによりも強く堅いものだと改めて突きつけられるようなものでした。

 1週間に2話ずつの放送を最後まで録りためておいて、一気に見たのは正解でした。見終わってずいぶんたつけれど、未だにハードディスクから消せずにいる、ドラマです。

 登場人物たち
●ユン・ジフン(パク・シニャン)
 切れ味鋭く真実に切り込んでゆく、新進気鋭の法医学医。事実を冷静に見つめ、権力におもねることなく、正義を貫き通そうとする人物。さすが演じるのがパク・シニャンだけあって、堅苦しいだけではない、どこかユーモアもある人物になっています。ダギョンが、彼に憧れて法医学医に転身するのも分かる気がします。

●コ・ダギョン(キム・アジュン)
 ときに暴走気味になるものの、さまざまな事件や、科捜研でのできごとを通して成長していくダギョン。ジフンを一貫して信じ通す可愛く、爽やかな女性でした。美人キャラではないけれど、髪型とかもう少しきれいにしてもよかったんじゃ?尾道ロケ部分で、なぜかジフンのパンツ姿を盗撮するはめになったところが笑えました。

●チョン・ウジン(オム・ジウォン)
 ダギョンと見かけは正反対の、キリッとした大人の女性。権力志向の強かったウジンが、ジフンたちとともに事件に向き合うことで、強きに屈せず、断固として正義を追求しようとするかっこいい検事なのですが、酔っ払ったときや、イハンといるときの少女のような部分とのギャップがおかしいし、キュート。ショートカットも素敵でした。

●チェ・イハン(チョン・ギョウン)
 一見軽くて、脳みそまで筋肉みたいな感じなんですが、意外に知性派な面も。一匹狼で、芯が強く、行動力もあって、おもしろくて、彼が主役で別のタイプのドラマができそうな感じです。ウジンとの絡みや、彼と父親の絡みが毎回楽しかったです。

●イ・ミョンファン(チョン・グァンリョル)
 ジフンたちの前に立ちはだかる、科捜研の新しい院長。ことごとくジフンたちとは対立するものの、彼なりの信念があり、そこに共感できる部分もあって単純な悪役にはなっていません。清濁併せ呑む、魅力的な敵役として存在感たっぷりでした。

 他にも、科捜研の面々もいいし、『パスタ』でレストランの末っ子見習いを演じたチェ・ジェファンや、『シークレットガーデン』のキム秘書ことキム・ソンオなども、印象的な役で登場。他にも、いろんな作品で見たことのある顔があちこちで見られます。

 パク・シニャンの久しぶりの作品だけあって期待していましたが、それ以上のおもしろさでした。一見の価値、十二分にありです。

 

« 『サイン』雑感 | トップページ | 2012年に見た韓国ドラマ »

韓国ドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37870/56050974

この記事へのトラックバック一覧です: 『サイン』~全20話、息もつかせぬおもしろさ:

« 『サイン』雑感 | トップページ | 2012年に見た韓国ドラマ »