2014年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

***

« 今週の韓ドラ’09(5/2~5/8) | トップページ | 今週の韓ドラ’09(5/9~5/15) »

2009年5月18日 (月)

等身大~『マイスウィートソウル』

マイスウィートソウル 2008年
 出演:チェ・ガンヒ、チ・ヒョヌ、イ・ソンギュン、ムン・ジョンヒ

マイ スウィート ソウル DVD-BOX I

 31歳を迎えたオ・ウンスと、中学からの親友ジェインとユヒを交えた友情と恋模様を等身大で描くお話。

 仕事はそこそこ順調、恋人なしのウンスは、7歳年下で映画監督を目指すテオとつきあい始める。さらに上司からは有機農産物を扱う38歳の社長ヨンスとお見合いするよう紹介をうける。果たしてウンスの恋はどうなるのか。

 テオは24歳というだけあって、若さ爆発、恋にもまっすぐ。ウンスのことが大好きでたまらないという気持ちを全身から発散させているような初々しさ。見ているほうが照れてしまうような、幸せいっぱいの雰囲気で見ているこちらの表情もゆるんでいくのが分かります。
 年上のウンスに頼られる男でいたい、彼女のためになにかしたい、夢に向かってがんばりたい。そういう思いがあんまりにもまっすぐで、三十路を過ぎたウンスがそれに戸惑う姿に、テオ自身が揺れてしまう。
 好きになったら、素直にその気持ちをぶつけ合うことが当たり前だと思える20代のテオに、ウンスが感じる不安も手に取るように伝わってきます。それだけに、二人の姿に幸せなものと、このままの関係ではいられないんじゃないかなという不安とがないまぜになり、平凡な恋愛にも静かな緊張を感じて気が付いたらぐっとお話の中に入っていました。
 二人がそれぞれ思うこと、相手に対して感じるちょっとした不満。ウンスの気持ちも、テオの思いも痛いほど分かる。見ている誰もが、ちょっと想像しただけで分かるような当たり前の気持ちが、そこかしこにあふれているのです。

 だいいち、ウンスという女性がどこにでもいそうな女性なのです。親友で集まってケンカが始まれば丸く収めようとし、結婚に不安を感じている友だちにかける言葉も「慎重になれ」。見ようによっては事なかれ主義的で、波風が立たないよう、安定したものに安心する、ドラマの主人公としては地味すぎる性格として描かれます。
 だから、途中でテオの気持ちになって臆病なウンスに腹がたったり、両親の不仲に戸惑う姿に苛立ったり。憧れる存在でもないし、眩しく見える生き方をしているわけでもない。それでも、最後には彼女がとっても素敵に見えてきます。

 テオとのはじけるような恋愛もいいけれど、ヨンスとの付き合いのほうが個人的には好きでした。特にすてきだなと思ったのが、図書館でのシーン。
 図書館で調べ物をしているウンスの隣に、そっとヨンスが座り本を読み始める。顔をあげ、ヨンスが隣にいるのに気づくウンス。彼女が気づいたところで、ヨンスは手にした本から目を離さず、ツッと椅子を彼女のほうに寄せる。ウンスもそれを見て、また調べ物を始める。見つめ合ったりしないし、声もかけない。ただ、横にいるだけという二人の距離感。この場面が、いかにもヨンスという穏やかな人に似つかわしくて、素敵でした。

 そしてこのドラマのもう一つの見所は、ウンス、ユヒ、ジェインの中学からの親友同士の関係です。姐御肌で気の強いユヒと、お嬢様で甘ったれのジェイン。二人の間をとりもつように、一歩ひいてしまうウンス。傷つけ合ったり、励まし合ったりしながら、いっしょに泣いて、笑ってする彼女たちの友情も、恋模様と同じくらいに楽しめました。

 ほかの人から見れば些細なものでも、出てくる人たちはそれぞれ確実に一歩ずつ足を踏み出したことが実感できるような構成は、見終わったという満足感と、長い物語を登場人物たちといっしょに過ごした余韻を残してくれます。

« 今週の韓ドラ’09(5/2~5/8) | トップページ | 今週の韓ドラ’09(5/9~5/15) »

韓国ドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37870/45058286

この記事へのトラックバック一覧です: 等身大~『マイスウィートソウル』:

« 今週の韓ドラ’09(5/2~5/8) | トップページ | 今週の韓ドラ’09(5/9~5/15) »