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2010年2月

2010年2月28日 (日)

最近の華ドラ(2010年2月)

 DVDで『私の億万Love(我的億萬麺包)』という台湾ドラマを見ているのですが、鄭元暢(ジョセフ・チェン)演じる主人公・蔡進來(ツァイ・チンライ)のあまりにもあまりな最低男っぷりに、怒り心頭中。たま~に、優しいところを見せるんですが、それ以外がひどい!続きを見るかどうか……う~ん、例え心を入れ替えていいヤツになっても、許せるかしらん?
 そして、もう一本、やはりDVDで地道に見ているのが中国ドラマ『剣武侠侶』。原題は『司徒空探案』?司徒空(ストー・コン)が次々と難事件を解決してゆく、中国探偵時代劇。難事件といいながらも、犯人が早い段階で予想できてしまう一ひねり足りない謎解きになってしまっているお話なんですが、軽い気分で楽しめるので、ついつい続きを見てしまってます。確かに、中国ドラマとしてはあまりみないジャンルかもしれません。

敗犬女王/原題:敗犬女王(17~20集)
 結局レスリーとよりを戻したシュアンのために、ルーカスは身を引くべく、出版社も辞めて再びバイトの達人に戻る決心をします。それに、わだかまりを感じつつもレスリーへの思いもあって、引き留めることもできずにいるシュアン。もう、周りから見たら、明らかにルーカスの方に気持ちが傾いている状況なんだけど、シュアン自身がそれに気づいていないから、もう見ている方はいらいらするし、ハラハラするし。
 そこに、再び登場した佳佳。彼女の動きも、話し方も、やることもなんかもっさりしていて、困ったことに素直に応援できない。最初からずっとこのスタンスなので、たまには佳佳もかっこいいところを見せて欲しい気もします。そうしたら、もう少し彼女にも思い入れがわきそうなんですがねぇ。
 あとね、ルーカスがそこはかーとなく嫌なやつなんですよ。ルーカスを意識しているせいか、けっこう嫌味というか、感じ悪くてね。そうでなくちゃ、ルーカスを応援していても後味悪いので、そこそこに小さい男でいてくれるのもOKです。
 6年も同じ人と思い続けることは確かにできるだろうけれど、それは他に好きな人が現れなかった場合だと思っているんですが、どうなんでしょう?ましてや、シュアンのようにその人を忘れられずにいて、新しい恋愛をする気がないのに、いつの間にかルーカスに惹かれていたというときは、新しい感情に素直になったほうがいい気がするんだけどな。

桃花タイフーン/原題:桃花小妹(5~7集)
 桃花が史朗と同じ大学に通うため、転入試験までしようとしてますが、相変わらずシスコンブラザーズは、監視の目をランランと光らせてますね。そんな協力包囲網をかいくぐって、ついに桃花が史朗に告白をして、なんとか二人が付き合い始めるところまで進みました。さすがにここまでくると、兄4人組もあからさまな反対ができず、だんだんと妹離れしていってる……かな……って、そうでもないか?けっこうお話としては第一の山場というべきところだと思うのですが、怒濤の展開みたいな盛り上がりは感じられず、さらーっと流れていってます。しかし、本当にこんな兄たちが4人もいたら、鬱陶しくてひねくれてしまいそう。
  その中で、やっぱり一番のお気に入りは余一!兄たちにいいように使われながらも、桃花から頼りにされると、つい妹のために一肌脱いで、自分が損をしちゃうという情けなくも優しいところに、癒されます。すごく笑ったのは、余一のコスプレ@シスコンブラザーズ。というか、余一の心の声の場面なんですが、これがいつもの弱々しい彼とは別人のようで、なかなかいい男さんでした。

ぴー夏がいっぱい/原題:熱情仲夏(1~3集)
 出演:五熊(ウーション)、鄭元暢(ジョセフ・チェン)、張毓晨(チャン・ユーチェン)

 新しく始まりました。またまた日本の漫画が原作の、学園ラブコメです。
 主人公の夏芽(五熊)は、仲よくなった転校生の茶子(張毓晨)の弟・累(鄭元暢)に一目惚れ。累は雑誌などでモデルをするほどのいい男。学校でも毎日たくさんのラブレターをもらうほど目立つ存在。それに対して夏芽は、ごく普通の元気で夏が大好きという女子高生。
 他愛ないお話だけに、登場人物たちが魅力的かどうかがおもしろさの鍵になりますが、夏芽も、累も、それぞれ演じる役者さんのイメージにもぴったりで、すんなり入っていけます。夏芽のまっすぐな感じや、累のつかみどころのない雰囲気もいいですね~。茶子がちょっと高校生には無理がある感じが気にはなりますが、だんだんと慣れてきました。なんて言ったら、累を演じる鄭元暢なんて、このドラマのとき(2007年放送)にはすでに25歳なんですよね。でも、あんまり違和感がないところは、さすが。
 まったりお話が進む台湾ドラマですから、まだまだ助走段階だけに、これから面白くなってほしいところです。

2010年2月27日 (土)

今週の韓ドラ’10(2/20~2/26)

 先週、男子フィギュアのことを話題にしたので、今回は女子を。
 男子に続いて、女子の演技もしっかり楽しませてもらいました。やはり、力を出し切れた演技というのは、順位にかかわらず、心底よかったね~と自然に拍手したりしてます。
 キム・ヨナ選手のスピード感はやはりすごかった!そして、彼女の腕の使い方、しなやかな動きには、ため息の連続でした。それを見ていて思い出したのが、ディズニーアニメ。妖精とか、小動物とか、お花畑で軽やかに飛んでいる小鳥とか、もうそういう現実ばなれした世界の生き物みたい。圧巻でした。
 日本勢については、三人三様の感慨があって、いろいろな気持ちがあるでしょうが、プレッシャーの中でよく頑張ってくれたなと。いや、本当にご苦労様でした。 
★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『美賊イルジメ伝』(第20話)★★☆   
 えっと、どうしてイルジメは太鼓の音で気を失ってしまうんだっけと、すっかり前の流れを忘れておりました。ダルのことを思い出すからみたいですが、これはオールマイティなイルジメにしたら、かなりの弱点ですね。
 でも、もっと驚いたのがイルジメを清国に連れ帰ろうと骨をおったファンボとヤンポが、あのへんてこな髪型の青年に刺されたこと。二人も最後まで気を抜いちゃいけないけど、唐突に刺されるいわれもないのに、本当にお気の毒。
 火砲の製造場もあっさり見つかって爆破されるし、イルジメは捕まるし、入念に準備したわりにキム大監にこてんぱんにやられているイルジメ側が、果たしてどういうふうに盛り返すのか、それはそれで気になります。

・・・火・・・
『シンデレラマン』(第1話)★★★
 う~、これから面白くなりそうな予感を、あんまり感じられませんでした。生き別れになった双子の片方は資産家の家にひきとられ、もう片方は施設で育ち、お互いの存在を知らない二人が出会うという設定にも新鮮味はないし、出てくる人、出てくる人が既視感ありありの、定型とでもいうような性格づけの連続。親の愛を知らずアウトロー気取りの金持ち息子ジュニと、つらいときはソウルの夜景を見ながら叫ぼうとのたまう庶民派デサン。ほぼ全編、予想通りの行動でした。あぁ、2回目以降おもしろくなるのかしらん?
 東大門で服飾関係の仕事をしているデサンが、デザイナーを目指すものとしてコピー商品にはかかわれないと言ったユジンに対して、「上品ぶるな。これで生きていくしかないやつもいる」みたいなことを言ったのにも、ちょっと抵抗が。いや、確かにコピー商品を目の敵にするわけじゃないけれど、いつかフランスに留学したいと夢を語ったはずのデサンが、ブランド服のコピーを簡単に受け入れているのはいかんでしょう。
 あとね、ユジンが髪に喪中のリボン(?)をつけたまま面接に行くのも、ちょっと……。そういうもんなんでしょうか?

・・・水・・・
『トリプル』(第5話)★★★
 ハルのお父さんと、前コーチが様子を見るために上京してきました。が、そのときにハルが、みんなのパンツを干してたもんだから、お父さんさすがにご立腹。そりゃそうよね~。高校生の娘が、お兄さんと暮らしていると思ったら、見ず知らずの男性が2人も同居していて、パンツまで洗濯しているんだから、親ならずとも心配でたまらないでしょう。
 自分がいなくてもいいんだと寂しくなるハルがかわいかったですね。ファルのことを、天から降りてきたロープと言います。日本風(中国風?)に言うなら、蜘蛛の糸ですよね。そして、ファルに聞くのです。「兄さんなら、どうする?ロープは腐ってるのかな」と。ファルの答えは「自分なら、腐っていても離さない」というもの。正面切って、家にいていいとは絶対に言わないけれど、暗にいてもいいよと答えるわけです。ファルのこういう、ひねくれたところ、好きです。10のうち、9は素っ気なくて、冷たいけれど、残りの1だけはここぞというところで、絶妙に優しくしてくれるから見ていてもドキドキします。
 ヒョンテの片思いも、けっこう切なくなってますね。ファルも、離婚に踏み切れないってことは、スインに思いを残してるってことなんでしょうが、ヒョンテの恋も成就してほしいし。
大事件は起こらない、実に淡々とした語り口ですが、見終わったときにちゃんと気持ちいいものを残してくれる作風なので、ほっとします。

・・・木・・・
『善徳女王』(第18話)★★★
 毎回おもしろいんですが、冷静になるとけっこう突っ込みどころもたくさんありますね。
 回が進んですっかり気にしなくなってたトンマンの性別。今さらながら、話題になりましたが、遅いわ~。ユシンはやっぱり気づいてたみたいですが、ま、彼にしかばれていないのが奇跡みたいなものですから。
 チョンミョンも自分が双子だったことをついに知ってしまいます。王妃に性別を尋ねてましたが、もう一人が男子ならチョンミョンを手元に残さないだろうから、聞くまでもないのにねと、軽くつっこみ。トンマンのこと、本当に男性だと信じていたのにも驚きますが。
 トンマンも、自分の出自を知るために、宮廷や花郎全部まで巻き込むような無謀なことをするし……。ユシンも、みんな大変なときに、なんかたそがれて剣の訓練なんてしてるし、3人とも大丈夫かしらんと、心配になってきました。
 でも、ソファが王様と対面してしまったし、どんどん真相が分かる日が近づいている感じには、期待がふくらみます。そのときに、ミシルはどんな顔をするのかが、実はいちばん楽しみだったりします。

『拝啓、ご両親様』(第4話)★★★
 今回も、淡々とお話が進んでいきました。
 と、思ったら、最後の最後でソンシルがついに立ち上がりました。夫チャンスが、出張と嘘をついて愛人宅に泊まっているところへ、乗り込んでいきました。しかも、手にはバットが!いやぁ、おとなしい女性が思いつめると怖いですね。いっつも尊大で、偉そうなチャンスが、ドアの前にたっているソンシルを見て怯えているのが、妙にリアルでした。もう、この場面でそれまで見た部分が一気にふきとんだような気分。
 下世話ながら、次回が気になります。 

・・・金・・・
『龍の涙』(第68話★★★
 バンウォンの私兵を国軍に吸収するという考えに、忠臣からの不満が収まりません。忠臣たちは、いわゆる軍人なんですね。だから、私兵こそが己の命とも言える重要なものなので、例え信頼する王になるべく人からも、そこに触れて欲しくない。それを熟知している上に、すでに統治者としての目線になっているバンウォンは、どうしてもそこは譲れない。イ・スクポンがそれを説明するときに使ったのが“義理”。正義でも、信頼でも、情でもなく、義理。バンウォンに対する義理があれば、当然従えるはずという理屈を聞いていると、そこに彼らに統治されるであろう民はまったく介在していない様子に、薄ら寒いものを感じました。もちろんドラマではあるんですが、バンウォンがまったく国の形、民心、民心といいながら、民の腹を満たせば不満がなくなるといった程度のビジョンしか周囲の人に示せないことが、彼に対する嫌悪感の根っこかなという気がしてきました。

・・・日・・・
『イ・サン』(第29話)★★★
 本当の黒幕が王妃であるらしいと分かりながらも、イ・サンもホン・グギョンですら確信が持てないでいる気持ち、よく分かります。民から国母と信頼されるべき人で、公には決して黒い一面を見せてこなかった彼女ですから、にわかに信じがたいのが当然でしょう。具体的な証拠がないから、ここでも彼女を追い込むことはできないのかと思い始めた最後の最後、やはりドジを踏んだのはキム・ギジュでしたね。ホン・グギョンにかまをかけられて、言わなくてもいいことまでペラペラしゃべってボロを出してしまいました。謀ったグギョン当人ですら、あまりの事実に驚いている図は、なんともいえませんでした。事実が分からないほうがいいことって、あるような気がします。王妃も、まさか自分が呼び寄せた実の兄が、これほどまでに使えないなんて思いたくなかったのかな。

2010年2月20日 (土)

今週の韓ドラ’10(2/13~2/19)

 オリンピックのフィギュアスケート男子シングル、すばらしかったです~。もちろん、高橋選手の銅メダルにも拍手、拍手ですが、なにより多くの選手が万全を尽くしたといった表情で滑り終えていたのが感動的でした。
 順位や技の出来栄えとはまったく別で、好きなタイプの演技は2位のプルシェンコ。最近は少なくなりましたが、コミカルな要素を盛り込んだプログラムが好きなのです。そして、SPでつまづいて残念だった、フランスのジュベール。もっと本調子の演技を見たかったと思わせてくれる選手でした。それにしても、本当にどの選手もすばらしかった、いい大会でした。 
★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『美賊イルジメ伝』(第19話)★★★   
 ウォルヒは心配する間もなく、さっさと救出されました。しかし、たった10日間で4人かそこからで、かなりの距離になってそうな穴を掘れてしまう機動力はさすが。本当にこんな力があるなら、義賊で危ない橋を渡るより、まっとうな仕事をしたほうがずっと儲かって、世間のためになりそうな気もしますが、それじゃ違うドラマになってしまいますな。
 物足りない部分は、ペンメの存在。今回も、せっかく彼女が漢陽にまでやってきたのに、イルジメとの再会もまだお預けのままで、ウォルヒと偶然に出会うだけ。ペンメも、積極的にイルジメを探すわけではなく、なにしに来たのかあんまり伝わってこないのがもどかしいです。
 そうそう、謎の人物ヤンポの正体が分かりました。予想もしていなかった人物ではありましたが、かといってそれで盛り上げるようなものでもなく、あぁ、そうですかとしか……。20話までかと思ったら、24話もあるらしく、まだ続くようです。ちょっと、長いわ。

・・・火・・・
『イルジメ』(第19~20(最終)話)★★★★★
 2度目の鑑賞なので、次を分かっているぶん落ち着いて見てはいるんですが、最後ではなぜか涙が次から次へと流れて、止まらなくなりました。
 ヨンがいきついた真相にうちひしがれながらも、目的を果たすべく現実に対峙する姿。そして、復讐の炎に呑み込まれることなく、父の教えを守り抜く姿。二人の父を亡き者にした相手に対する、強い視線。
 そして、そのヨンに惜しみない協力をする、まわりの人たち。ヨンがイルジメだからではなく、ヨンがヨンその人であり、ギョムとしての人生をも生きなければならない宿命に、周囲の人たちも飛び込んでいけるだけの強い絆は、やはり心に突き刺さってくるものがありました。
 印象的な人物が多いドラマですが、キム・チャンワン演じた王も忘れがたい人です。理想をもって王位についたはずが、己の地位を守ることに腐心し、王としてなすべきことを見失った姿は、もちろん誉められたものではないけれど、人としてあがく様が悲しくて憎みきることができませんでした。
 物語、人物、音楽、映像と全てがそろったすばらしい作品だと、再認識です。

・・・水・・・
『トリプル』(第4話)★★★
 プレゼンのために、ファルがハルに演技指導(?)する場面は、なんだかドキドキしていしまいました。ハルはいつもより、ちょっと優しいファルに戸惑っていると言いますが、どうも彼女の視線は、兄に対するというより、男性に向けるものに見えるような気が。禁断の恋に発展するのかしらん、とほのかに期待してます。
 今まで、ちょっと存在感の薄かったヒョンテですが、今週分は彼の優しさが際だっていてよかったですね~。いきなりファルに殴られても、怒るわけじゃなく、淡々としていながらも意外に熱いところがあるつかみどころのない感じが、ユン・ゲサンの雰囲気にぴったり。
 感情の起伏がはっきりしていて、思い切って突っ込むタイプのファル、軽いようでいて、周りとの調和をとりながら、慎重にことを進めるヘユン、あくまでマイペースで、飄々としていながら、冷静なヒョンテという3人組の性格づけが、だんだんと見えてきておもいろいですね。

・・・木・・・
『善徳女王』(第17話)★★★
 ミシルの強大さをまざまざと見せつけられたトンマンたちが、恐怖心を克服するために憤ることを選んで、さあ次はどう出る?とわくわく。が、トンマンは自分が持っている小刀が先王のものと知って、そっちの探索を始めちゃいました。それが、ミシルにとって驚異にはなるんでしょうが、トンマンちょっと公私混同?でも、どうやらチョンミョンがトンマンの本当はだれか気づいたみたいです。これをどういう形で明らかにするのか、しないのか気になります。
 途中、久しぶりに少年、少女姿のトンマン、チョンミョン、ユシンの映像が出ましたが、3人とも子ども時代のほうが、きらきらしてましたね。断然ミシルのほうが好きなのでよけにそう見えるのかもしれませんが。
 ミシルの周到さや、聡明さ、敵をただ排除するだけじゃなく、取り込んでいける図太さを見ていると、彼女が王位について、もう少し民のことを考えられれば、これほど統治者に適した人はいないんじゃないかと思えてきます。

『拝啓、ご両親様』(第3話)★★★
 ソンシルの浮気夫ったら、相手の女性を妊娠させたらしいです。それを知っているのはソンシルだけですが、大荒れの予感がしますね。長男も、恋人アリから結婚を迫られて、かなり激しくぶつかってます。それなのに、ギスギスした感じや、うるさい感じがほとんどせず、穏やかささえ感じさせる不思議な空気があるドラマです。
 確かに、夫婦の不和や、結婚にまつわるあれこれは、大なり小なりどこの家庭にもあることとはいえ、日常として淡々と描くというのは、できそうでできない気がします。
最初からなんですが、一家のお母さんであるキム・ヘスクがすばらしい!温かいお母さんを絵に描いたような佇まいです。 

・・・金・・・
『龍の涙』(第67話★★★
 漢陽から開城へ遷都し、功臣たちから王族へ重職をシフトさせた人事に一新し、自らが王位に就く準備を着々と進めるバンウォン陣営。次々に、臣下たちが牙を抜かれるように、バンウォンの思い通りになっていくのが、見ていてはがゆくもあり、恐ろしくもあり。
 そして、久しぶりにバンウォンの息子たちが登場しました。まだ、ほんの子どもですが、ミン氏もいつの間にか3人も皇子を生んでたんですね。この子たちのうち、3人目が、お札にもなる世宗。ナレーションによると、長男は将来放蕩息子となり、次男は僧侶になるそうです。
 このドラマには、重々しい口調のナレーションがときどき入るのですが、これが真面目で固い語り口のわりに、けっこうズバッと言い切るところがあってなかなか面白いのです。

・・・日・・・
『イ・サン』(第28話)★★★
 ホン・グギョン大活躍です。王妃も、チョン・フギョムも、ファワンもみんなが先の見えない展開に、戦々恐々としている様は、なかなか爽快です。悪事ばっかり働いていても、人らしい弱さもあるんだと分かると、なぜかほっとしますね。それに、お得意の王様におねだり風の直訴が、今回ばかりは素っ気なく退けられたときの、王妃の顔はなかなか見物でした。
 でも、きっとこれが片づいても、また次の手、次の手を繰り出してはくるんでしょうね。王妃が黒幕であることが、イ・サンたちにも分かっただけに、これからが本格対決でしょうか。

・・・月~金・・・
『ヨメ全盛時代』(第58~60(最終)話)★★★ 
 前回の感想で、フライングしておばあちゃんが亡くなったと書いてしまいましたが、まだでした……失礼しました。
 それにしても、おばあちゃんらしい堂々とした最期でしたね。なんのかんのといっても、彼女がこの家の大黒柱であることは事実で、誰も逆らえないほどの存在感はお見事でした。いちばん衝突していたミスンが、いちばん悲しんだのは、それだけ関わりが深かったということなんでしょうね。
 苦手なホームドラマにしては、あまり苦痛を感じることもなく最終話を迎えられました。でも、スヒョンとギハの関係は、二人がなんとなく辛そうだとは分かるけれど、それ以上に思い入れることもなく、腹がたつほどに感情移入することもなく、なんだかよく分からないままでした。あと、最大の弱さは、これ!という好きになれる人物が一人もいなかったこと。特に、男性陣は全滅でしたわ。
 ドタバタとにぎやかを通りこして、うるさいくらいのドラマでしたが、テーマはどこの家庭にでもありそうなできごとを描いて、血のつながりとか、病気とかそういう重いものがないぶん、私には性に合っていました。雨降って地固まるというように、家族もぶつかりながら、お互いに繋がっていくんだと思える作品でした。

2010年2月19日 (金)

台湾映画2題~『練習曲』、『ビバ!監督人生』

練習曲(原題:練習曲) 2007年・台湾
 監督:陳懐恩(チェン・ホァイエン)
 出演:東明相(イーストン・ドン)、Saya、達倫

 7日間をかけて、自転車で台湾一周をする大学生のアミンを主人公に、彼が旅先で出会う人びとと、台湾の美しい自然が訥々とつづられた、静かで美しい作品。
 台湾の顔ともいえる台北も、アミンが住んでいる第二の都市高雄も、ほとんど登場せず、画面に現れるのはノスタルジーをかきたてるような、まるで別世界のような風景ばかり。そこに、アミンと小さな縁で結ばれる名もなき人たち。さりげないふうに登場する彼らだけれど、よくよく見てみると、台湾の現実がそれぞれに映しこまれ、さまざまな時間軸がからみあって、今と昔がないまぜになった不思議な時間ができあがっている。
 それは、台湾そのものにも思えてくる。
 そして、それを見ているアミンの目線は、近すぎず離れすぎない、安らげる温かさに満ちているのに、ほっとさせられる。

珠玉のアジアン・ライブラリーVol.5 「練習曲」×「ビバ!監督人生!!」 [DVD]

 見ているときは、なぜ最初に訪れた太麻里(たいまり)をわざわざ最後に描くのかと訝しんだけれど、見終わってみるとなんとなくその理由が分かった気がする。太麻里でアミンが出会うのは、趣味で木彫りをする王伯伯(王おじさん)。彼は思いを木彫りに託し、明るく笑う。なにがあろうとも、時間を経て彼のように強く明るい光を放つことができるのも人なのだ。海の隣で、風を友として生きる台湾の民の姿なのだと。

 台湾に飛んで、ここに出てくる風景を訪ねてみたくてたまらなくなる。

ビバ!監督人生(原題:情非得已之生存之道) 2007年・台湾
 監督:鈕承澤(ニウ・チェンザー)
 出演:鈕承澤、張鈞甯(チャン・チュンニン)、屈中恆(チュイ・チョンハン)

 モキュメンタリーという言葉を初めて聞いた。簡単にいえば、ドキュメンタリー風に見せる表現方法をそう呼ぶのだそうだ。そのとおりに、この作品には本人が実名で登場し、映画監督役の鈕承澤を、本人が演じる。そして、映画作りのための補助金を得るために、映画を撮る企画を進めながら、映画作りの舞台裏を赤裸々に描いてゆく。

 出だしは軽快で、少し皮肉まじりなおかしみがあったのが、どんどんと重く沈むような流れになっていって、途中は息苦しくてたまらなくなった。映画作りにしろ、映画監督と女優の恋人関係にしろ、にっちもさっちもいかない袋小路にどんどんと入り込んでいく。
 映画を作るって、こんなに大変なことなんだ。のほほんと見て、つまらんなんて言ってはいけないような気分になった。
 それでも、決して暗い気持ちだけのままに終わらせないつくりにはなっているので、見終われば途中の澱んだ気分が、どこかに消えてはいる。
 何度でも見直したいとは思わないまでも、案外と楽しんで見ていたことに、後から気づく作品だった。

 初めの辺りで登場する、主役候補の俳優、屈中恆(チュイ・チョンハン)!映画関係者の誰それがクスリで捕まったらしいぜ、みたいな話をしているけれど、確か彼自身が数年前に大麻事件で逮捕されたんじゃなかったか?それでこの台詞。それを言わせる監督も、本人役の屈中恆もさすが映画人。

 『練習曲』が台湾に吹きこむ爽やかな風だとしたら、『ビバ!監督人生』は、台北の裏通りや、薄暗い地下通路なんかに渦巻く肌にまとわりつくような空気。そのどちらも、台湾に吹く風に違いない。

2010年2月13日 (土)

今週の韓ドラ’10(2/6~2/12)

 バンクーバー冬季五輪の開会式(再放送)を見ながら書いてます。
 オリンピックの開会式って、いつ見てもおもしろいですね~。大好きです♪
★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『美賊イルジメ伝』(第18話)★★★   
 イルジメがウォルヒとの暮らしをすることがいかに大切か、和尚様に諭されてやっと気づきますが、またしてもウォルヒがさらわれちゃったよ~。もう、本当にイルジメと関わると、みんなあんまりいい目にあいませんね。ペンメも一度は漢陽を去るものの、息子が心配で戻ってくるけれど、なんだか行ったり来たりで忙しいです。
 このドラマを見ている原動力はなんなのかと考えたら、やはりウォルヒのような気がします。イルジメとの関係は、すっかり大人のものなんですが、彼女の示す情愛は子どもみたいで、隠すことを知らない無邪気さが一途に思えて気になるんですね。それに対して、イルジメはどうも足もとが定まらないのが歯がゆいのです。

・・・火・・・
『イルジメ』(第*話)★次回19話から★
 いよいよ次回が最終話。まとめての感想にします。

・・・水・・・
『トリプル』(第3話)★★★
 ハルと3人の男子の生活、おかしいですね。ハルがまるっきり3人を家族としか見ていない風なので、それに戸惑うファルたち。トイレにも平気で入ってこられたり、エッチなビデオを見てるところを目撃されちゃったり、笑えました。
 そして、そこに微妙にじわじわ進出してきたスイン。二人の関係が分かるのも、そう先ではなさそう。
 ファルも、ついに大手広告代理店を辞めて、フリーとして自分たちで仕事を始めました。ハルにとってのスケート再挑戦と、ファルの自分らしい仕事のスタイルというのがドラマの核になっていくのかな。
 3話まできましたが、まだ助走という感じで物語が進んでいくおもしろみまではいってない感じですが、この笑って見られる感じ、嫌いじゃないです。

・・・木・・・
『善徳女王』(第16話)★★★
 うわ~~~、ミシル圧勝。3馬身どころか、10馬身くらいの大差でほかを寄せ付けずに、一人勝ちというくらいのお見事さでした。
 トンマンたちの行動の意味を知りながら、彼らを味方に引き入れるそぶりを見せた挙げ句、月食の日を利用した天のお告げを知らしめ、奇跡を起こしたかのような細工。怖い者知らずのトンマンをも震え上がらせ、サダハムの梅が暦であると種明かしまでする余裕。豆が水を吸ってふくらむことで、地面から仏像が盛り上がってきたように見せるという仕掛は、さすがにちょっと無理があるとは思いながらも、その知恵者ぶりに惚れ惚れ。う~ん、かっこいい、かっこよすぎるぞミシル。トンマンたち3人が束になっても、彼女の存在感にはとうてい及ばないけれど、いつ、どういう形で逆転していくのか楽しみでもありますね。
 月食や、ちょっとした仕掛けが、人智の外のことだった時代、自然への畏怖は今の私たちが想像する以上に大きなものだったんでしょうね。

『拝啓、ご両親様』(第2話)★★★
 ほのぼのとした空気のドラマですが、長女ソンシルの夫婦関係はかなり暗澹としてます。自閉症の息子を抱えている妻に協力することもなく、浮気の挙げ句、酔って妻に暴力をふるう夫チャンス。でも、これに父は「男は未熟なものだから、妻が夫の母親にならなければならないこともある。チャンスは悪い人間じゃない」だから、夫婦としてがんばれみたいな助言をするんです。いや、一理あるけれど、いくらなんでもそれは酷だな、と。なんで妻が夫の母親になって寛大にならなくちゃいけないのよ、未熟なだけならいいけど、暴力は許せないよなと思ったのでした。この夫が父の言うように、成長する日がくるのかな。
 それにしても、自閉症の息子ジュンを演じる、ユ・スンホくんは本当に芸達者ですね。 

・・・金・・・
『龍の涙』(第66話★★★
 バンウォン、大荒れの後なので、またいつものようににわかに温和ムードで、兄弟で二度と争いたくないとか、兄王を尊重するとか言っています。彼のこの振り子のような態度にも、ずいぶん慣れてきました。苦汁をなめ、浮上の機会を狙っている兄バンガンが行動に出たら、またばっさりと斬り捨てるんでしょうね。
 それに加えて、バンウォン妻もやっぱり怖い。あらぬ疑いをかけられないよう、子どもたちをすべて仏門に帰依させた王のことを、意気地がないみたいな言葉で一刀両断。この最強夫婦が王と王妃になるなんて、本当にいやだわ~。

・・・日・・・
『イ・サン』(第27話)★★★
 みんなからそのやり方を批判されて呆れられているのに、まだキム・ギジュは宮廷に居座っていて驚き。てっきり、姿を消すと思っていたら、まだ挽回できると思っているみたいで、なかなかしぶといですね。しかも、テスを英祖暗殺の疑いで捕らえて難を逃れようと画策してます。中途半端に悪知恵があるのが、いけません。
 もちろん、テスの危機を救うのは、イ・サン!と思いきや。意外にも、ホン・グギョンに近づいたのは、英祖その人でした。しかも、表だってホン・グギョンを再登用するのではなく、隠密のような立場で彼を動かすとは、長年王の座にいるだけのことはありますね。イ・サンって、けっこうここぞというところで力が出せないんですよね。他のドラマでのイ・サン=正祖は、切れ者すぎて冷たく見えるようなイメージだっただけに、このイ・サン像は新鮮です。

・・・月~金・・・
『ヨメ全盛時代』(第53~57話)★★★ 
 すったもんだしながらも、ミジンとミスンがヨメ同士タッグを組んで仲よくしていると、ドラマを見るのも楽しくなります。ダンス教室に行ったり、キャバレーに遊びに行ったり。しかも、そこにボクスとお父さんまで現れて、他のお客と乱闘になって家族総出で警察にお世話になるところなんて、おかしくって、おかしくって。相変わらず、ボクスが古くさい頭で、妻のことも母のことも表面的にしか見ていないのが分かって腹はたちますが、ミジンのうるささが気にならない週でした。喧嘩も本気だけれど、相手のためなら全力でぶつかるところがミジンの可愛らしさなんですよね。こうやって、家族って相手を受け入れ合っていくのかな。
 それを見届けるように、あの元気いっぱいに見えたおばあちゃんが亡くなってしまいました。けっして仲良しの嫁姑ではなかったのに、おばあちゃんとミスンが語り合う場面は、泣けてきました。仲がいいだけじゃない絆というのも、家族にはあるのかもしれませんね。おばあちゃんには、もっともっと元気でいてほしかったです。

2010年2月 8日 (月)

子vs親~『止められない結婚 劇場版』

止められない結婚 劇場版 2007年 韓国
 監督:キム・ソンウク
 出演:ユジン、ハ・ソクチン、キム・スミ、イム・チェム

 タイトルに劇場版とあるように、この作品は後にテレビドラマにリメイクされている。

 長ーいテレビのホームドラマは、微に入り細をうがつ展開を見ているうちに嫌気がさして、結局ドラマそのものを楽しめずに終わってしまうことがたびたび。家庭問題の最たるものである結婚問題が描かれることが多いが、学歴に、家柄、実家の経済力に、親の職業や、きょうだいのこと、仕事の格にあれやこれやと、王族や貴族でもあるまいにというくらいに条件をクリアしていかなければいけないようなお話の展開は、それがドラマに起伏をつけるものと分かっていても、見ているだけで疲れてくる。
 この作品も、ドラマ版を映画にアレンジしただけに、同じような題材が盛り込まれているけれど、2時間少々という短い時間の制約があるぶん、すっきりまとまって、思っていた以上に面白く見られた。

 若い二人の出会いから結婚までと、自分たちの意に沿わない結婚をなんとか思いとどまらせようとする双方の親たちとのドタバタ劇。笑いの中にも、親たちが子どもたちに向けるまなざしが温かくて、ぐっとくるものがある。
 特に、キベク青年の母のおもしろさは、演じるキム・スミの個性によるところもあって、とっても魅力的。滑稽な成金マダムっぷりで大いに笑わせてくれる前半もキュートだけれど、なんといっても彼女が裸一貫から逞しく生きてきた過去が語られる後半は、すっかり他の人たちが霞んでしまうほどに強い印象が残る。彼女が周りからなんと言われようと、母として子どもたちを守ってきたという矜恃あふれる姿は、母なるものの大きさに圧倒される。

 惜しみない愛情を注がれ、受け取った愛情をまた次の世代に引き継いでゆけるのが、結婚という“縁”なのかもしれない。そう思わせてくれるものが、きちんと描かれている作品だからこそ、結婚騒動も楽しんで見られた。

 テレビの韓国ドラマをあまり見ていない人には、少し地味で、面白みに乏しい映画かもしれないけれど、濃厚な韓国ホームドラマに食傷気味の自分には、十二分に面白かった。

2010年2月 7日 (日)

今週の韓ドラ’10(1/30~2/5)

 まだまだ寒い日が続いていますが、ここ最近、むしょうに旅行に行きたい病にかられています。台湾映画や、香港映画を続けて見たせいで、むくむくと中華圏渇望症が出てきたみたいです。すぐに行くことはできないので、ガイドブックを見ては旅行コースを考えて、日程を考えて、あれを食べてと夢想してます。
★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『美賊イルジメ伝』(第17話)★★★   
 なんか、もうイルジメの行動は理解不能です。義賊というよりも、八つ当たりとか憂さ晴らしに近い感じがするって言ったら怒られるかな。行動に一貫性がないというか、場当たり的というか。彼に目をつけられるのも、運次第って感じで、いくら悪人とはいえ相手の人もお気の毒としかいいようなし。
 一話完結でもないし、物語がつながって収束していく爽快感もないし。見たいとも、見たくないとも決めかねてます。ま、あと少しなので、最後までは見ると思いますが。

・・・火・・・
『イルジメ』(第18話)★★★★★
 イルジメをめぐる二人の女性、ボンスンとウンチェが目立った回でした。ウンチェとのロマンスは、身分の差を越える思い切りがないのですが、それがこの作品には合っている気がします。イ・ギョムのままであれば、二人は良縁を結ぶことができただろうと、叶わぬ夢を思い描くことで、現実とは別世界をそこに描き出しているように見えます。そういう意味で、ウンチェは天女のような存在だからこそ汚れなくいられる唯一の存在なのです。
 そして、ボンスンのヨンへの思いが伝わる場面は、梅の木の下でしたね。いっしょに生きようと言われながらも、コンガルへの復讐心を捨てきれずにいるボンスンが見ていて辛いですね。いっそ恨みを忘れて、幸せに暮らせたらどんなにいいだろうと思うと、泣けてきます。
 物語も佳境に入り、刀に刻まれた紋様が宮殿にあることを突き止めるヨンの、一挙手一投足から、目が離せません。

・・・水・・・
『トリプル』(第2話)★★★
 ファルとスインって、別居している夫婦という設定だったんですね~。びっくり。親にも、へユンやヒョンテにも全然伝えていないんですね。報告する前に別居したっていうことなのかな。スインもファルとよりを戻すために帰国したようだし、彼女へのファルの態度からしてもまだまだ未練があるみたいですね。でも、ヒョンテもスインに一目惚れみたいなので、早くも波乱の予感ですね。
 でもそれより、ファルとハルの兄妹コンビに目がくぎ付けでした。「汗かいてる」といって無防備にファルの汗をぬぐおうとするハルの姿は、兄と妹なんだけど妙に見ていてドキドキ。家においてほしいと頼むハルが、自分のせいでファルの父と自分の母が亡くなったと涙ながらに話し始めたときのファルの心揺れる様。この場面のファルはほとんどなにも言わず、しかも横顔ばっかりのショットなんですが、それでも彼の気持ちが痛いほど分かる画面になっていて、イ・ジョンジェはやっぱり巧いなぁと感心しきりでした。
 でも一番よかったのは、やはりファルが1年だけハルの同居を許すという車中での場面。く~~~~っ、ハルかわいいし、ぶっきらぼうだけど、ふっと優しいファルがかっこいい♪

・・・木・・・
『善徳女王』(第15話)★★★
 トンマンとキム・ユシンに、すっかり騙されました。部下であるトンマンをそんなに信じられないとは、ユシンも器の小さいやつだなんて思っていた自分がお馬鹿でした。ま、かのミシルでさえ見抜けなかったんだから、当然ですかね。
 気になるのは、チルソクです。ソファの身の上をミシルに隠してまで彼女を連れ歩くのは、彼女に特別な思いがあるからなんでしょうか。追い回しているうちに情がうつったのか、孤独な追跡の中で彼女に安らぎを感じているのか。どちらにしても、このまま無事に終わりそうにないけれど、チルソクには宮廷のゴタゴタから離れて穏やかに過ごしてほしい気がします。
 ソファは、どうしても『ヨメ全盛時代』のボクナムのイメージが強くて、なんだか違和感。
BSフジの吹き替え版で見ているんですが、トンマンの声が役のイメージにも合っているし、イ・ヨウォンの周りの空気と微妙にずれている感じのする演技にも合っていて、おそろしいほどです。

『拝啓、ご両親様』(第1話)★★★
 落ち着いた雰囲気の始まり方でした。とはいえ、それぞれの登場人物たちの描かれ方は、みんなが問題を抱えているようで、けっこう皮肉な描き方でした。幸せそうな家族が抱える、家庭の問題がこれから出てくるのでしょうが、それをにぎにぎしく大げさに見せていないところは、安心して見られそうな予感です。
 激しい母親役も多いキム・ヘスクが、明るくかわいいお母さんなのも、楽しみです。
そうそう、『ヨメ全盛時代』ではすれ違う夫婦を演じているソン・ソンミとチャン・ヒョンソンが、恋人同士で出演してます。ソン・ソンミはこういう明るいお嬢さんのほうがいいですね。
  週1回放送だけど、68話もあるみたいですが、おもしろく見られますように。 

・・・金・・・
『龍の涙』(第65話★★★
 バンウォン、仮病から復活で、彼亡き後をもくろんでいた人たちも、そうでない人たちも仰天の回でした。今にも死にそうだと言われていた人が、元気に現れて一番にしたことが、バンウォンに矢を放った者たちを功臣たちの前で八つ裂きの刑に処したのですから、もうみんな震え上がってます。特に気の弱い王様なんて、怯えきっていて気の毒なほど。上王イ・ソンゲをも宮殿にとじこめているし、あぁどこまで怖い人なんでしょう。
 「共に闘った革命の徒ですら、信じられない」と嘆くバンウォンですが、それはお互い様でしょうに。人を信じられないんだから、相手も彼を信じるはずもないでしょうにね。イ・スクポンも、こんな彼についてしまってすっかり面白みがなくなって、恐ろしい切れ者に成り下がってつくづく残念。もう、ねちねちと周りをいじめずに、さっさと王位に就いてしまえばいいのにとすら思ってしまいます。

・・・日・・・
『イ・サン』(第26話)★★★
 やはりやってくれましたよ、キム・ギジュ。あれだけ周囲に止められたのに、独断決行して失敗。王妃の逆鱗に触れるだけじゃなく、ファワンにも大ケガをさせて怒りを買っているし、本当になにをしているんだか。王も当然ながら怒り心頭ですし、使えないな。
 ホン・グギョンの活躍もですが、テスがとっさの判断で銃を放ったことで、大惨事を免れました。いや、テスってば密かにかっこいいですね。しかも、褒美を出そうというイ・サンたちに、自分は指示に従っただけで、ホン・グギョンの功績だと話す愚直さがまた彼らしいです。ちょっとくらい大げさに言って、金一封くらいもらってもいいのに、いい男ですね~。
 大変な事件の舞台になったナレイの儀式ですが、華やかな歌や舞に、夜空を彩る花火が美しかったです。

・・・月~金・・・
『ホジュン』(第64~65(最終)話)★★★
 王の崩御後、遠島になりながらも東医宝鑑を完成させたホ・ジュンは、ついに都に戻ることができました。いったい何年たっているんだかというくらい老いてますが、彼は臨床よりも、こういう研究のほうが向いている気がしていたので、幸せそうに見えましたね。宮廷医に戻って欲しいという願いを辞退し、巷間で医員として生きることを選び、最後は疫病に罹って亡くなるという、あっけないほどの最期でしたが、いかにもホ・ジュンらしかったです。
 もちろん、宮廷に入ったことで念願だった両班の身分も得たし、栄華も味わったでしょうが、彼のやりたかったことは宮廷よりも、民間向きなんじゃないかと思いが抜けなかったので、いい締めくくりのように見えました。
 医員としての成長譚のほうに興味があったので、宮廷に入ってからより、ユ・ウィテのもとで医学修行をしているところのほうが楽しく見られました。だから、途中からホ・ジュンが、なにかと心医を口にし、患者が患者がというふうになってからは、私的にはトーンダウンでした。でも、イェジンやダヒ、恭嬪など女性たちが魅力的だったぶん、飽きずに見られました。

『ヨメ全盛時代』(第48~52話)★★★ 
 ミジンが出産や仕事をめぐって、またまたミスンと大バトル。かなりこじれてましたね。それを解決したのは、結局ボクスの退職問題。業績不振が深刻になって、自分から辞めることにしたみたいですが、それをミジンにも相談できなかったのは少しかわいそうでしたね。ただ、この嫁姑バトル、どっちにも思い入れはないんですよね。気持ち的には、ミジンの言うように仕事を大切にしたいから、女は子どもを産むことが一番って頭ごなしに言われると腹もたつし、悔しいんですが、でもなぜかミジンを応援したい気持ちは湧いてきません。その気持ちを、一から十までボクスにがなり立てているから、それでいいじゃないって思っちゃうのかな?それに、ミジンがそんなに仕事が大事っていうふうに見えないのもネックですかね。
 ボクナムの方も大変ですが、こっちはイヌが徹底的に妻の味方だから大丈夫みたい。イヌ母も、もう少し穏やかに話した方が楽でしょうにね。
 あと気になるのは、おばあちゃんですよ。夜中に突然ご飯を食べたり、洗濯させたり。ずっと具合が悪かっただけに、大丈夫かしらん?おばあちゃんが、もっと活躍してほしいのにな。

2010年2月 1日 (月)

贅沢な読み物

中華電影データブック 完全保存版

 いくつか本屋さんをめぐったものの見つからなかったので、bk1で購入しました。

 待ちに待った『中華電影データブック 完全保存版』!届いた現物を見て、びっくり。1997年に出たものは、キネマ旬報が少し分厚くなったものだったので、それに似たものを想像していたら、カバー付きの立派な装丁で、しかも分厚い。思わず、キャーキャー言いながら、ひとしきりはしゃぎました。

 ページを開いてみると、中華電影ファンならおなじみのお歴々による、巻頭コラム。映画スチールがカラーでふんだんにちりばめられた、見た目にも豪華、読んでも満足。のっけから、気合いが入っているなと感心するし、嬉しくなるしで、これだけですでに買ったかいがあったというものです。

 「中華電影人物録」も、さらっと見るだけにしようと思ったら、ついつい面白くて気づけば女性スターのページを読破。
 さらに、「中華電影作品録」から見たことのある作品を数えたら、ざっと250本くらいありましたわ~。見たことすら忘れているものもあったし、物語をまったく覚えていないものもずいぶんありますが、反対に場面のいくつかがすっと映像になって浮かぶものも多くありました。
 ちょうど香港映画にはまって、毎日、毎日香港映画ばかりをビデオレンタルしていたのが、ちょうど97年ころ。まさにそのときに発売された『中華電影データブック』は、当時のバイブル的存在で、すりきれるほど、暗記できるほどページをめくったものです。それを見ながら作品名を知り、俳優さんの名前を覚え、まだ見ぬ香港映画との出会いにワクワクしながら過ごしたことを思い出します。

 あれから10年以上。
 香港、台湾、中国映画というくくりは、すでにほとんど意味のないものになりつつあります。中台港=三岸の俳優やスタッフが入りまじって作られる中華電影が主流になりつつあることに、一抹の寂しさを覚えながらも、これからの中華圏映画への期待感もふくらみます。

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