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2009年5月

2009年5月31日 (日)

今週の韓ドラ’09(5/23~5/29)

 『オンエアー』第7話は、台湾ロケシーンが満載でした。
 スンアらご一行が宿泊するのは、中華建築の外観が圧倒的な圓山大飯店(圓山ホテル)。オフで遊びに行くのが、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『悲情城市』や『恋恋風塵』で有名な観光地、九[イ分]。台北からだと車で1時間ちょっとかな。スンア、ギジュン、ヨンウン、ギョンミンがそれぞれ別々に遊びに行ってたけれど、九[イ分]というところは、山の斜面にはりつくようにある小さな街で、さほど広いところではないし、観光客が街への出入りをするところも決まっているから、いくらバラバラに出かけたと行っても現地で会う確率は高いでしょうね。九[イ分]のもの悲しげな風景は、雨降りが似合いますね。
 その翌日は故宮博物院と、台湾東部にある花蓮(かれん=ふぁりぇん)の太魯閣(タロコ)渓谷。いつもながら、あの大理石からなる岩々がそびえ立つ景色は、圧巻です。こちらは台北から車で5時間くらい、飛行機と車でなら2時間弱くらいの景勝地です。

 歡迎イ尓來充滿中華文化藝術的台灣。イ尓的日常生活會變得非常特別。
(↑スンアが中国語で言った台詞……たぶん、こんな感じです)

★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『H.I.T.-女性特別捜査官-』(第18話)★★★
 姿を現し始める連続殺人犯に、一歩ずつ近づいていくスギョンたちといっしょに、彼が放つ不気味さや、底知れない恐ろしさを感じて、くいいるように見終わりました。次に起こることがきっと悲劇なんだろうと予感しながらも、それが実際に起こってしまい打ちのめされるような思いに、ざわざわと肌が粟立ちます。これが、実際のできごとでなく、ドラマであってくれて本当によかったと思いましたもの。
 また、犯人役の俳優さんの表情が巧いんです。薄ら寒い、背筋に冷たいものが走るようなぞっとする笑顔。そして、なんともいえない嫌な笑い声と、話し方。
 スギョンが一皮も二皮もむけて、過去と対峙しながら冷静に捜査にあたっている姿がなによりの救いですが、早く解決してほしいですね。

・・・水・・・
『オンエアー』(第8話)★★★★
 台湾へのロケハンという設定だったので、ほとんどが台湾の場面。スンアの口から映画『悲情城市』の名前が出たりで、ちょっと嬉しい回でした。
 いつもながらの迫力のスンアとヨンウンの対決もおもしろかったし、なによりギジュンとヨンウンの過去がちらっと登場しましたね。それを聞いて複雑な表情のギョンミン。でも、九[イ分](=地名)ではスンアとちょっといい雰囲気だったし、スンアもまんざらでもない様子。スンアはてっきりギジュンのことが好きなんだと思っていたんだけど、違うのかしらん?ヨンウンもギョンミンを憎からず思っているみたいだし。スンアも好きな人がいるみたいに仄めかしていたし、ギジュンでなくとも気になります。

『必殺!最強チル』(第4話)★★★
 新たな刺客“チャジャ(刺字)”が加わりました。彼のつけた剣の傷が、チルらが追うものと同じだったことから、すわ真犯人かと色めき立ちますが、刺字も同じ人物を追っていることが分かり、あっという間に仲間に。しかし、あの剣捌きの一瞬の間に「Z」みたいな傷をつけるとは、すごい腕前だわ~。それをチャジャまで真似てしまえるとは、彼も剣豪なのねと感心していたのに、仕事人になったとたん、チャジャが手にしたのは2本の大斧!えーーーー、あんなにすごい剣術なのに、なぜ突然に斧?そして、仕事人になるときは、ほとんど仮面ライダーとかの変身シーンみたいに延ばした腕に布がひとりでにくるくる巻き付いて、上半身には革のベストがピタッとなって、いざ出動。わはははは。違う意味で楽しんでます。
 チャジャを演じているのが、亡くなったイオン。注目株だったんだと改めて思うと、残念でなりません……。

・・・木・・・
『風の国』(第17話)★★★☆
 第3王子の存在を探索するようセリュ王女から命じられ、とうとうムヒュルがその真実を知ってしまう場面。ムヒュルがそこにいることを知らず、ユリ王が彼についての神託を恐れていると話す場面は、もうムヒュルといっしょに涙、涙でした。今のムヒュルだったら、きっとユリ王の気持ちを理解することができるだろうけれど、分かるからこそ自分自身をどう処していいのか分からず、混乱しているだろうと思うと、泣けてしかたありませんでした。
 そして、それを利用しようとする扶余やピリュなどの対抗勢力。ユリ王や、セリュ王女、ヨジン王子と気づいてきた絆がゆさぶられるんだろうと思うと、もうそれだけで辛くなってきます。せめてもの救いは、ヨンがいつもムヒュルを支えてくれることです。ムヒュルには、もっともっと幸せになってほしいわ~。
 今さらですが、なぜ“風”の国なんでしょうね?

・・・金・・・
『龍の涙』(第30話)★★★
 開城から、漢陽に遷都し、イ・ソンゲを始め、みな祝福ムードでいつもよりも明るい感じの回でした。でも、明に使者として出かけていたバンウォンも無事に帰国すると分かり、王妃サイドは、大げさなくらいにうろたえていましたね。いやぁ、企みの後だけに、仕返しが怖いですね。しかも、バンウォンの側室的存在のトクシルが、どうやら妊娠した様子。バンウォン妻の眉がつり上がるのが目に見えるようで、トクシルならずとも身震いがしました。
いよいよ、バンウォンがのし上がっていくのかな。ちょっと憂鬱です。

・・土・・・
『いかさま師~タチャ』(第6話)★★★

 ピョン先生のもとで、タチャとしての修行を続けるコニとナンスク&ヨンミンの線が再び交わり始めます。アグィの元にいるナンスクとヨンミンがどこか荒んでいるので、同じ賭博の世界といえどもコニたちの場面になると、スッと空気が変わってほっとします。
 いかさまというと、楽をして大もうけするようなイメージがありますが、こうして見ていると形は変わってもお金を稼ぐということには大変な苦労が必ずついて回るんですね。

・・・日・・・
『スポットライト』(第8話)★★★
 議員襲撃事件にからみ、建築業界と政界の癒着について極秘裏に取材をすすめるウジンとテソク。まだ取材にとりかかったばかりだというのに、早くもウジンの元には脅しともとれる輩が現れ、彼女を陥れるための工作が計画されるのを見ていると、彼らが相手にするものがあまりに黒くて大きいので、心底怖くなってきました。
 裏工作の中心となる建設会社の常務だか専務だかが、もうとても真っ当な会社役員には見えない、ものすごい悪人面なんです。この前の脱走犯といい、この人といい、よくもまぁこんなにふてぶてしい面構えの役者さんを、それぞれに揃えてきたなと感心するくらい強烈な印象が残ります。
 テソク、ウジンを危険からどうか守ってやってね~。

・・・木・金・・・
『砂時計』(第7~10話)★★★★★
 光州事件では、民衆側に立っていたテスと、鎮圧軍にいたウソク。そして、学生運動の果てに拘束されたヘリン。だれがも胸に大きな傷を残したことは想像に難くありません。特にヘリンは、拘束され何日も続く厳しい尋問の中で、仲間を裏切るような証言をしてしまいます。時代という言葉で片づけてしまうのは酷かもしれませんが、時代の流れの中で誰しもがとおる道なのに、運悪く裏切り者になってしまった者や、その犠牲になった者がいる。その背後に、運良く当事者でありながらも傍観者でいられた大勢がいる。主義主張をあくまでも貫き通せた人はきっとほとんどいなかったであろう中で、スケープゴートのようになってしまったヘリンの苦悩は、時代が大きく変動する痛みなのかなと思いました。
 そして、ヘリンとの恋を成就させようとしたことで、テスも窮地に。
 1980年というと、『クレイマークレイマー』や『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』が公開された時代。女性の自立と離婚や、壮大なSFファンタジーを映画にこめて語る人たちがいる一方での、この政治の閉塞感や、ヘリンの家庭のような歪な力関係。悲劇なのか、喜劇なのか……。

・・・月~金・・・
『張嬉嬪』(第81~85話)★★
済州島に流されて意気消沈しているのかと思えば、チャン・ヒジェは全然変わってないし、反省している様子もなし。オクチョンも、太子夫妻を脅しつけて粛宗にヒジェの釈放を願い出させたり、チェ淑儀の王子を殺すと脅して彼女を使ったり、もうやりすぎで笑うしかありません。自分の子どもといえども、道具のように扱うことには変わりないのね。このあたりで終わるかと思いきや、粛宗から仁顕王后の看病を命じられ、それを逆手にとって強い毒性のある煎じ薬を作って飲ませる始末。ほんとうに、転んでもただでは起きないオクチョンには脱帽です。
でもね、それがどう作用したのか、その薬を飲んだら王妃がぐんぐん回復して元気になりましたよ。チェ淑儀は献身的な看病が認められて、さらに淑嬪といってより高い位を粛宗から授けられて、オクチョンにとっては最悪の結末ですが、溜飲下がりまくりです。
別棟にかくまっている巫女も、オクチョンの身勝手さに腹を立てて、反対にオクチョンやオクチョン母を呪っているし……。一貫の終わりになる日が近そうです。

『ラブトレジャー』(第5~9話)★★★
 チョヒとボムサンの関係がぐんぐん近くなっていくのが、妙にドキドキします。ボムサンの方が、仕事熱心で、細かい心遣いができるチョヒにいつの間にか惹かれていったのに、チョヒはカン班長が気になって、彼の気持ちに今ひとつ気づいていないのもおかしいのです。二人が接近して、やっとカン班長もチョヒのことが気になり始めたみたい。でも、3人がみんな大人なので、変な意地の張り合いや、小細工がなくて愛情の出し方が控えめなのも好みです。う~ん、イ・ドンゴンって、こんなにセクシーだったのね。初めてかっこいいと思いました。
 一方、盗まれた美術品をめぐる攻防も、チョヒ父の影を感じさせながら、サスペンス調で展開中。違法であると分かっていても、それが盗品であっても手元に置きたいという強い欲望をよびさます美術品というもの。それにさまざまな形で魅入られた人たちの人間模様がおもしろいです。
 そろそろ、伝説の盗掘師の登場かな?

『不良主夫』(第*話)※※※
放送はすでに終了しています。

2009年5月25日 (月)

王と母~『正祖暗殺ミステリー8日間』

正祖暗殺ミステリー8日間 2007年
 出演:キム・サンジュン、チョン・エリ、パク・チョンチョル、イ・ソノ

正祖暗殺ミステリー 8日 [DVD]

 ミステリーの名のとおり、朝鮮王朝第22代正祖の園幸(ウォネン=王の地方への巡幸)をきっかけに、暗躍する反乱分子の動きと、それを暴き王の身を守ろうとする文官チョン・ヤギョンらの活躍とかけひき。さらに正祖の父サド世子の死の真相に迫ろうとする正祖と、その母の攻防が絡み合いながら、濃厚な物語が広がってゆく。

 朝鮮王朝の宮廷に渦巻く派閥同志の絶え間ない政争や、王族同士の骨肉の争い、お互いを探り合い、損得ない交ぜになったそれぞれの関係の複雑さに、なかなか頭がついていけませんが、丁寧なお話だけに、慣れてくると徐々に物語りに入り込んでいきます。
 そんな暗いものと対を為すように美しく華麗な美術と衣裳。ドラマというよりも、映画のような奥行きのある画面が印象的なドラマでした。

 惜しむらくは、ミステリー部分が分かりにくいところ。もちろん、朝鮮史に疎いということも分かりにくさの原因でしょうが、伏線が伏線として生きていないところがいくつもあって、せっかくの見せ場がさらりと流れてしまうのです。特に後半、正祖、老論派、王座を狙うムン・インバンの三勢力がぶつかりあうところは、もっと緊張して追い立てられるようなスピード感があってもいいのに、妙にもたついて、エピソードがぶつ切れになっているのが、つくづくもったいない。
 王の襲撃を企む勢力と、それを阻もうとするヤギョンら重臣たちの動きがすべて終わってみても、なにがどうなって襲撃が失敗したのか、ヤギョンの読みがどういうふうに的中したのか、台詞で説明されてやっとぼんやり概要が分かるというふうで、カタルシスを感じることができないのが、もどかしく思えました。
 本来なら、ドラマの“動”の部分たりえる部分の失速感が、もう少しどうにかなっていたら上質のミステリー娯楽作品になっていたような気がします。

 それに対して、正祖とその生母・恵慶宮(ヘギョングン)を中心とした“静”の部分はすばらしかったです。
 30年余り前の父の死に強いわだかまりを持ち、夫の死に母である恵慶宮が深くかかわっていると疑う正祖。園幸の機会に、宮殿の外でほとんど初めて真正面から向き合う二人。宮殿の中では、母と子である以上に、一国の君主と、宮殿の奥向きを統べる君主の母・大妃として対峙せざるをえない二人は、その背後に彼らに連なる勢力をひきずり、力の均衡によって身のふり方を決めざるを得ない。だから対立もするし、ときに血縁同志で命を奪い合うことにもなる。
 そんな歪なつながり方から解き放たれて、過去にさまよう二人には、それとは別の触れると崩れそうな緊張感が生まれます。このチリチリとしたものは、ときには太く大きく、またときには跡形すらないほど微かなものに変わりながら、存在し続けます。

 だからこそ、最後、真実が明らかになったとき、二人の流す涙に胸をつかれるのです。
決して、心温まるような、郷愁のある親子ではないけれど、王族なりの独特な形をした愛情が、精一杯の形でそこに存在するのを見ていると、初めて彼らに親近感を覚えたような気がしました。

 恵慶宮を見ていると、当時、女性が宮殿の中で生きてゆくには、こんな方法しかなかったのかと哀しくなります。
 我が子にすらその生き方を理解されず、孤高を保ちながら生きてゆく境遇は、決して羨ましいものではないけれど、王族として生まれ、そして死にゆくための必死の姿は、感動的ですらありました。この大妃の存在があって、初めて正祖の複雑な思いが生きてくる、そんな気がします。

 緩急のつけ方が好みではなかったものの、細部まで丁寧につくられた作品でした。もしかすると、映像よりも文字でじっくりと楽しむのに向いている作品なのかもしれませんね。

※正祖の祖父・英祖は、『チャン・ヒビン』の粛宗の第2王子。つまり、オクチョンことチャン・ヒビンが呪い殺そうとしていたチェ淑儀の生んだ王子です。生まれたときも大変だったけれど、長じても自分の息子であるサド世子を死に追いやらざるをえなかったとは、波乱の人生だったのかも。やはり、オクチョンの恨みかしらん?

2009年5月24日 (日)

今週の韓ドラ’09(5/16~5/22)

 韓国ドラマの途中に、最近よく流れるロッテ免税店のCM。出てくる面々も豪華だし、音楽も妙に耳に残って気になります。ほんとにチラッとしか登場しないんですが、カン・ジファンが出てくるところが、やはり一番のお気に入り♪

★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『H.I.T.-女性特別捜査官-』(第16~17話)★★★
 スギョンがHITに復帰し、14年前の事件の犯人が再び登場して、おもしろくなってきました。このところお騒がせ担当みたいになっていたスギョンですが、冷却期間をおいたことでまた冴えが出てきたようです。
 ばらばらになりかけていたHITのメンバーも、それぞれの持ち味を取り戻したようで、ナム&シム刑事のかけ合いが復活したのも嬉しいです。議員が慰問に来たときの取材に全員で歯磨きしてみせたところなんて、事件のシリアスさを忘れてホッとさせてもらいました。
 それにしても、連続殺人事件の猟奇性も、犯人の薄気味悪さときたら、これ以上ないというほど。ドラマのできごとながらスギョンたちにがんばって、早く解決してほしいと願わずにいられません。
 ジェユンとスギョンの関係も、今まで以上に強くなったようでこっちにも安堵しました。やっぱりジェユン、いい男です~。

・・・水・・・
『オンエアー』(第7話)★★★★
 ギジュンの事務所に移る前の契約を使って、またしてもSWのチン社長がスンアの邪魔をしかけてきますが、渋るスンアを説得してギジュンがなんとかまるくおさめました。主役であるうつ病の精神科医役を、SWの女優チェリーにゆずり、スンアは助演にまわるというもの。主役をもかすませてしまう存在感のある役ですが、スンアはどうも自分の演技力に自信が持てず、この役を演じることに不安を感じているみたいですね。でも、ギジュンは彼女が一皮むけて、お飾りの女優から脱皮できると信じているらしく、彼の話を聞いているとこっちまでそんな気分になってくるのはなぜなんでしょうね?
 チン社長とギジュンの間にあったらしい過去のなにかも気になります。二人がいっしょに仕事をしていたこと、そのときに所属していた女性が亡くなったこと。それが原因で二人が袂を分かつことになったということがあるらしいのですが、こっちも気になります。

『必殺!最強チル』(第*話)~次回第4話から~
 今週は放送なし。ちょっと残念。

・・・木・・・
『風の国』(第16話)★★★☆
 ムヒュルが第3王子ということを知る人物が少しずつ増え、それをめぐって再び高句麗国内に波風が立っています。当のムヒュルはまだそんなことはつゆ知らず、ことの収拾に必死であたっている姿がまた健気で、ユリ王はそんな彼をどんな気持ちで見ているんだろうなと思うと切なくなります。
 トジンも、ムヒュルとマロを殺すよう命令を受けていながら、少し戸惑っているのかな?敬愛するテソ王と、友だちの間に立ち、友情を捨てなくてはならない彼もまた悲劇の人。ムヒュルが苦難に遭いながらも、多くかけがえのないものを手にしているのと比べると、トジンの不運というか、不幸というか陰のようなものが目立ってきます。おまけに、演じるパク・コニョンが、この雰囲気にぴったりなんですよね~。

・・・金・・・
『龍の涙』(第29話)★★★
 バンウォン、明の皇帝である朱元璋(←彼が始祖とは知らなかった……)に謁見し、謙遜しているふりをして、しっかりチョン・ドジョンの専横ぶりを告げ口してるなんて、相変わらず食えない男です。知恵者だと素直に感心できないんですよね……。
 そのバンウォンが留守の間も、お国ではさまざまな人が暗躍してますね。チョン・ドジョンがたとえその地位を追われても、また次のチョン・ドジョンが取って代わるだけなんでしょうね。
 そして、今回も大活躍(?)なのがバンウォン妻。味方を増やすため、養女の話を半ば作り上げて、姻戚関係で勢力拡大を図ろうとしてます。実の父親からも、「怖いやつだ」と言われてもなんのその。あぁ、怖い。

・・土・・・
『いかさま師~タチャ』(第4~5話)★★★
 ヨンミンは祖母の葬儀を出すためにアグィの手下に。ヨンミンを助けようとしたゴニも、母のお金を持ち出した挙げ句、タチャの術中にはまってすべてを失い、復讐をしようと釜山からソウルへ。さらに、ナンスクも兄の借金の担保として、チョンマダムの元へ。3人が、賭博をきっかけに転落した第4話は、やや悲劇色が濃いものの、テンポがいいのでぐいぐいひきこまれます。
 そして3年後。大人になった彼らが、さらに深く賭博の世界に沈み込んでいる姿が描かれていきますが、やはりおもしろい。
ちんけなタチャであるグァンリョルと出会ったゴニが、さらに伝説のタチャといわれるピョン巡査長に出会い、弟子入りするあたりはコミカルでもあり、ぐっとくるところもありで本当に楽しいですね。
 グァンリョル役のソン・ヒョンジュ、好きな俳優さんなんですが、いつもながらにいい味です。

・・・日・・・
『スポットライト』(第7話)★★★
 ウジンのキャスターオーディション、反対かと思ったテソクですが、それはそれ、これはこれでちゃんと彼女のことを評価してくれてたんですね。それなら、それでもう少しあの堅っ苦しい態度をどうにかしてくれるといいと思うんですが、テソクの態度はわかりにくすぎます。ウジンをライバル視している先輩記者、自信満々だったわりには、二次試験ではひどいできでしたね。意外と本番に弱いタイプなのかしらんね。

・・・木・金・・・
『砂時計』(第4~6話)★★★★★
 民主化をたどる韓国の中で、テス、ウソク、ヘリンの3人が出会い、またそれぞれの道を歩き始める姿は、どの回を見ていても胸がつまるような思いになります。
 3人が、友だちとして過ごし、はしゃいでいる姿はいつの時代も変わらない青春そのものなのに、その後しばらくすると彼らが時代の中で隔てられてゆく。望んでいるのとは違う場所に立たされたような、彼らの所在のなさが漂い続けます。カジノを経営する裕福な家に生まれたことを隠して、学生運動に参加するヘリンも、母の事故死と父の過去で裏社会に足をふみいれざるをえず、上からの指示で権力の手先にもならなければならないテス、学業を中断し兵役につくウソク。そのどこにいても、矛盾にさらされ、不条理な現実を味あわされていくのは、時代には関係ないかもしれませんが、やはり時代ゆえの激しさは想像を超えるものです。 
 『張禧嬪』でオクチョンの兄ヒジェを演じているチョン・ソンモが、テスの兄弟分イ・ジョンド役で出演してたんですね。このジョンドもなかなかの曲者。『風の国』といい、癖のある役を演じることが多い役者さんなんですね。7

・・・月~金・・・
『張』(第76~80話)★★
 オクチョン、ヒジェの放免を図ろうとあれこれ策略し、祈祷師を宮中に呼び出します。宮中の祈祷といえば、粛宗のために亡き太后が命をかけておこなったものを思い出しますが、あのときの母が子を思う悲愴なまでの決意とは違って、オクチョンのそれは兄を思う純粋な気持ちに見えないところが二人の器の差なのかなと思います。しかし、巫女の祈祷でチェ淑儀の王子が病気になったと喜ぶくだりは、現代から思うと滑稽ですらありますが、当時は真剣だったんですよね。
 粛宗は病気になったと思ったら、あっという間に復活。実際には数ヶ月以上の月日がたっているのかもしれないけれど、見ている限りではよくわからないです。おまけに、仁顕王后のときもそうですが、ふだんと顔色も同じまま突然倒れたりするので、今ひとつ病気って感じがしないんですね。
 今までおとなしかったチェ淑儀が、ついにオクチョンに反撃中なのは、胸がすく思いです。なにかにつけて身分が低いと蔑むけれど、自分だってさんざん同じように言われてきたのに、結局はオクチョンも身分という鎖に縛られているようです。 
 王世子が、オクチョンの子にしては、しごくまっとうで優しい少年に育っているのだけが救いです。

『強敵たち』(第14~16(最終)話)★★★
 最後6話でがぜん盛り上がり、前半の退屈さが嘘のようにいい気分で見終われました。
過去を思い出し、コンニムが自分の娘だと知ったスホが、なんとか彼女に認めてもらおうと自分から変わっていく姿は、予想以上のかっこよさ。分かりやすいがんばりであるがゆえに、自然と彼を応援していました。
 そして、自分のミスから懲戒処分になった元警護官の襲撃計画も、分かってはいながらドキドキしたし、コンニムとグァンピルの親子愛にも素直に感動できて、最後でがんばってくれました。
 それにしても、思いこみの強い人がいっぱい出てきましたね。前半の頑ななスホにしろ、偏った家族思いのスホ姉にしろ、もう少し見方を変えると、もっと生きやすくて、周りの人にも愛されそうなのに、自分からそれと違う方向にわざわざ行ってしまうという不思議な人たちでした。グァンピルのコンニムに対する愛情も、分かるけれど、一人よがりにも見えるし。そんな中にあって、ヨンジンがまっすぐでちょっとした思いやりを備えた女性だったことが救いでした。
 最終話、ハン・ゴウン(←しかも名前はチャ・ソンジュ!)とリュジンの『京城スキャンダル』コンビが登場するというおまけは嬉しかったな~♪演出家が同じなんですね。

『ラブトレジャー』(第1~4話)★★★
 文化財取締班のホ・チョヒと、古美術鑑定家のキム・ボムサン。この二人のかけあいが、漫才みたいでおもしろい!仕返しのしかたも、お互いになかなか技巧がこらされていて、さりげないのにキツ~イ一撃をくらわせるところに、何度も大笑い。
 第1話は、日本が舞台のお話でした。日本のヤクザ役で白竜が登場したのには驚きました。いやはや、いつもながらの貫禄です。ここでのチョヒは、韓国語が少しできる日本人に偽装する韓国人という、ちょっとややこしい役まわり。キム・ソナは日本語、韓国語、さらに片言の韓国語を駆使して、笑わせてくれます。特に、外国人訛りの韓国語は、いかにもそれふうで上手かった。さすがトライリンガルのキム・ソナ。
 文化財庁が舞台だけに、公には登場しない古美術品の取り引きや、復元方法、それらを扱うさまざまな人たちの姿が、どれも新鮮でおもしろいのも惹かれるところです。
 キム・ソナが上手いのは今さら言うまでもありませんが、イ・ドンゴンがいいです。ソフトで人気のある鑑定士と、その実は軽くて、女好きで、損得にめざといボムサンという男を、嫌味なくおもしろく見せてくれます。好みのタイプではないけれど、その上手さに官服です。

『不良主夫』(第*話)※※※
 放送はすでに終了しています。

2009年5月20日 (水)

今週の韓ドラ’09(5/9~5/15)

 チェックしている韓国ドラマだけで10本余り。

 その他にも話題の作品がいろいろありますね。

 もうだいぶお話は進んでいる『甘い人生』。物語がシリアスそうで手が伸びなかったのですが、サスペンス的な要素もあるらしく、今になって少し見たくなってきました。再放送があったら挑戦してみようかと思案中。
 ソン・スンホン主演の『エデンの東』。復讐物は苦手なので、はなからスルーですが、ほかにヨン・ジョンフン(現在、『白雪姫』鑑賞中で、ちょっと興味あり)、イ・ダヘ、ハン・ジヘなど豪華な出演陣ですね。
 そして『BAD LOVE』。予告で、クォン・サンウがぼろぼろ泣いてますね~。『天国の階段』を見たとき、クォン・サンウがやたらと涙を流すので驚いたことを思い出しました。
 ほかにも、高評価の感想をたびたび見る『テジョヨン』も気になるところです。

★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『H.I.T.-女性特別捜査官-』(第*話)~次回16話から~
 次回にまとめます。

・・・水・・・
『オンエアー』(第6話)★★★★
 そうか~、ギジュンは昔ソ先生ことヨンウンのことが好きだったのね。だから、彼女の渾身の作品が企画段階でダメになると知って、ひどく落ち込んでいますが、その姿がなんだかかわいいと言うと失礼かな?そんなギジュンに、スンアが嫉妬しているふうに見えるんですが、違うのかしらん。デビュー前にギジュンが貸してくれた傘を、いまだにずっと大切にしているなんて、恩義を感じているだけじゃできないことだし、彼にわがままを言いながらも、リラックスしているように見えるし、真意が気になります。
 スンアとヨンウンの酒豪対決も迫力でしたね。よく分からないチャンポンになったお酒を、ぐびぐびと空にしていく女傑たちに、ギジュンとギョンミン、すっかり影が薄くなっていておかしかった~。
 主演女優も決まったし、契約条件もなんとかなりそう。さて、いよいよ撮影か、と思ったら、またしてもチン社長の邪魔が~~~。いや、この男もそうとうにしつこいですね。そんなにスンアを逃がしたのが悔しいのか、ギジュンが成功しそうなのが腹立たしいのか、外見ともどもある意味で熱い男です。おかげで、アクの強いスンアたちを向こうに、ひけをとらない存在感になっているのかな。

『必殺!最強チル』(第3話)★★★
 やっと、刺客らしくなってきました。仕事人になると分かっているから、ここまでがちょっともどかしかったです。チルが仕事人として手を組むことになるミン史官とごちゃごちゃやり合ったりしなければ、辻斬り事件の犠牲者が新たに出ることもなかったのに、なんていうのは残酷ですかね?
 でも、チルもミン史官も、事件の関係者にたびたび見られて、大勢の人の前で声までかけられているし、ちょっと調べれば彼らが鍵を握っていると分かるんじゃないかと心配になります。
 権力によって悪をも隠蔽する人びとを、民に代わって成敗するという痛快さも今ひとつ、推理要素もパッとせず、シリアスとコミカルな場面のつながりも悪くて、物語の緩急も冴えない。でも、そういうものと思っているからか、さらりと見ていくぶんには意外に楽しんでます。

・・・木・・・
『風の国』(第15話)★★★☆
 ムヒュルがヨンを「自分が守る」と言って抱きしめているところを目撃してしまったトジン。すっかりライバル心に火がついたみたいで、さりげなーく“ヨンには手を出すな”宣言。静かな火花が、バチバチと散っていましたね。ヨンはトジンのそんな態度にちょっと戸惑っているみたいに見えましたが、彼を兄のように思って、男性として見ていなかったのかな。
 この3人の恋の行方も気になるところですが、ムヒュルとマロが黒影であったこと、ヨジン王子をさらい、ユリ王を殺そうとしたことがチェガたちに知られ、捕らえられてしまいます。すわ、絶体絶命というとき、颯爽と登場するのは我らがユリ王!助かるとは分かっていても、ドキドキして肩に力が入ってしまいますね。
 いつもながら、ユリ王のかっこよさには痺れます。

・・・金・・・
『龍の涙』(第28話)★★★
 太子、かなり病んでますね。妃の死は自分が未熟だったせいと分かっているけれど、どうしようもできない焦りを、違う方向にぶつけ始めているのが痛ましい。子どものころの従順さだけで大きな責任を負わせてしまったことが、この王子の人生を変えてしまったことを思うと、王妃やチョン・ドジョンの思惑が憎らしく感じます。しかし、市場で売り物のアヒルに矢を射かけて喜んでいる姿は空恐ろしかった~。
 バンウォン妻は王妃にコケにされて激怒しているし、バンウォンの今後も恐ろしいし、宮中はまたまたいつもの嵐の前の静けさです。

『ロビイスト』(第*話)
 まだ3話までしか見ていないのですが、ほかに見るものもたくさんあって追いつきそうにないので、ここでリタイアです。舞台が韓国でないというのも、惹かれないところです。

・・土・・・
『いかさま師~タチャ』(第*話)~次回4話から~
 土曜日午後の放送は、リアルタイムでなかなか見られないのが、たまっていく原因かしらん?

・・・日・・・
『スポットライト』(第6話)★★★
 局内でのキャスター募集に、ウジンが大抜擢されますが、テソクはそれに協力するどころか、いつもどおり取材に行かせてしまいます。そのせいで、ウジンはキャスターテストの準備もままならないまま、審査にのぞむことに。
 局の顔となるべきキャスターとはいえ、こんなに大がかりなオーディションみたいなものがあるのに驚きました。スター並です。
 テソクには彼なりの考えがあってのことでしょうが、もうちょっと優しくしてくれてもいいのにね。後輩くんの、無防備なまでの応援ぶりが微笑ましくて、かっこよく見えてきました。
 このドラマのエンディング曲が、どう表現すればいいのか分かりませんが、耳に残って好きです。

・・・木・金・・・
『砂時計』(第*話)~次回4話から~

・・・月~金・・・
『張禧嬪』(第71~75話)★★
 いつのまにやら、オクチョンの息子=太子が元服する年齢になって、なんと妻まで迎えました。このドラマ、ぼーっと見ているといつの間にか時間が何年もたっているので、要注意です。見た目にも、もう少し変化をつけてくれると分かりやすいのに。が、この太子妃選びでもまたオクチョン大騒ぎです。やれ、家柄が今ひとつだの、父親の官職が不満だの、候補の人数が少ないだの。おかげで、太子も太子妃も彼女の前に出ると、怯えたように縮こまってるのがかわいそうです。
 仁顕王后は復位したものの、体調がすぐれず、床に伏しがち……といいながら、仁顕王后の顔は、若いころと変わらずピンク色につやつやと輝いているので、横になってなければとっても元気そうに見えるのです。顔色の悪いメイクでもすればいいのにと思いながら見てます。
 そして、この王后の病身にオクチョンがまた悪だくみをし始めてますが、あぁ、懲りもせずとしか思わなくなってきて、少々うんざり。

『強敵たち』(第11~13話)★★★
 10話までは、見ているのが苦痛に近かったのですが、やっと11話からおもしろくなりました。
 そうか、グァンピルとスホにはそんな過去があったのですね。過去のできごとの真実が分かったところには、たいして思うところはないのですが、その後のスホの変わり具合で不覚にもウルッとしてしまいました。性格が悪くて怒鳴ってばっかりの、幼稚なスホが大嫌いだったのに、コンニムに好かれたい、ヨンジンを助けたいと変わることを決意した彼は、なかなかに素敵でした。そうしたら、なぜかグァンピルも、少~しだけいい男に見えてきたのは、なんの作用なんでしょうね?

『不良主夫』(第*話)※※※
放送はすでに終了しています。

2009年5月18日 (月)

等身大~『マイスウィートソウル』

マイスウィートソウル 2008年
 出演:チェ・ガンヒ、チ・ヒョヌ、イ・ソンギュン、ムン・ジョンヒ

マイ スウィート ソウル DVD-BOX I

 31歳を迎えたオ・ウンスと、中学からの親友ジェインとユヒを交えた友情と恋模様を等身大で描くお話。

 仕事はそこそこ順調、恋人なしのウンスは、7歳年下で映画監督を目指すテオとつきあい始める。さらに上司からは有機農産物を扱う38歳の社長ヨンスとお見合いするよう紹介をうける。果たしてウンスの恋はどうなるのか。

 テオは24歳というだけあって、若さ爆発、恋にもまっすぐ。ウンスのことが大好きでたまらないという気持ちを全身から発散させているような初々しさ。見ているほうが照れてしまうような、幸せいっぱいの雰囲気で見ているこちらの表情もゆるんでいくのが分かります。
 年上のウンスに頼られる男でいたい、彼女のためになにかしたい、夢に向かってがんばりたい。そういう思いがあんまりにもまっすぐで、三十路を過ぎたウンスがそれに戸惑う姿に、テオ自身が揺れてしまう。
 好きになったら、素直にその気持ちをぶつけ合うことが当たり前だと思える20代のテオに、ウンスが感じる不安も手に取るように伝わってきます。それだけに、二人の姿に幸せなものと、このままの関係ではいられないんじゃないかなという不安とがないまぜになり、平凡な恋愛にも静かな緊張を感じて気が付いたらぐっとお話の中に入っていました。
 二人がそれぞれ思うこと、相手に対して感じるちょっとした不満。ウンスの気持ちも、テオの思いも痛いほど分かる。見ている誰もが、ちょっと想像しただけで分かるような当たり前の気持ちが、そこかしこにあふれているのです。

 だいいち、ウンスという女性がどこにでもいそうな女性なのです。親友で集まってケンカが始まれば丸く収めようとし、結婚に不安を感じている友だちにかける言葉も「慎重になれ」。見ようによっては事なかれ主義的で、波風が立たないよう、安定したものに安心する、ドラマの主人公としては地味すぎる性格として描かれます。
 だから、途中でテオの気持ちになって臆病なウンスに腹がたったり、両親の不仲に戸惑う姿に苛立ったり。憧れる存在でもないし、眩しく見える生き方をしているわけでもない。それでも、最後には彼女がとっても素敵に見えてきます。

 テオとのはじけるような恋愛もいいけれど、ヨンスとの付き合いのほうが個人的には好きでした。特にすてきだなと思ったのが、図書館でのシーン。
 図書館で調べ物をしているウンスの隣に、そっとヨンスが座り本を読み始める。顔をあげ、ヨンスが隣にいるのに気づくウンス。彼女が気づいたところで、ヨンスは手にした本から目を離さず、ツッと椅子を彼女のほうに寄せる。ウンスもそれを見て、また調べ物を始める。見つめ合ったりしないし、声もかけない。ただ、横にいるだけという二人の距離感。この場面が、いかにもヨンスという穏やかな人に似つかわしくて、素敵でした。

 そしてこのドラマのもう一つの見所は、ウンス、ユヒ、ジェインの中学からの親友同士の関係です。姐御肌で気の強いユヒと、お嬢様で甘ったれのジェイン。二人の間をとりもつように、一歩ひいてしまうウンス。傷つけ合ったり、励まし合ったりしながら、いっしょに泣いて、笑ってする彼女たちの友情も、恋模様と同じくらいに楽しめました。

 ほかの人から見れば些細なものでも、出てくる人たちはそれぞれ確実に一歩ずつ足を踏み出したことが実感できるような構成は、見終わったという満足感と、長い物語を登場人物たちといっしょに過ごした余韻を残してくれます。

2009年5月17日 (日)

今週の韓ドラ’09(5/2~5/8)

★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『H.I.T.-女性特別捜査官-』(第15話)★★★
 HITを内部分裂させた上で、自分の手柄にしようとする部長の狸っぷりはお見事でした。それにふりまわされながらも、結局はスギョンの元に集まる仲間たちは、いつもながらお茶目です。
 スギョンの行動で捜査が混乱したことも、残酷な殺人事件が頻発しているというのにHITの面々があんまり捜査に出てないことも、大がかりな捜査チームが組まれてもよさそうなのにHITの実質5人だけが模倣犯捜査にあたるよう指示されたことも、今はいちおう民間人のドゥヨンが事件にまつわるノートを持っていて、しかも彼が過去の事件とのつながりに気づいたことも、彼らのチームワークに免じて忘れることにします。
 でもね、マスコミも注目する警察きってのチームなんだから、もう少し切れ味のある捜査をしてくれ~~~~。

・・・水・・・
『オンエアー』(第5話)★★★★ 
 脚本の内容が決まり、やっとキャスティングが始まりますが、案の定スンアがごねて、企画そのものがほかのものにとって代わられそうな危機です。しかし、ギョンミンの演出家としての力量ってどうなの?7歳の知能をもった、純粋な少女の物語に、ひらめきを感じる感性にちょっと違和感ありです。似たような映画があったなと思っていると、なんと本当に『ハーブ』の話題と主演のカン・ヘジョンが本人役でカメオ出演。イメージが固定されるのはよくないと断る彼女に、「あれは映画で、今度はドラマ」と説得するのもどうなのよ?
 スンアの元所属事務所による横やりも入って、自分たちの企画がダメになりそうなのに、のんびりしてる場合じゃないでしょうに。土下座してでもスンアを主役にもってくるとか、上司を納得させるなにかを考えてくれなくちゃ。
 せっかく、ヨンウンが脚本を練り直して、ギジュンもスンアに新境地を開いてほしいとお膳立てしてるんだから、演出家ががんばらなくてどうする!
 スンアが企画段階の台本を読みながら、主人公の女性を演じているところを想像するところ。「もう、難しすぎる~」と悲鳴をあげる姿がかわいかったです。

『必殺!最強チル』(第2話)★★★
 さあ、いよいよチルが仕事人として活躍です!と言いたいところですが、あらら、成り行きみたいな形で始末しちゃった。でも、かっこうは本格的。もっと、仕事人としてやっていく決意を固めるような場面があるのかと思いきや、いつのまにやら怪傑ゾロ風の仕事人になっちゃいました。しかも、今のところ単独行動。うーん、今ひとつメリハリのない演出ですねぇ。
 気になることは、ク・ヘソンの前髪。他の人みたいに、真ん中分けしているわけでも、大きな三つ編みかつらをつけているわけでもなく、そのまんま。なにか理由があるのかしらん?

・・・木・・・
『風の国』(第13話)★★★☆
 トジン、高句麗に行ったのはテソ王に命じられたからだったんですね。どうりで唐突だったはずだ。テソ王は、高句麗にとって積年の敵ではありますが、トジンがテソ王によせる信頼は絶大で、彼にとってはかけがえのない存在なんですね。
 扶余にもどったムヒュルも、ユリ王のため、ヘミョン太子が愛した故国のために、これまた必死の働き。
 立場は違えども、二人の青年が全幅の信頼をよせるものに、全身でぶつかって守ろうとする姿には、胸うたれるものがありますね。

・・・金・・・
『龍の涙』(第27話)★★★
 バンウォンが自ら明行きを決め、状況が落ち着くどころか、今度は王妃とバンウォン妻の対立。どっちもどっちの烈女だけに、二人が対峙しているだけで背筋が凍るものがありますね。男性陣が大勢いるより、よほど迫力があります。あそこまで強くなければ、海千山千、有象無象の宮中ではやっていけないのかもしれないけれど、側にいる人にはストレスになるだろうな。

『ロビイスト』(第3話)★★☆
 ハリーの回想シーンは、彼と妹のスージーが子どものころ、義父から虐待されていたという痛ましいものなので、見ていてつらかったです。スージー役は、『ファッション70's』のジュニですが、動乱の時代にあっても笑顔いっぱいだったジュニとは違い、暗い表情ばかり。演技がうまいだけに、真に迫っているのがよけい辛いですね。

・・土・・・
『いかさま師~タチャ』(第*話)次回第4話から
 おもしろいのに、なぜか後回しにしてしまうこのドラマ。

・・・日・・・
『スポットライト』(第5話)★★★
 ウジンが逃亡犯に捕らえられ、終始緊張感みなぎる回が圧巻でした。ウジンが恐怖心を抑えながらインタビューするところも、彼女を心配しながら励まし続けるキャップもすばらしかったけれど、犯人役の彼がよかった~。虚栄心とコンプレックスを抱えた複雑な犯人像は、迫真の演技でした。なんという俳優さんか知らないのですが、いい顔でしたね~。どこにでもいそうな風貌に潜ませた狂気と、生死をも知らぬ母への慕情とがないまぜになったあの顔を見ていると、胸がしめつけられるようで、息をのみました。

・・・木・金・・・
『砂時計』(第1~3話)★★★★★
 久しぶりに見ていますが、やはり見るたびにひきつけられます。
 テスの母親役のキム・ヨンエが中でも強い存在感です。夫を亡くし、妓楼を切り盛りしながら息子を育てる彼女は、決まりきった枠にとらわれず、明るく愛らしい。息子を誇りに思い、常に味方になって支えてくれる母でありながら、どこか守ってあげたくなる少女のような儚さをあわせもつ女性。彼女がいなくなってしまう場面は、彼女に似つかわしすぎて、美しすぎて、涙がとまらなくなりました。
 そして、印象的なのが第3話。ヘリンが、後に彼女のボディガードとなるジェヒと初めて出会ったときのエピソード。ヘリンを誘拐した側の部下であったジェヒが、直感的な思いからヘリンを守る側に変わるところに、不思議な縁を感じます。
 しかし、出てくる人みんなが若いですね~。中でも、ヘリン役のコ・ヒョンジョンなんて、内からわき出る若さみたいなものできらきらしてます。ジェヒ役のイ・ジョンジェにしろ、テスがいる組織の構成員イ・ヒドにしろ、さほど変わってはいないようでも時代を感じさせて、そんなところを見るのも楽しみです。

・・・月~金・・・
『張禧嬪』(第69~70話)★★
 とうとうヒジェが、その悪行三昧から処刑されそうになるものの、オクチョンのくどいまでの懇願と、高官の上奏で済州島に流罪となり命は助かりました。しかしいつもながらオクチョンの言葉は深みがないですね。兄の命乞いをするときも「太子の叔父だ」を連呼するだけ。せめて、苦境にあった自分を励まし、力のない自分のために尽くしてくれたとでも言えばいいのに……。そうすれば、もっと彼女に同調できるのにねぇ。
 しかも、このごろはいつも太子を手元においているだけに、太子の行く末が心配です。あんなにヒステリックな母親の姿を見て育つなんて、子どもによくないなと思うと、かわいそうになってきます。あの無垢な瞳を見て、少しでもオクチョンが変わってくれたらいいけど、無理そうだな。

『強敵たち』(第6~10話)★★★
 チェリム、健気で、一途な役がぴったりですね。このドラマ、彼女でもっているような気もします。
 スホはやっぱり性格悪いし、ジュンピルにもいま一つ惹かれなくて、せっかく形をなし始めた二人の過去にも、いまひとつ興味が湧きませんね~。
 そのぶん脇の人たちについつい目がいってしまいます。
 ヨンジン父を演じる、オ・グァンノク。男前声と、その飄々とした風貌とのミスマッチがいいです。ヨンジン弟も、癒しキャラで、家族思い。父の仕事を恥じているというヨンジンに、果敢に反論して家族を思いやる姿が素敵でした。
 もちろん、ヨンジン祖父(イム・ヒョンシク)の愛嬌は言うに及ばず。
 さらに、無愛想で、扱いにくい子ども代表みたいなグァンピル娘のコンニムも、なかなかかわいいし。警護室のピョ課長はいつもながら素敵。お話じたいになかなかのめりこめないので、人物観察で楽しんでます。

『不良主夫』(第*話)※※※
放送はすでに終了しています。

2009年5月12日 (火)

直球ホームドラマ~『あなた、そして私~You and I~』

あなた、そして私~You and I~ 1997年
 出演:パク・サンウォン、チェ・ジンシル、チェ・ブラム、ソン・スンホン

あなた、そして私 ~You and I~ DVD-BOX 1

 無性に古いホームドラマを見てみたくなって、選んだのがこれ。60%以上の高視聴率ドラマとはいえ、10年以上前の作品だけにあまり期待はしていなかったおかげか、想像以上のおもしろさで、すいすいと長丁場を完走しました。

 とある漁村に住む家族。漁師として海に出ることを誇りにしている父パク・ジェチョン。大学を出てソウルの一流企業で働く長男のドンギュ。お調子者で、楽をしてのし上がることを夢見ている兵役中の次男ヨンギュ。亡くなった母の代わりに家事をきりもりしながらも、ソウルに出てタレントになることを夢見ている長女サンオク。寡黙で人と交わることが苦手な三男ミンギュ。このパク一家を中心にしたホームドラマは、あくまでも定番で、特別に変わったことが起こるわけではないけれど、丁寧に作りこまれているだけに、安心して見ていられます。

 前半は、ドンギュの結婚問題。相手は会社の同僚で、比較的豊かなソウルの家に生まれ、なに不自由なく暮らしてきて、結婚後も仕事をバリバリ続けたいと思っている現代的な女性スギョン。

 そのスギョンが、前近代的ともいえるドンギュの実家を目の当たりにし、密度の濃い家族関係を強いられるであろう現実を前にして、結婚に迷いながらも新しい家庭をつくっていくさまが、楽しく見られました。三男ミンギュが起こした暴力沙汰の示談金のためにお金を使った長男ドンギュは、新居を用意することもできない状態。実の叔母のようにつきあっている大学教授のチソン宅に夫婦で間借りして新婚生活を始めるスギョン。そこに、次々とパク一家がころがりこんできて、結局パク父、除隊した次男ヨンギュ、三男ミンギュまでが同居する始末。
 それでも、スギョンは家族として明るく彼らとつきあい、ちゃんとぶつかって身内として悩んだり喜んだりするんですね。いやぁ、私だったらあの家族と同居してうまくやっていく自信はとうていありませんわ。スギョンの存在が、ずいぶんとお話を華やがせてくれました。
演じるチェ・ジンシルの魅力によるところが大きいだけに、かえすがえすも彼女の新しいドラマを見ることができないのが、残念です。

 後半は、三男ミンギュが中心となる家族の過去にふれる部分がテーマです。

 パク父が子どもたちに注ぐ愛情は、確かに深くて暖かい。それは分かるけれど、結局彼はその愛情を子どもたちが欲しいときに与えることができず、子どもたちそれぞれ、ひいては彼の亡くなった妻や、ミンギュの母らの心にも傷を残してしまったように思えてしかたありませんでした。

 子どもたちはみな、パク父がだれよりも子どもたちのことを思い、深い愛情を注いでくれることが分かるだけに、彼が妻を裏切ってほかの女性と子どもまでなしたことを恨み、もう一方で実母と引き離されたことに苦しみながらも、父への複雑な思いにふりまわされ続ける。もとは裕福だったというパク一家も、すっかり貧乏暮らしで、果ては船までも売り払う始末。パク父が、貧乏神に見えてきます。いやぁ、韓国ドラマによくある親の因果を子が背負い苦しむという構図、ここにもしっかり生きています。
パク父がもっとダメな父親だったら、かえって子どもたちの足かせは軽くなったかもしれないな、なんて思いました。

 それぞれの人物に感情移入はしましたが、いちばんのお気に入りは教授ことチソン。初めはちょっと風変わりな人だなと思ったけれど、意外にもいちばん常識的で冷静。乙女のようなところも嫌いじゃない。
そんな彼女が五十路を前に選んだのが、なんとパク父。パク父は苦手だけど、教授が選んだ相手だし、彼女もとっても嬉しそうだったから祝福気分が盛り上がってきてたのに、その結果は……。もう、この場面では教授があんまりにもかわいそうで、切なくていちばん泣いたところです。

 こうしてみると、パク父の生き様に、周りの人たちがふりまわされっぱなし。でも、そんな彼とかかわることで、長男ヨンギュが長年抱いていた家族へのわだかまりをとくことができたし、末っ子のミンギュもやっと年齢に心が追いつき大きく成長したし。ほかの家族たちも、いっそうお互いを思いやり、新しい道を歩き始めることができたしで、後味よく終わりました。

 子は親の背中を見て育つというけれど、反面教師の父をもやさしく支えようとするパク一家と、泣いたり、笑ったりできる作品でした。
 家族とはこうあるべき、父とは、夫とは、妻とは嫁とはという風習や固定観念にぶつかりながら、それぞれが自分たちのあるべき姿を模索して奮闘する姿は、奇をてらったところがなく、まっすぐです。ホームドラマの王道のようなこの作品、懐かしくもあり、心地よくもあるいいドラマでした。

 ちょっとずつ、古いドラマを見てみたくなります。

2009年5月 2日 (土)

今週の韓ドラ’09(4/25~5/1)

 先日、会社のPCでエラーと入力したら「偉ー」と変換されました。

★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『H.I.T.-女性特別捜査官-』(第14話)★★★
 ジェユン、いつもながらいい人だ~。暴走して孤立するスギョンを責めているのかと思いきや、自分が悪者になって彼女を現場から引き離して、冷却期間をおこうとするなんてできそうでできないことです。リーダーとしては、失格寸前のスギョンですが、それでもHITのメンバーは、なんとか彼女を助けようとして奮闘するところが、またいいじゃないですか。おかげでドゥヨンの無実も明らかになって釈放されたし。
 と、思ったら、この一連の事件はどうやらスギョンの亡くなった彼が関係した連続殺人事件と関係があるようですね。でも、今のところそれに気づいているのはドゥヨンだけで、しかもそれを捜査関係者には伝えていない。スギョンのために、彼がなにか危ないことをしそうで、不安です。
 どうでもいいけど、スギョン役のコ・ヒョンジョン、もしかして運動が苦手?警察学校での回想シーン、地面でゴロゴロ転がるだけなのに、動きが思いんですよね。

・・・水・・・
『オンエアー』(第*話)次回第4話から
 放送が2週もお休みになるなんて、ひどい。次がもっと見たいのに~。

『必殺!最強チル』(第1話)★★★
 必殺シリーズ、韓国版ということですが、とりあえず初回は仕事人(になるのであろう)チルの人物紹介のような回でした。お話が始まっていきなり登場したのは、チルの実父(オ・マンソク)!身分差別をなくすことを訴え、申聞鼓(=民がお上に訴えたいことがあるときに打つ太鼓)を打ち鳴らす場面は、なかなかの迫力で、そこにオ・マンソクの熱演。ぐぐっと引きこまれます。
 ただ、それ以外の場面は軽妙な感じがお話運びなので、シリアスモードからの切り換えにちょっと戸惑うところはありました。チルの過去の悲恋も、台詞だけで一気に語られてしまったのも、チルの妹があっという間に舞台から消えてしまったのも、もったいない気がしましたが、これからどんな展開になるんでしょうね。

・・・木・・・
『風の国』(第13話)★★★★
 ムヒュルのケガに駆けつけたのは、またしてもヨン。二人の運命的な再会です。傷が癒えたムヒュルのとった行動には、驚きつつも、ちょっと感動でした。ヘミョン太子が命がけで守った高句麗に仇なした己を悔い、自ら扶余に戻って密偵となることをユリ王に直接伝えたのです。ムヒュルを危険な目に遭わせたくないユリ王はこれを許すまいとしますが、ムヒュルの賢明さと勇気を信じるヘアプはこれを認めるよう進言する。幾重にも交差する彼らの関係が、揺るぎない信頼でつながっていることに、ハッとさせられるほどです。
 そして、トジンも高句麗でヨンと再会しますが、ヨンったらすっかりトジンを信じて、ムヒュルが密偵として扶余に戻ったことを、あけすけに話してしまったけれど、大丈夫かしらん?ムヒュルの前途に少し明るさが見えてきたのに対して、トジンのそれは暗き方へ向かっている気がして切ないですね。
 そうそう、忘れそうになっていた王子の証である首飾り。セリュ→ムヒュル→トジンと流れて、ついにセリュがそれを目にしましたね。ヨジン王子も、ムヒュルとの出会いが心に残っているみたいだし、また家族が集い、家族の幸せを感じる日が彼らにくるといいなぁ。

・・・金・・・
『龍の涙』(第25~26話)★★★
 前王朝の王族とそれに連なるワン氏が、ことごとく処刑されるというようなことが、李朝の初期にあったことを初めて知りました。しかも、船に乗せられたまま溺死させられるとは……恐れは人をこんなにも残虐な行動に走らせてしまうんですね。そりゃ、イ・ソンゲでなくとも、夢でうなされます。臣下たちも、病身の王においうちをかけるような政策をとっちゃいかんでしょうに。
 さらに、王妃とバンウォンらの対立は激しさを増しています。王妃の態度も感心しませんが、いちいち激昂しては荒っぽい行動に出るバンウォンにも、いささか辟易。この人が次の王になるんだと思うと、ますますもって嫌な気分になるわ。妙に落ち着いているかと思うと、怒りで衝動的な行動をとって、また王の機嫌を損ねるの繰り返し。さらに、彼の妻ミン氏の野心満々たる傲慢さも鼻につくし。いろいろ画策していたことや、私兵を養成していることが露見して、チョン・ドジョンにつけこまれ、バンウォンが人質として明にやられることになるし。太子のあのダメダメぶりからすると、少し待っていれば王座が転がり込んでくるだろうに、待てないこの夫婦。考えようによっては、お間抜けです。

『ロビイスト』(第*話)次回第3話から
 今週分はごめんなさい。

・・土・・・
『いかさま師~タチャ』(第3話)★★★
 ゴニとヨンミン、さらにナンスクを交えた3人の友情がいいですね~。ヨンミンのおばあちゃんが亡くなり、病院から遺体をひきとるために大金が必要になったときの、ナンスクの健気さ、ゴニの熱い友情、ヨンミンのやるせなさ。チャン・ヒョクは本当にこういう役がよく似合う!『不汗党』のオジュンでついた苦手意識が、あっというまに払拭されました。
 釜山の青年たちが、いかさま師の世界に足を踏み込んでいく、まさに真っ最中ですが、どの場面も目が離せません。有名なタチャであるアグィは、さすがの貫禄。キム・ガプスが出てくるだけで、画面がひきしまるし、チャンマダムの妖艶さもこれからが楽しみ。
 あぁ、どんどん続きを見たいけれど、いかんせん時間が足りなくて。とりあえず、第3話完了です。早く追いつきたいよ~。

・・・日・・・
『スポットライト』(第4話)★★★
 記者って大変な仕事なんですね~。忙しくて体力が必要なイメージはありましたけれど、警察に張り付いたり、家に戻れなかったり、なにげなく見ているニュースの裏でこんなに大変な作業がされているんだと思うと、ニュースを見る目も変わってきます。
 しかし、ウジン大丈夫???誰もが知る有名な容疑者に、身分を偽って近づいたものの、ライバル局のスクープで記者だということがばれちゃいました。いくら重大事件だからといって、人命を危険にさらすような報道をしちゃいけないでしょうに>ライバル局。無事に救出されると分かってはいるけど、ハラハラします。

・・・木・金・・・
『砂時計』(第*話)※※※
 BS11で、『砂時計』ノーカット版放送開始です!!ずいぶん前に見たきりなので、改めて見てみるつもりです。

・・・月~金・・・
『張禧嬪』(第64~68話)★★
 またしても政権交代。そしていよいよ仁顕王后の復位がかないました。しかし、6年も放っておかれてそれでもまだ粛宗のことをたてるなんて、人がよすぎて、じれったいです~。「けっ、誰があんな宮中に戻るかよ。粛宗、誰だっけ?」くらいの啖呵を切るとか、しおらしく宮中に戻ったふりをして、6年も放っておかれた恨みを晴らすべく、粛宗に対して無理難題をふっかけ、オクチョンも恐れるくらい悪女になるとか、それくらいしてくれないかしらん?
 臣下たちはことごとく流罪や死罪に処せられ、オクチョンも仁顕王后の再入宮と自身の禧嬪への降下すら知らされず、手のひらを返したように冷遇されるのに対して、「余は過去の過ちを悔いておる」とかなんとかという反省で粛宗はそのまま王の椅子に座り続けるこの差。これが、歴然と動かしがたい身分の差なんだと思うと、なんとも悲しいですね。オクチョンが身分に強いコンプレックスを抱き続けて、権力に固執してきたのも、少しは分かる気がします。
 粛宗の「ふぉっふぉっふぉ」という高らかな笑い声を聞くだけで、お腹の奥の方がもぞもぞして、いらっとする日々です。

『強敵たち』(第1~5話)★★★
 SP泣かせの大統領の息子スホと、彼の警護担当になったライバル的存在のヨンジンとグァンピル。スホとグァンピルの過去、ヨンジンをめぐる二人のかけひきが青瓦台を舞台にくりひろげられるドラマ。
 が、3話くらいまでは後味の悪さしか残りません。というのも、イ・ジヌク演じるスホがね……。20歳を過ぎていると思われる若者にしては、その言動があんまりにも幼稚。精神年齢はほぼ小学校高学年程度としか思えません。過去になにかあったらしいこと、それによって大統領である父との関係がこじれていることはさておき、いい大人なのにその態度はどうよ?っていう行動の連続に、いらいらしっぱなし。もう少しソフトな役柄のほうがイ・ジヌクにの持ち味を出せるように思うんだけど、役者さんとしてまだ模索中といっと感じですね。
 そして、グァンピルを演じるイ・ジョンヒョク。クールで、できる男という典型的な二枚目路線なんだけれど、うーん、微妙。役柄としてのグァンピルは好きなんですけどね。
でも、男性2人はともかく、ヨンジン役のチェリムは可愛い!元気で明るくて、ちょっとドジで。口では強いことを言いながら、家族思いで、彼女を見ているだけで嬉しくなれます。特に、3話の後半あたりから彼女が活躍し始めて、だんだんおもしろくなってきたので、楽しみです。
 脇をかためる、ヨンジン祖父(イム・ヒョンシク)、ヨンジン父(オ・グァンノク)@男前声もいいですが、目下の注目株は大統領警護室のピョ課長(マ・ドンソク)@『H.I.T』、『不汗党』!一見怖そうですが、部下思いで人情家の上司役が最高。

『不良主夫』(第*話)※※※
 放送はすでに終了しています。

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