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2010年1月

2010年1月31日 (日)

最近の華ドラ(2010年1月)

 今さらですが、『笑うハナに恋きたる(不良笑花)』のハナの名前は、蒋小花(ジャン・シャオファ)。ジョークを言う、笑い話をするという意味の「講笑話(ジャン シャオファ)」と同じ発音なんですよね。『敗犬女王』のシュアンは單無雙(ダン・ウーシュアン)。日本風の漢字にすると、単無双なので、意味にすると二つとなく一つだけのものとでもいった感じでしょうか?実際には「小花」とか、「無双」はありえないものかもしれないけれど、名前で主人公の性格や状況が表現できるのも、漢字圏ドラマならでは。

敗犬女王/原題:敗犬女王(11~17集)
 ルーカスの恋の顛末が語られます。彼が大事にしている鉢植えのことや、亡くなった恋人のことなどなど。ただ、この恋人が亡くなるあたりのお話は、無理に事故に遭わせようとしているようなぎこちない設定でしたね。悲劇ではあるけれど、女の子の行動も態度にも全然共感できませんでした。恋人を亡くせば感動するだろうみたいな安直が感じがどうしても拭いきれなくて、このあたりは流して見てしまいました。ここを堪えれば、たぶんルーカスはシュアンの気持ちに応えてくれるだろうという一心で、乗り切りました。
 そのとおり、恋人との別れを乗り越え、シュアンが本当に自分のために必死でいてくれることにルーカスが気づいたときは、ちょっとした感動すら。シュアンの想いが届いたことがなにより嬉しいし、二人が喧嘩しながら仲よくしている姿は見るのが好きなので、また楽しくなるぞと思ってました。
 が、なんとシュアンにとって彼氏を紹介する大事な場になる同窓会で、ルーカスがさっそうと王子様のごとく登場したと思ったら、なんと、なんと6年前にシュアンを残して消えた元婚約者が戻ってきましたよ。しかも、シュアンに対してまだ未練たっぷりって感じじゃない?
 どうして6年も音沙汰がないかということが分かっていくんですが、ここもやっぱり納得いかなかった~。婚約発表を前に撮影に出たレスリーが行ったのは、内戦状態のソマリア。撮影中にけがをして2ヵ月も意識不明で、連絡ができなかったのは分かる。気づいてみたら、シュアンから指輪が送り返されてきてショックだったのも、 まあ理解できる。が、彼女に愛想を尽かされたと思い、そのままずっと連絡しないっていうのはどうなのよ!昔みたいに、アフリカから戻るのに何ヶ月もかかるとか、手紙しか連絡手段がないわけでもない現代にですよ、メールも、手紙も、電話もしないというのは、どうなのよ。せめて、別れを切り出されたわけを直接知ろうとしなかったのが解せません。シュアンはともかく、レスリーは彼女の連絡先を知っているのに、と思って見ていたら、もうレスリーのやることなすこと、ムカムカして腹がたって腹がたって血圧が上がりっぱなしでしたわ。ま、助手のクロエのすぐばれそうな嘘が、6年ももったほうが不思議ではありますが。
 それなのに、やっぱりシュアンはまだこの男が好きみたいで、それを察したルーカスが彼女のために協力しようとするんですよ~。あぁ、ルーカスのほうがずっと誠実なのに~~~、とボルテージ上昇中です。 続きが気になります。

笑うハナに恋きたる/原題:不良笑花(15~21(最終)集)
 タムへの気持ちに気づいた小花ですが、それにおさまらないジェイ。前半の温厚で、柔和なジェイとは違う一面に、ちょっと戸惑い気味でした。それに、えっと、言いにくいけれど怒る場面での演技が少々拙いのも、気になりました。まだ、演技の面では発展途上ということでしょうが、怒る演技は一瞬で感情を爆発させることが必要なので難しいのかなという気がします。
 しかも、交通事故に遭ってしばらく意識がもどらないという、もう狙ったような状況になるジェイにイライラさせられつつも、最後はちゃんと優しいジェイに戻ってくれたので一安心。
 なので、興味はもっぱら小花の出生についてのほうに傾きました。なんだか無理のある設定とはいえ、小花が自分の子どもだと分かってからのアン=ジェイ母の揺れがなかなか切なかったです。これがいつ小花に知れてしまうのかと思いきや、事実を知った人たちは彼女のためを思い、最後まで事実を伝えないんですね。うん、こういうのもありだと思いました。彼らなら、もしもこれから先で小花が本当のことを知りたいと思ったら、きっと最善の形で彼女に真実を伝えてくれそうな気がしますもんね。
 最後は、このドラマらしくちゃんとハッピーエンド。
 最終話の3分の1くらいは回想シーンだったような感じですが、それもまた善。
 タムと小花の出会いや、二人のやりとりは回想シーンで見ても、おかしくて、かわいくて笑いっぱなしでした。小花の超個性的な魅力も、口は悪くてつっけんどんだけど、実は優しいタムも、回を追うごとにどんどん好きになりました。そして、周りの人たちが、いろいろありながらも、根がいい人たちばかりなのもよかったです。やっぱり、あんまりあくどい人が出てくると、見ていて疲れますもんね。
 最高に面白いというわけではないけれど、楽しい気分で見られる、いいドラマでした。

 最良の味わいで画面を和ませてくれた小花のおばあちゃんを演じた文英(ウェン・イン)さんですが、昨年の8月に病気で亡くなられたそうです。合掌。

桃花タイフーン/原題:桃花小妹(1~4集)
 新しく始まった台湾ドラマ。新作ドラマをほとんどチェックしていないので、いつもどおり予備知識ゼロです。
 原作は日本の同名コミック。6人兄弟の末っ子で唯一の女の子ゆえ、兄たちから溺愛される桃花は、ある日近所に住む大学生に一目惚れ。並はずれたシスコンの兄たちの強すぎる愛情の網をかいくぐって、彼との恋を成就させることができるのか?といったところかな。

田中桃花[陳桃花]・・・王心凌(シンディ・ワン)
田中起[陳起]・・・・・・・朱孝天(ケン・チュウ)
田中承[陳承]・・・・・・・藍鈞天(ギャビー・ラン)
田中転[陳轉]・・・・・・・丁春誠(ディン・チュンチェン)
田中結[陳合]・・・・・・・高以翔(カオ・イーシャン)
田中余一[陳餘一]・・・黄靖倫(ホァン・ジンルン)
岡村史朗[史朗]・・・・・汪東城(ジロー)
山野岳[薜志強]・・・・・辰亦儒(ケルビン)

 けっこう豪華メンバーです。飛輪海のケルビンも出ているようですが、4話目までではその影もなし。しかし、そのケルビンの役名だけが、日本名とかけ離れた純台湾風の名前なのはなぜ?
 桃花のイケメン兄4人は、確かにかっこいいけれど、それより弱っちくて、情けない空気たっぷりの余一が気になります。

2010年1月30日 (土)

今週の韓ドラ’10(1/23~1/29)

 今BSで放送されている韓国ドラマで再放送も含めて、見ていない(見たことのない)のは以下のとおり。

女人天下、  恋愛結婚、大王世宗、人魚姫、淵蓋蘇文、冬鳥、エデンの東、花より男子、糟糠の妻クラブ、恋人、チング~愛と友情の絆、新入社員、青春の罠、ザ・スリングショット、このろくでなしの愛

 この中で、見ようかどうしようか迷ったのは、他の方の評価を聞いて興味があった『大王世宗』と『ザ・スリングショット』の2本。『大王~』は、毎日放送が増えてしまうのと、『ホジュン』と再放送時間が重なってしまったので断念。『ザ・~』は、ぎりぎりまで悩んだんですが、復讐劇というのにのれないことが多いので、今回は見送りです。
 『チング』映画版を劇場で見て、チャン・ドンゴンの制服姿に衝撃を受けましたが、ドラマではキム・ミンジュンが制服のようですね。いやぁ、韓国ドラマって無謀なことしますね(笑)
★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『美賊イルジメ伝』(第16話)★★★   
 え、え~っと思わず巻き戻ししてまで確認した、ウォルヒの行動。義賊はやめていっしょにいようという彼女の説得も、イルジメには効かないのねと思っていたら、いきなり窓から飛び降りちゃいました。もう、驚いたのなんの。斜面を転がり落ちて倒れてましたが、たぶん、あの謎の人が助けてくれてるよね?イルジメの美貌は女性の人生を狂わせますね。魔性の女ならぬ、魔性の男子?ほんと、ウォルヒの言うように、幸せな家庭を築くことはどうしてもダメなのかな。
 気が付けば、お話はすでに16話。どこに落ち着くのか、これだけ見てきてもよく分からない、不思議な作品です。

・・・火・・・
『イルジメ』(第17話)★★★★★
 いろんなことが一気に分かる回で、切なさが振り切れるほど。
いちばんは、やはりセドルの死です。最後の最期まで彼らしかったですね。「かわいそうな、俺の息子たち……」という、なんでもない一言に大きすぎるほどの愛情がこもっていると思うと、今こうして書いているだけで泣けてきました。イ・ウォノにまつわるタン、チャドル、ヨンを家族として愛し続けたセドルは、イ・ウォノとは違う形ですが、彼にかわって父として、夫として人生をまっとうしたのかなという気もします。
 そして、コンガルの過去が、とうとうボンスンに知られてしまいます。こちらも、前者に負けず劣らず切ない。セドルもそうですが、実の子以上に大切に思う子どもの、本当の親きょうだいの死に自らが少なからず関わってしまったことを明かせないまま暮らすことの息苦しさは想像以上でしょう。ヨンやボンスン、そしてチャドルたち子ども世代の思いよりも、自分も年をとってきたせいか親の気持ちのほうを思ってしまいますね。

・・・水・・・
『トリプル』(第1話)★★★
 まだまだ導入部分で、イ・ジョンジェ、イ・ソンギュン、ユン・ゲサンが演じるのは、同じ広告代理店に勤務する同僚で、友だち同士。しかも、男3人暮らし。そこに、イ・ジョンジェ演じるファルの妹ハルが、ソウルでスケートをするためにやってくるというところまでのお話でした。
 イ・ジョンジェ演じるファルは、今までよりもずっと等身大の普通の青年役みたいで、これからどんな面が見られるのか楽しみ。ただ、場面によって髪型がちょっと変なのが気になりますわ。それよりも、イ・ソンギュン演じるへユンの、ちょっと軽い感じがよかったです。ドラマでは温厚で真面目な役が多いだけに、このちょっと八方美人的な明るい役はおもしろそう。ユン・ゲサンはヒョンテという名前なのね。1話目では、まだあんまり目立ったところがないけど、クマのぬいぐるみを抱えてたり、お風呂でコピーを書いたり、ちょっと不思議な感じで2話以降に期待です。
 でも、主役はハル?独特の声と話し方がかわいい♪ふりふりした可愛らしさではなく、予想外の行動を見せる突拍子のない雰囲気の女の子です。男性陣もですが、やっぱりいろんな意味で愛すべき女性がいるドラマでないと盛り上がれません。

・・・木・・・
『善徳女王』(第14話)★★★
 冒頭からいきなり驚きました。まさか、あの状況でチルソクとソファが生きていたことも、さらに再びトンマンの前に現れたことも、予想だにしていませんでした。
 そして、ミシルの神通力の源がなにかが分かりました。現代人からすると「なんだ、そんなことか」というものですが、確かに天気予報もない、天文学的な知識も普及していない中にあっては、“暦本”というものは魔法の書のようなものだったのでしょうね。インドと中国という、当時としては最先端であろう二つの力を手にしたミシルは、まさに怖い者なし。彼女の力の秘密を知ろうとするなら、それが息子や夫であっても決して許さないミシルは、久しぶりに震え上がるほど怖かった~。でも、やはりかっこいい!惚れ直しました。

・・・金・・・
『龍の涙』(第64話★★★
 もう、バンウォンの怖さに背筋が凍りっぱなしでした。反バンウォン派に襲われても、ただでは起きないところは立派かもしれないけれど、危篤を装って不穏分子をあぶり出そうとするその根性、ますます嫌いになりました。もう、ここまでいくと気持ちよく嫌悪できますね。人払いをした途端、御典医にすごんでみせる姿は、王族というよりその筋の人。あぁ、怖い、怖い。
 彼の策略にのせられて、一体どれだけの人がボロを出してしまうんでしょうね。
 さらに、バンウォン危篤の知らせを聞いたイ・ソンゲは、なんと王にバンウォン殺害を命じます。実の息子を殺せと命じるほどに、前王の心は引き裂かれていたとは。バンウォンがこれを知ったら、また怒り狂うのか、それともこれほどに父を痛めつけたことを思い知るのか。

・・・日・・・
『イ・サン』(第25話)★★★
 王妃兄のキム・ギジュによるイ・サン暗殺計画は、あっという間に周囲にだだ漏れ。王妃の言うように、やることがぞんざいすぎです。王妃も、もっと良い人材はいなかったんでしょうかね?しかし、このあたりの王妃、ファワン&チョン・フギョム、対するホン・グギョン勢のかけひきは、ねっとりとして面白いです。当のイ・サンは、謎の老人とのお勉強が楽しくて、落ちこぼれ両班ごっこに勤しんでいるのが、お気楽そうでいいですね。民の生活に触れるのも大事ですが、実際に見たり触れたりしなくとも推し量れるのが統治者の力量ともいえるわけで、やんごとなき天子様ならば、これくらいでいいと思います。
 ホン・グギョンが暗殺計画を探るために手に入れた、儀式の席順画。細かく描かれているのに、王だけは外側の輪郭線だけでした。『風の絵師』でも王の肖像画について事細かな制約や、扱いの規則がありましたが、どんな画であっても王の姿は描かなかったんでしょうかね。

・・・月~金・・・
『ホジュン』(第59~63話)★★★
 戦火の混乱で、ドジもホ・ジュンも身の危険にさらされますが、なんとか事なきを得ました。なんといっても、ドジが王子を救えず処刑にすらなりかねないところをホ・ジュンに救われ、やっと改心したみたいです。ここまで、長かったわ。それにしても、王や重臣たちは逃げるばかりで、全然先のことも考えていないように見えますね。行く先々で病気になって、挙げ句に治せないといって医官たちまで処分しようとするし。倭人が攻めてきたことは彼らの責任じゃないにしても、こういう朝廷をいただく民は不幸です。このときの太子である光海君が廃された後が、『イルジメ』の時代になるわけですが、それも自然の成り行きだったと思えてきます。
 その後、一気に10年くらいが経ったようで、ホ・ジュンたちの髭や頭に白いものが目立っていてびっくり。が、倭国の侵攻を許したときの重臣たちが、そっくりそのまま残っていることにびっくり。いくら倭軍が敗走したとはいえ、あのときの無政策ぶりからしたら、人事一掃が必要でしょう。おまけに王の臨終にあたっても、政権争いしか眼中にない奸臣ぶり。御医になって年をとったせいか、ホ・ジュンもここにきてやっとのことで貫禄が出てきて、置かれた立場は不安定ですが、彼の堂々とした態度を安心して見られました。
 でも、王が亡くなったら医官が責任をとって処刑されたり、流刑になったりするのが慣例なんて、あまりに理不尽。

『ヨメ全盛時代』(第43~47話)★★★ 
 ボクナムとイヌ、やっと結婚までこぎつけましたね。やはり、おばあちゃんの鶴の一声が決定打。おばあちゃんは、二人の結婚が世間的に受け入れがたいものだと承知しながらも、イヌやボクナムがお互いに抱く気持ちを思って大決断をしてくれたんですよね。やみくもに反対する他の人たちに比べて、なんて立派なの。初めて、二人の気持ちを一番に考えてくれたのが、自分のことみたいに嬉しかったです。
 だけど、二人の新婚生活大丈夫ですかね?ボクナムも、子どもじゃないんだから……。
今週分でいちばんすっきりしたのは、イヌがボクスに「妻を大事にしろ」と言ったこと。あ~、すっきり!自分は長男だから、どうしようもないと言って結局なんにもしないボクスは大嫌いなので、イヌに大賛成。ミジンもいちいちうるさいところは苦手なんですが、それに対するボクスの工夫のなさがいちばんいやなんです。腹を括って自分の態度をきちんとせんかい!
 スヒョンとギハのほうは、だんだん見ているのが辛くなってきました。スヒョンはギハに対して、楽しくおしゃべりしたり、話を聞いてもらったりしたかったので、不倫してでも手に入れたいということじゃないみたい。彼女の気持ちは、分かる、よく分かるんだけど、あともう少し自分一人でもやっていくぞ、みたいな気概が彼女にもあるといいのに。

2010年1月23日 (土)

今週の韓ドラ’10(1/16~1/22)

 水曜日に放送していた『ベートーベン・ウィルス』が終わり、来週から『トリプル』が始まります。いやぁ、こんなに早く見られると思ってなかったので、嬉しいですね~。
さほどいい評判を聞かないけれど、いいんです。
だって、イ・ジョンジェに、ユン・ゲサン、イ・ソンギュン、イ・ハナと好きな役者さんそろい踏みなんです。物語がよければいいけれど、そうでなくとも楽しめそうです。 
★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『美賊イルジメ伝』(第15話)★★★   
 イルジメを騙る輩を捕らえるため、なぜか妓房に泊まり込むイルジメ。なんかこのあたりは、ペンメとの悲しい再会をさせるためだけに妓房にいるような感じですね。それとも、妓房はサロン的な役割を果たし、裏社会にもすぐに噂が流れるとか?
 ここまで見ても、やっぱりイルジメが義賊イルジメでなければならない理由がよく分かりません。すっぱりと足を洗って、ウォルヒとつましく暮らすという道はないのかしらん。見ている限り、彼が引き返せないほどの理由があるように見えないのです。
 ただ、ペンメがやっとジャミョンを受け入れてくれたのは良かった。執念……いや、純愛が実りましたね。

・・・火・・・
『イルジメ』(第14~16話)★★★★★
 ヨンがイルジメとして真相に近づけば近づくほど、周りの人たちとの絆が強まり、盛り上がるぶん、切なさも天井知らずに上がっていきます。セドルがついに、ヨンこそがイルジメであることを知るのですが、彼は決してそれを正面切って問いただしたりしません。息子が胸に秘めた思いを察して、陰で涙を流してやるセドルは、やはり最高の父親です。情愛が深いからこそ、サドルもヨンも相手を思いやって笑いあうことを選んでいる。いやぁ、やはり毎回、毎回、滂沱の涙です。
 そして、シフも自分の出自を知りましたね。彼の役柄は、いわゆる敵役ですから、タンやセドルが彼のためにしたことを自分への愛情だと思い切れず、その負の気持ちを糧に動く役回りだけに、また彼が愛おしいんです。あぁ、親子って、家族ってすごいなと、このドラマを見るといつも思えてきます。

・・・水・・・
『ベートーベン・ウィルス』(第18(最終)話)★★★
 あらら、なんだか最終話はものすごーくあっさり終わっちゃいました。もう一ひねりあるのかと思ったら、すんなり終わりましたが、ルミとカン・マエの別れにはちょっと鼻の奥がツンとなりました。カン・マエにも恋愛はして欲しいとは思うけれど、ルミとの関係はこれでよかったのかな。
 お話の筋立ては、正直なところ苦手でした。ルミを始めとしたマウス・フィルの面々が、どうしたいのか中途半端で、世界的な指揮者カン・マエをいただくのなら、もっともっと貪欲になって欲しかったです。優しいというより、緩い感じが否めなかった。あと、途中で気づいてしまったのですが、どうも私チャン・グンソクと相性がよくないみたいです。『快刀ホン・ギルドン』も『ファン・ジニ』も、彼の役が苦手だったんですよね……。あ、でもカン・マエとの師弟愛はよかったです。
 でも、それなりに楽しめたのは、言うまでもなくカン・マエの魅力です。もう、最高!口が悪いことも、プライドが高いことも、協調性がないことも最高レベルで、いわば超の付く変人というか、偏屈というか。でも、彼のすごいところはそれを卑下したり、変に悲劇の主人公にならず、あえて孤独も周囲との隔絶をもちゃんと受け入れているところ。そこに彼の醸し出す愛らしさがあって、本当に毎週彼の言動を見るのが楽しみでした。もっというなら、お話はどうあれ、カン・マエさえ登場すればそれで満足でした。キム・ミョンミンの演技力と、カン・マエの人物造形があいまって最高の人物でした。
ビバ、カン・マエ!

・・・木・・・
『善徳女王』(第13話)★★★
 キム・ソヒョンの狙撃犯であるというトンマンへの疑いも晴れ、トンマンとユシンはチョンミョンを助け、ミシルが強大な力を持つに至った源を探り始めます。王を守り、その色香で王を魅了したのかと思ったら、もっとなにか違うものがあったんですね。さらに、彼女の初恋の話も登場して、あっという間の1時間でした。出てくるもの、登場するものどれもが謎めいていて、ほんと面白かった~。
 感動的だったのは、チョンミョンが王女の身分をトンマンに明かす場面です。ミシルから王権を取り戻したらどうするのかという、トンマンの問いに、「不可能ななにかを探して、自分の力で成し遂げる」と宣言するチョンミョン。凛々しく、強い女性の輝きに充ち満ちていました。いつか、トンマンと双子の姉妹であることが分かったときには、もっともっと二人が繋がりあうのかと思うと、今からワクワクします。

・・・金・・・
『龍の涙』(第63話★★★
 今さらではありますが、誰が王様なんだか分かりません。なにごとも、バンウォンにお伺いがたてられ、王は弟の反応ばかり気にしてびくびくしているし。有力な家臣であるイ・ゴイ親子にかけられた嫌疑は晴れ、それに乗じて王の側にすりよった功臣の一人が流刑にされましたが、これがまたしても格好の見せしめになった形。ちょっとでも不穏な動きを見せたり、意に反する行動をとったら過去の功績や、有力な縁戚関係にかかわらず厳罰に処すということを示すことで、ますますバンウォンの思い通りになっていくさまに背筋が凍る思いです。
 圧倒的な力を持つものが頂点にいるときに、どういう態度で過ごしていくのが賢明なんでしょうね?目立たぬよう息を潜めてやり過ごすくらいしか思いつかないようじゃ、だめなんだろうな。

・・・日・・・
『イ・サン』(第24話)★★★
 政争まっただ中よりも、こういう中休み的な回のほうがなぜか面白いこのドラマ。
摂政の任を解かれたおかげで、イ・サンも自由に見聞を広められ、市井の人びとの中にあって生き生きしていますね。ホン・グギョンも、相変わらず飄々とはしていますが、宮廷に戻ることを諦めているわけではないようで、一安心。
 それにしても、王妃の兄、大丈夫でしょうか?宮中で開かれる盛大な年末行事を利用し、イ・サンを暗殺しようとしているようですが、なにか企んでいるのが誰の目にもバレバレなのに、本人は気づいているのかしらん?火薬を持っているいるところもイ・サンに見つかって、先が思いやられますな。

・・・月~金・・・
『ホジュン』(第54~58話)★★★
 ホ・ジュンに栄華をもたらした恭嬪が、あっけなく亡くなってしまいました。王の寵愛も過去のものになり、幼い王子たちを残して逝く寂しい最期。いつも思いますが、王宮で幸せな生涯を終えることは、本当に難しそうです。
 しかし、ホ・ジュンって宮仕えのはずなのに、薬草とりに出かけたり、お役目を命じられると「それはちょっと……」なんていつも快諾しないし、医書を編纂したいと希望を言ったり、けっこう仕事を自分で選んでますよね。王様の覚えがめでたいとはいえ、わざわざ宮医でなくてもできそうなことばかり好んでしますよね~。ま、御医になって、両班格の身分を与えられ、当初の目的は達したのでいいのかな。
 そして、降って湧いたような戦への突入。倭人が攻めてきて、都じゅうに戦火があがっているというのに、ホ・ジュンが一番に心配したのが医書とは。心医になるんじゃなかったんかい!家族のことも忘れて医書を気にしている彼を見ていると、情けなくなってきました。せめて、誰かを使いにやって家族を先に逃がすとか、無事を知らせるとか、いくらでもやりようはあるでしょうに。命あっての物種というのに。周りの人を危険にさらすし、サンファまで亡くなるし、状況判断できないホ・ジュンにかなりイラッとしました。

『ヨメ全盛時代』(第38~42話)★★★ 
 ボクナムとイヌの恋愛が周りに知られてしまい、一気に悲恋ムード。親戚同士での結婚は御法度というのは分かるけれど、ボクスとミジンが結婚を決める前から二人は知り合いだったんだし、早い者勝ちみたいな理由であそこまで頑なに反対されるのがかわいそうで、切ない気分になりました。お父さん、お母さんはまだしも、ボクスまで「かわいい妹が」とか言ってミジンに怒鳴ってます。もう、本当にボクスっていつどこでもイラッとさせるわ~。自分から周りをなだめて回ったり、間をとりもつってことをしない男よね。誰かに同調して怒鳴ったり、わめいたり。ミジンがぎゃーぎゃー言っても、その場だけ収めて終わりだから、頼りになりません。
 頼みの綱のボクナムが、周囲を悲しませたくないと弱気になっているのが残念。ボクナムの気持ちを大事にしてくれるゆえの反対じゃないのにねぇ。ボクナムが、ここで奮起するとちょっと状況が変わる気もするんですけどね。だめもとで、おばあちゃんに直談判してみるってどうでしょう?あ~、心配。
 スヒョン夫婦はもう険悪の極みです。ギハとこれ見よがしにレストランではしゃいだり、会社でミジンに嫌味を言ったりして、けっこう嫌な女になってきました。離婚を切り出したのは、よくぞ言ったという感じですが、ギハがついに彼女の夫=妹の元夫という事実を知ってしまって、またドロドロしそう。今まで知らなかったのね。

2010年1月21日 (木)

海角七号覚書

 『海角七号』に登場する主だった人たちは、友子以外は台湾の人たちですが、その中にさまざまな言葉と民族が入りまじっているのが、まさに台湾の現実そのもの。彼らが主に使う言語と、民族をざっとまとめてみると、下のようになります。

台湾語(たぶん漢族) →→ 阿嘉、水蛙、大大、茂伯
台湾語(原住民=魯凱(ルカイ)族) →→ 勞馬
国語(客家人) →→ 馬拉桑
国語(日本人) →→ 友子

 実際に、彼らを演じている役者さんたちの来歴を見てみたら、役柄以上に入り組んでいるのが、また台湾らしいなと思えます。

 阿嘉を演じた范逸臣(ファン・イーチェン)は、原住民の一つである阿美(アミ)族出身だそうです。原住民のそれぞれの部族(?)にも、固有の言葉があるので、彼も阿美語を話せるとか。
 役柄の設定と同じく原住民出身なのが、勞馬役の民雄(ミンション)。役の上では魯凱(ルカイ)族でしたが、実際は排湾(パイワン)族なんだそうです。
 勞馬がいつもつけている大きな首飾りは、原住民アクセサリーの代表ともいえる、トンボ玉があしらわれています。友子が、バンドメンバーたちに贈ったように、その模様の一つ一つに意味があります。そういえば、友子はあのネックレスを空港の到着ロビーで買ってましたが、実際のお店なら訪台のおりにはぜひ立ち寄りたいです~。

 ちなみに、バイク修理工の水蛙を演じる應蔚民(イン・ウェイミン)も、劇中では台湾語を話していましたが、外省人である彼は台湾語はできないそうです。

 そして、もう一つの言語とも言えるのが、日本語。
 茂伯は日本統治下に生まれ、学校では日本語しか使えなかった世代です。日本語で歌われる「野ばら」は、茂伯が小学校で習ったのかもしれません。彼がそれを淡々と歌うと、なぜかいたたまれないような、申し訳ないような気分にさせられます。母語ではない言葉で子ども時代が代弁されてしまう現実が、台湾には存在することを見せつけられるような思いです。こういうところも、世代を問わずこの作品が受け入れられたところなのかもしれませんね。

 魏徳聖(ウェイ・ダーション)監督の次回作は、霧社事件を扱ったものだそうです。日本ではあまり知られていない史実ですが、泰雅(タイヤル)族による抗日蜂起事件をどう描くのか、興味のあるところです。

※台湾での先住民族の正式な呼称が「原住民」なので、そのまま表記しています。

2010年1月17日 (日)

懐念台湾~『海角七号 君想う、国境の南』

海角七号 君想う、国境の南(原題:海角七號) 2008年・台湾
 監督:魏徳聖(ウェイ・ダーション) 
 出演:范逸臣(ファン・イーチェン)、田中千絵、林暁培(シノ・リン)

海角七号 2枚組特別版(台湾盤) [DVD] 海角七号 映画オリジナルサウンドトラック(台湾盤)

 ありふれた路地裏から、荷物を載せたバイクが走り出す。西門町の喧噪と雑踏を横目に走る道路から、淡水河沿いにひたすらバイクは走り、やがて右手に一面の海が広がる場面から始まる、台湾で『タイタニック』に次ぐ興行成績をあげた作品。

 台湾南部、海辺の小さな町で、日本の歌手を招いてライブが開かれることになる。前座をなんとか地元のバンドでと意気込む議長は、半ば強引にオーディションを開く。ライブまでに地元バンドの体裁を整え、当日は通訳をするよう言われたのは、モデル会社に属しながらも雑用係に甘んじている、日本人の友子。なんとか集まったバンドメンバーは、経歴も、実力もばらばらの寄せ集め。
 音楽の夢破れて故郷にもどり、臨時の郵便配達員をしている阿嘉(あが)も、むりやりバンドに駆り出されるが、友子とぶつかってばかり。果たして、バンドは成功するのか?そして、阿嘉の手元にある宛先不明の60年前の手紙は届けられるのか。

 前半の印象は、とにかく友子がギャンギャンとうるさくて、ほとんど怒鳴っている印象しかない。気が強くて直情的。思ったことがすぐに口をついて出るという性格なんだろうけれど、いかんせん怒り方がさまになっていない。中華圏や韓国の作品には、女性が激しく怒り、気持ちいいほどに怒鳴る場面がよく登場する。瞬間的に感情を爆発させて、それを表に出すことは、日本人には案外難しいのかもしれない。

 他の人たちもおもしろいけれど、ちぐはぐな感じもするし、なにより60年前の手紙による回想部分のノスタルジックな雰囲気が、原題の友子や阿嘉から浮いているようで、途中まではどうしてこの作品がそれほどヒットしたんだろうと思いながら見ていた。

 が、だんだんとみんなの歯車がかみ合い始めると、ふっとした面白さが心地よくなっていく。
 実際にもミュージシャンだという阿嘉を演じる范逸臣(ファン・イーチェン)の、鬱々とした毎日からは想像できない、彼の歌声の強さ。心を開き始めた彼の、ふっとした表情。
意外な音楽の才能を見せる、交通警察官親子に、いつも明るくて、なぜか気になる馬拉桑(まらさん)。ちょっと大人びている、キーボード担当の大大(だーだー)とその母。ドラマーの修理工の純情も捨てがたいし、なによりそこにいるだけで他を霞ませてしまう茂伯の存在感。
 音楽を通じて、彼らが見せる顔がじわじわとしみ入ってくる。

 世界の動きや、経済格差、地球の環境問題や、政治のあれこれとは無縁の、小さくて、ささやかな社会。世界中のどこにでもありそうな珍しくもない毎日が、なぜか町の隣に広がるあの海のように大きく果てしない時の流れを感じさせてくれる。小さな幸せや、悲しみの向こうにしか広い世界は開けない。そんなことを思わせてくれる不思議な後味が残る。

 台湾語に、国語(=普通話)、日本語、英語が混じった台詞。漢族に原住民(※台湾での正式な呼称)、客家人が登場し、日本統治時代を過ごした老人たちと、それを知らない現代の若者たちが混ざりあう、まさに台湾をうつす鏡のような作品は、むしょうに懐かしくて、台湾のむせるような空気が漂ってくるような気がした。

今週の韓ドラ’10(1/9~1/15)

 NHKで始まったドラマ『君たちに明日はない』。原作のファンなので、配役がちょっと気になってましたが、見てみるとこれがけっこう合っていておもしろくて、続けて見ようかなと思ってます。 
★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『美賊イルジメ伝』(第14話)★★★   
 ウォルヒがつかまりハラハラしているときに、イルジメがいじいじ悩んでいたので心配しましたが、救い出されたよかったです。為すすべなく死んでしまったダルの分まで大事にしてあげてほしいです。
 そして、ペンメもついに漢陽にやってきましたが、母子の対面はそれと分からないまま終わってしまいました。ジャミョンの家で彼のために作ったご飯が、とってもおいしそうでしたね~。そして、そのまま姿を消してしまったのは、また去ってしまったんでしょうか?ジャミョン、やっぱりそう簡単には報われないのかしらんね。

・・・火・・・
『イルジメ』(第12話)★★★★★
 12話で、ヨンがコンガルから武術を教わることになりますが、ここの場面が大好きです。イルジメは、決して初めから万能の人だったわけではなく、目的を成し遂げる強い思いのために、できることを一つずつ増やして伝説になったことがよく分かるところです。遊び人で、けんかも弱くて、剣術もできず、特技もなかった彼が変わっていく姿を見るのは、嬉しいけれど、その目的を思うと悲しくもなりますね。悲痛な表情でヨンを見つめるコンガルを見ては、また泣き、ヨンを思って涙するサドルやを見てはまた泣けて。何度見ても、泣けてしまいます。

・・・水・・・
『ベートーベン・ウィルス』(第17話)★★★
 結局、ゴヌたちマウス・フィルの発表の場はなくなりました。カン・マエも新市長の政策見直しで、指揮者から顧問になり体よく左遷状態。でもここで、市響の団員たちが新しい指揮者や、市長の方針に反旗を翻してくれました。カン・マエのやり方に強く反発していた彼らが、すっかりカン・マエマジックに魅了されていた場面を見るのは、爽快でした~。
 そのせいで、新団員募集のため再びオーディションが行われると告知されますが、このオケは常にオーディションしてる気がします。いろんな状況があるとはいえ、ほとんどまともに活動できず、すったもんだの繰り返し。市民だったら怒りますよね。
 ゴヌの方は、最後の舞台になるはずだった演奏会がだめになってすっかり元気をなくしてますが、ここでも主役はやっぱりカン・マエ?ゴヌがないがしろにされたと知り、最高の仕返しをしてくれました。もう、カン・マエにしかできない最高の弟子への愛情は、笑えるのに、ほろりとさせてくれます。

・・・木・・・
『善徳女王』(第11~12話)★★★
 戦と一言で片づけられないような壮絶さに、ただただ圧倒されっぱなしです。息詰まるというよりも、息苦しくなるような展開の連続。生き残るにしろ、命を落とすにしろ、紙一重のところにある危うさが1話分まるまる続くのはしんどいですね。けりがついたときには、トンマンたちが生き延びたことの安堵と、やっと終わってくれたという開放感とでほっとしました。
 同じ息苦しさなら、宮中でミシルとのにらみ合いのほうが見ていて楽しいです。そのミシルは、いつもいつも期待をいい意味で裏切ってくれます。死地に送ったキム・ソヒョンを、何度も生きて戻った天運を持つものとして、違う目で見始めているのです。敵を徹底的に排除するだけでなく、より強いものを引き入れてますます力を増すという潔さに言葉もありません。いやぁ、久しぶりにこんなかっこいい悪女を見せてもらいました。
 トンマン、チョンミョンが王女だということをまだ知らなかったんですね。てっきり、顔を見て気づいているものと思ってました。

・・・金・・・
『龍の涙』(第62話★★★
 倫理観が違うのでよく分かりませんが、父と子が同じ女性、たとえそれが芸妓であっても、関係を持つというのはこんなに大変な醜聞なんですね。
 ことが収まるどころか、ますます拡大し、それぞれの思惑に利用されそうな勢いです。宮中でも、息子を太子にしたい側室が動き始めましたし、バンウォンの耳にも噂が届きまたしても混乱の前兆です。
 あの気の弱そうな王にして、7人も側室がいるというほうが、私としては一番の驚きではありますが。

・・・日・・・
『イ・サン』(第23話)★★★
 真の統治者への道は険しいですね。でも、英祖もちょっと衝動的ですよね。一度は彼に実権を預けたのなら、失敗しても陰から間違いを正したり、助け船を出せばいいのに、わざわざ大勢の家臣たちの前でダメ出しをするとは。深謀遠慮ともとれるけれど、どうもあの王様は思ったら即行動みたいなところがある気がするんですよね。
 そうそう、ホン・グギョン、本当に宮中を去ってしまいました。強く引き留めなかったイ・サンには、なにか考えがあってのこと?
 それにしても、王妃がわざわざ呼び寄せた兄とやらはなんて暴力的なんでしょう。文官で武力の心得のないグギョンを倒れるまで殴りつけるとは。ファワンたちからも煙たがられているようだし、少し見ただけでは知性のかけらも感じられない粗暴な印象のこの人物が、これから吉と出るか、凶と出るか。『チャン・ヒビン』でも、張禧嬪と王妃の両兄があんまりにもおバカで情けなくなったのを思い出しました。

・・・月~金・・・
『ホジュン』(第48~53話)★★★
 いろいろありすぎて、とてもまとめられませんが、もうまさに山あり谷あり。恭嬪の弟を治した功を認められ、位もあがって王様の信頼まで得て栄華の絶頂といったところですが、もちろんそこで終わらず大きな危機が。
 かつて密貿易をし、両班のダヒと身分を越えて結婚した罪を知る人物が現れ、ホ・ジュン一気に不安な毎日に。もう、これが情けないくらいにおどおどしていて、いっつも八の字眉毛状態なんです。身分を無視したことが罪になるのかはともかくとして、おおっぴらに宮廷医官になったんだから、どこかで覚悟していたのかと思いきや「一所懸命やってきたから、罪はなくなったように思ってしまった」というホ・ジュン。う~ん、本当にホ・ジュンときたら、医学以外はダメですね。密貿易をしていたころは、大勢ととりまとめて、ぶいぶい言わせていたのに、あの勢いはどこに?
 結局、なんのかんのとありながら、王様の強権発動でなんとか現在の地位を保障されて事なきを得たので、ほっとしました。ホ・ジュンはともかく、これまであんなに尽くしてきたダヒの頑張りが無駄になるのは辛いですもんね。
 そして、あっという間に明国からドジも戻ってきて、恭嬪と王様の寵をきそう仁嬪の宮医にとりたてられます。またまた、二人の対決になる模様。

『ヨメ全盛時代』(第33~37話)★★★ 
 ジュンミョンとスヒョン夫妻の関係が、ますますどんよりとしてきて、ちょっとしたホラーテイストになりつつあります。ジュンミョンも別れた妻を思い続けるなら、今の結婚にけじめをつけるべきだし、スヒョンも思っていることをもっと夫に言えばいいのに。二人とも思うところはあるでしょうが、ここまできたらちゃんと向き合わないといけないと思うんですけどねぇ。ジュンミョン母がお姑さんなのもいやだけど、スヒョンやジュンミョンともあんまり家族にはなりたくないわ。
 一方のミジン家族は、相変わらずにぎにぎしいけれど、こっちの方が笑いがあるぶん見ていて楽です。それにしても、30歳にならんとする男性が、お母さんに通帳を預けておくっていうのも、結婚後もそのまんまなのもダメでしょう。しかし、ボクス母のささやかなる抵抗も笑えました~。結婚って、本当にこういうちょっとした問題がいろいろ起こってしまうんでしょうね。
 そして、やっとのことでイヌとボクナムが恋人同士になりました♪もう、恋愛が楽しくってたまらないという具合ですが、家族にはまだ内緒なので先行きちょっと不安です。

2010年1月16日 (土)

愛よ勝て~『アクシデントカップル』

アクシデントカップル 2009年
 出演:ファン・ジョンミン、キム・アジュン、チュ・サンウク、チョン・ミソン

アクシデント・カップル DVD-BOX

 冴えない郵便局員のドンベクが、美男で育ちもよく、経済力もあって地位もあるガンモにかわって、国民的女優であるジスと結ばれるのか?苦しまぎれの偽装結婚が、本当の愛になるのか。夢のようなお話だからこそ、明るく楽しい結末になってほしいと願いながら見た作品でした。

 とにかく主人公のドンベクが、かっこ悪くて、パッとしなくて、平凡よりもっと冴えないといってもいいような人なんです。
 そのドンベクは、市長選を控えてスキャンダル御法度の議員の息子ガンモと、女優ジスの密会現場に遭遇してしまったことで、ガンモの身代わりになってジスの恋人役を演じることになります。それだけならまだしも、ガンモらを執拗に追う記者の目をそらすため、さらには偽装結婚まで引き受けてしまうのです。このあたりの序盤の展開は、おとぎ話とはいえ、いくらなんでもそこまでと突っ込みたくなるようなところがいっぱいで、お世辞にもうまいとはいえない展開ですが、がまんのしどころ。

 でも、ドンベクのとてつもなく優しく、ひたむきな姿を見ていると、お話はこびの強引さには目をつむれるようになります。
 ドンベクはただ単に「いい人」というのではなく、大切なもののために一所懸命になれる人なんです。彼が、いくら美人で憧れの女優のためとはいえ、余計な苦労をするのは、ジスへの恋心あってのことで、公にできない辛い恋をしている彼女をこれ以上泣かせたくない一心からなのです。たとえ踏み台のように扱われても、自分さえ納得していれば、ジスが幸せであるほうがずっといいと思える彼の強さ。
 その彼の優しさを知るジスも、自分のせいで彼に迷惑をかけることを心苦しく思い、ドンベクを思いやってくれます。そして、彼といっしょにいると、申し訳ないとかそういう感情を忘れてしまうように楽しく過ごせてしまう。
 その一方で、彼女の恋人であるはずのガンモは、父親に逆らうことも、ジスへ別れを告げることもできず、彼女を泣かせてばかり。失うものなどないドンベクは、ジスだけのために捨て身でぶつかってゆけるのだから、ガンモよりもずっと素敵に見えてくるのは当たり前なのかもしれません。愛しているからできる我慢もあるけれど、そばにいてくれて、いっしょに笑ってくれる人のほうに気持ちが傾いてゆくのは自然なこと。

 そんな二人を支えるのが、ジスの弟サンチョルと、ドンベクの妹ミンジ。この二人がまたいい味わいでした。打算とは無縁に、ただただ幸せを願う家族愛が、ユーモラスな中に温かくて、本当によかったです。
 サンチョルなんて、初めはガキっぽくて最悪の第一印象だったのですが、ドンベクの良さを理解して、少々手荒に彼を応援し始めると、ぐんぐん好きになっていきました。
 そしてもう一人、印象深いのがガンモ父の市長選出馬を阻止しようとするペク記者。ジスやドンベクを追い回しているときは、とてつもなく嫌なやつでしたが、彼が偽装結婚の証拠をつかんだ後の行動で、ぐんと株が上がりました。ただのスキャンダルを狙う記者じゃなかったと分かって、妙にほっとしました。

 ジスとの交際にガンモ父がなぜそこまで反対するのか、ガンモとジスのマネージャーが同い年には見えないとか、入院しているとはいえジス母があまりになにも知らなすぎるとか、つっこみどころは多いけれど、見終わって「あぁ、よかったな」とつぶやきたくなるような、幸せな気分になれるドラマでした。

「落ちると思うから、そこが崖になるんです。思い切って飛び込めば、そこは気持ちのいい海になるんです」という、ドンベクの言葉が耳に残ります。

 主演のファン・ジョンミン、ドラマ初出演だそうですが、演技派らしくただならぬ役を選んできたなという感じです。もちろん二枚目俳優ではないけれど、ふっとした男の色を感じさせる役者さんのイメージがあったので、初めはあまりのかっこ悪さになぜか見ていておろおろ。もしかして、こっちが素の姿なんじゃないかと何度思ったことか。
 もちろんドンベクもいいのですが、このドラマを見終わってもう少しかっこいいファン・ジョンミンを見たくなり、彼の出演映画を見てしまいました。 

2010年1月11日 (月)

今週の韓ドラ’10(12/26~1/8)

 最近見終わったばかりの、『アクシデントカップル』。主演のファン・ジョンミンは、これがドラマ初出演だそうですが、さすがの演技で感心しきり。『外科医ポン・ダルヒ』や『オンエアー』のイ・ボムスや、『スターの恋人』のユ・ジテなど映画を中心に活躍してきた俳優さんのドラマ出演が続いていますが、何本もの映画で主演した役者さんの演技は、さすがに表情や仕草が細やかでみごたえがあります。
 現在兵役中ですが、チョ・スンウのドラマ出演というのも、とっても見てみたいです。いつか、実現するかしらん? 
★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『美賊イルジメ伝』(第12~13話)★★★   
 イルジメの女装再びです。街中であーーんな背の高い女の人が歩いてたら、それだけで目立ちそうなのに、ジャミョンの目まで欺くとは(笑)ま、確かに宴席にいるどの妓生よりも、彼が美しいんですけどね。それより、チャドルが女装したら美少女間違いなしと思うんだけど、どうかしらん?
 と笑い部分もありますが、シリアスな部分も増えてきました。
「ダルを忘れられるか」という和尚の言葉で、イルジメはウォルヒとの結婚を迷い始めてしまいました。彼が、弱気を助け、罪を重ねる権力者を戒めるのは、自分の出自だけじゃなく、ダルのような死を増やしたくないという思いからだったんですね。ただ、それを周りから言われるまで自覚していなかった。いや、あえて彼女のことを考えていなかったのかもしれないけれど、自分でも掴みきれない衝動に突き動かされて彼が行う“人助け”には、どこか空恐ろしさを覚えます。

・・・火・・・
『イルジメ』(第*話)次回12話から(再見)
 ちょっと視聴一休み。1回分、録画に失敗しちゃったのです。

・・・水・・・
『ベートーベン・ウィルス』(第16話)★★★
 市長、落選しちゃったのね。新市長も、立ち居振る舞いがまるでやくざの若頭みたいなのに、よく当選したなぁ。
 その新市長から屈辱的な就任式での演奏を言い渡されたカン・マエ。抗議の「4分33秒」はお見事!プライドの高い彼にとって、就任式での演奏は辛い決断だろうと心配したけれど、転んでもただじゃ起きないしぶとさは、カン・マエの魅力です。
 周囲の人が、カン・マエにあれこれ言うのは、彼が理想を前に妥協を決してしない強さを持っているからでしょうが、一人くらいは「逃げてもいいよ」と言ってあげてほしかった気もします。
 そして、いよいよゴヌたちの決戦が近づきましたが、演奏時間に遅れそうになってまたまた危機。ゴヌが唱える「みんなでやりたい」という思いは、強い仲間意識が感動的ですが、そのこととプロにこだわる必要性が今ひとつ私の中では結びつかず、しっくりきません。

・・・木・・・
『善徳女王』(第*話)次回11話から
 またまた全編が戦いで、ちょっと見る気がおきませんでした。

・・・金・・・
『龍の涙』(第61話★★★
 私兵解体で紛糾するのは当然でしょう。かつて、バンウォン自身が一番激しく反応したチョン・ドジョンの政策だっただけに、功臣たちにも不信感が募りますよね。反対する者には粛清も辞さないという側近らに賛同しかね、もう血は流したくないと神妙なバンウォンですが、いざとなると「いたしかたなかった」とか言いながら、強権をふるうんだろうな。
 しかし、イ・スクポンはせっかく面白い人物だったのに、残念。平和な時代に、彼の行動力と賢明さを、民のために使ってほしかったものです。

・・・日・・・
『イ・サン』(第21~22話)★★★
 ソンヨンの絵がやっと見られました。絵の優劣は分からないまでも、あれだけのものを描けるのだから、周囲も認めてくれそうなものですが、そうはいかないのですね。身分の低い、しかも女なんかにという先入観と嫉妬心のみにくさが、これでもかと描かれています。
それでも、救われるのはソンヨンに味方がいることと、他の図画署の女性たちが向上心を持ち始めたこと。そして、イ・チョン様!男たちの心理を理解してやってくれと言う懐の深さと、ソンヨンを励ましてくれる優しさ。あぁ、イ・チョン様って本当にいいです。
 一方、イ・サンの専売商人解体は、抵抗勢力の暗躍で思うようにすすみません。民衆に100人以上もの犠牲者を出して、側近のホン・グギョンまで疑って叱責する始末。若さゆえとはいえ、側近を信じないでどうする。
 一部の人が既得権益を手放したがらないのはいつの時代も、どの国でも同じなのですね。

・・・月~金・・・
『黄金の新婦』(第63~64(最終)話)★★☆
※※※ 辛口注意報発令中 ※※※
 中盤あたりから気を抜いて見たせいか、前半のイライラ感はぐっと減りましたが、正直、苦行のような日々でした。
 ラストは一応、大団円。改心したらしいヨンミン父のあんな姿を見せられたら、許さない方が悪くなってしまいそうですっきりしませんが、しかたないかな。
 ジンジュの健気さに目をみはりっぱなしで、彼女の存在があってこその作品だったと思います。でも、正直、彼女が100%以上の力を出してがんばれば、がんばるほど、そうしなければ周りに認めてもらえない現実があからさまになるようで、辛かったです。ジンジュがあんなにがんばれず、ジュヌの病気もよくならなければ、どうなっていたのかなと考えてしまうのです。
 そして、なにより受け入れがたかったのが、女性の描かれ方。男性たちは、ずっと被害者として相手を許す存在でありながら、女性たちはひたすらに自分を受け入れてもらう努力をし続ける。例え非があったとしても、女性たちがこれほどまでに苦しまなければ幸せになれないお話は、どうにも苦手です。
 ジンジュ、ボンニョ、ジヨン母が好きな人物。そして、ほっとするウォンミとお姑さんのやりとりが中盤からの楽しみでした。
 これだけ辛口評価をしておいてなんですが、ジンジュとジュヌの関係や、家族愛など、高評価を得ている作品だというのは分かるような気がします。

『ホジュン』(第44~47話)★★★
 恭嬪の弟を治療して、ホ・ジュンは一気に官位があがりましたね。しかし、腐った肉片を吐き出して治る反胃=胃癌?胃癌というよりは、胃潰瘍なのかとか、現代医学とは違う視点なのでよく分かりませんが、手首を切られずにすんでよかったです。王族の治療は、治して当然、治せなければ処罰なんだから、報われませんね。どさくさまぎれに、ユ・ウィテを解剖したなんて口走ったので心配しましたが、なにもなくてよかったです。
 それと反比例するように、ドジは一気に負け組に。恭嬪の信任を失った上に、医女との関係まで暴露されて、左遷ともいえる明国使節の随行医員になってしまいました。さすがに、ここまでいくとちょっと気の毒。
 その間に、ドジ母は病に倒れ、すったもんだしながらもホ・ジュンの治療を受けて、ようやく彼らの関係も雪解けしました。ドジ妻も、ホ・ジュンやダヒを信頼しているようだし、やっと二つの家族が打ち解け始めたのを見ると、妙にほっとします。

『ヨメ全盛時代』(第26~32話)★★★ 
 もっと強烈な人かと思っていたけれど、今のところおばあちゃんが一番まともです。ミジン、かわいいところもあるんだけど、子どもすぎてイラッとさせられることが圧倒的に多いし、ボクス母のミスンも、なんというかなにかにつけて不用心だし。頼みの綱のはずのボクスは、典型的なダメ男の道まっしぐら。意外と気が利かず、ゆえに気配りもできず、妻にも、母親にもいい顔をしようとして結局なんにもできずじまい。おばあちゃんのご機嫌をとることに徹しているお父さんのほうが、まだはっきりしているぶん好ましいです。
 それよりも、イヌがついにボクナムへの気持ちに気づいて、断然おもしろくなってきました~!ボクナムはまだ全然その気がないようですが、いろいろ気をひこうと頑張るイヌは、ちょっと可愛いです。でも、あの強烈イヌ母とボクナムは、うまくやれるのかなぁ。

2010年1月10日 (日)

新年のご挨拶

 松もすっかり明けてしまいましたが、あけましておめでとうございます。

 韓国ドラマ熱が思いのほか長く続いているので、まだまだ韓国ドラマ三昧が続く予定です。そして、もう少しこまめに感想をアップしたい。特に、ちらほらと見ている映画の感想をもっと書きたいなと思っています。

 2010年が、よりよき年となりますように。
 萬事如意!

2010

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