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2010年3月 7日 (日)

がんばれ主人公!~『ぷー太郎脱出!』

ぷー太郎脱出! 2003年
 出演:イ・ジョンジン、イ・ボヨン、シム・ヒョンタク、キム・ヒョンス

  ぷー太郎脱出! DVD BOX1  ぷー太郎脱出! DVD BOX2

 バスケットのプロ選手として前途洋々だったウラムは、ケガで選手生命を絶たれ、一瞬にして無職に。おまけに、結婚間近と思っていた恋人にも手ひどくふられて、一気にどん底に突き落とされてしまいます。でも、このドラマのすごさはこれだけに留まらず、ウラムの周りにも次々と不幸爆弾が落とされていきます。ウラムの祖父母は熟年ならぬ初老期離婚の危機、お父さんは失言で退職を余儀なくされ、おじ二人は会社の倒産に、新婚旅行先で離婚と、ほぼ全員が無職になるというところから始まります。果たしてウラムは、この最悪の事態からはい上がることができるのか。

 まったくノーマークだったのがよかったのか、おもしろくて、ほぼ一気に見ました。決してうまい作りのドラマとは言えないし、いわゆる名作でも傑作でもないけれど、お話運びや設定の粗さも含めて、最後までテンポがよくて、次から次へといろんなできごとがあって飽きさせません。

 お金がないことで、さまざまなトラブルが起こってしまうのですが、その中にあってただ一人、主人公のウラムはお金というものに惑わされず、真っ直ぐで芯が強くて、そしてとことん優しいので、安心して見ていられました。
 それに対して、悪役であるウラムの元恋人ミリムと、大学の同級生ヒョクの性格の悪さは、なかなか忘れられそうにありません。とにかく、この二人は根性が曲がっていて、やることがすべて自己中心的。ミリムはお金も地位もなくなったウラムをあっさり捨てて、昔手ひどく振ったはずのヒョクが、土地成金になって再登場すると策を弄して乗り換えようとするし、ヒョクはヒョクでお金の力を頼んで、恥ずかしいほど尊大になってウラムたちを苦しめるし、悪いことは人のせい、ほとんどいいがかりみたいなことばっかり。でも二人ともがよくよく見ると、妙にセコくて、ちっちゃくて、切れ者って感じが全くしないので、だんだんと慣れてくると、せいぜい頑張りなさいよという気分になったりで、あまりフラストレーションがたまらずにすみました。
 おまけに彼以外の人の大半が、必ず何度もイラッとさせてくれる曲者ばかりなので、一見味方に思えた面々が、けっこう何度もウラムを苦しめるところは、ある意味、他にはないドラマかもしれません。

 たとえば、ウラムの強い味方になってくれる、アメリカから帰国中のジニ。明るい彼女は、失意のウラムを励ましながら、新しい道をいっしょに模索し、応援してくれます。が、途中から、いろいろあって急にいなくなったり、変にうじうじしたりでちょっと鬱陶しい存在になって、ウラムを助けているんだか、困らせているんだかという感じになったり。
 家族も、余計なことを言ってはウラムにかえって迷惑をかけたり、お金で失敗したり、ウラムにとっては、まさに内憂外患。

 それでも、主人公であるウラムがさまざまな妨害や障害も、ジニや家族の揺れやぶれも、一手に引き受け、失意の底にありながら涙を流しても耐えて前に進もうとする姿を一貫して見せ続けてくれるので、しだいに周囲が団結し、少しずついろんなことをクリアしていく作りなので、後半は軽いながらも随所でほろっと感動させられることが多かったです。

 家族愛や、恋愛、仕事に対する姿勢など、ホームドラマらしく多彩な話題が描かれますが、お金がないことがが人を変え、惑わせてしまうんだなということ。経済力でその人の価値をはかろうとすればするほど、大事なものが見えなくなり、幸せも逃してしまうと言いたいドラマだったのかなと思います。そうしてみると、けっこう深いテーマを描いていたのかもしれません。
 そしてなにより、ウラムがよかったのです。とにかく、初めのころのウラムといえば、バスケしか取り柄のないぼんやりした感じの青年風なんですが、だんだんと彼が恋人としても、友だちや息子としても、社会人としても実に温かみがあっていい人だと分かってきます。辛いことに悩みはするけれど、きちんと立ち上がって、自分ができることを一人でも黙々とする彼を見ていると、励まされてきます。

 途中、本当にいろいろなことがありながらも、明るいドラマらしいホッとする結末で、さらっと見るのにちょうどよい作品でした。 主演は、イ・ジョンジン。バスケが趣味らしく、バスケシーンはさすがにうまかったです。『9回裏2アウト』で初めて見た俳優さんですが、あのちょっと無表情な感じが、意外に好きなんですね~。
 しかし、それより気になったのは悪コンビを演じたシム・ヒョンタクとイ・ボヨン。『白雪姫』で気の良いケーキ屋店長を演じていたシム・ヒョンタクが、もう別人みたいに悪かったです。そして、『ソドンヨ』のソンファ姫の愛らしいイメージを見事に壊してくれた、イ・ボヨン。もう眉間に縦皺を寄せて、いかにも意地悪そうなあの顔と、ソンファ姫がつながらなくて戸惑いました。お二人とも、いいイメージの役者さんだっただけに、その落差もおもしろかったです。

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