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2008年12月27日 (土)

続編希望!~『セブンソード~七剣下天山』

セブンソード~七剣下天山 2007年
 出演:趙文卓(チウ・マンチェク)、王学兵(ワン・シュエピン)
     呂良偉(レイ・ロイ)、蔡少芬(エイダ・チョイ)、李小冉(リー・シャオラン)

セブンソード TVシリーズ DVD-BOX 1

 清朝初期。軍事力を誇る清朝政権と、“反清復明”を掲げ明朝の復権をめざす人びととの争いに加わった、天山の剣士たちの物語が、壮大なスケールのもとに描かれた武侠ドラマでした。

 七人の剣士は、以下のとおり。
 天山という人里離れた場所、師のもとで剣を極めるべく修行を続ける楚昭南(チュウ・チャオナン)、楊雲驄(ヤン・ユンツォン)、辛龍子(シンロンツ)、穆郎(ムーラン)。
 清朝打倒をめざす“紅槍会”の若き青年、韓志邦(ハン・チーパン)と武元英(ウー・ユェンイン)。さらに、彼らの活動に力を貸し、天山の剣士に助けを請うことを提案した、剣客・傅青主(フー・チンチュ)。

 この七人の剣士たちに与えられたのが、それぞれ特性の異なる宝剣ですが、これがまたすごい!人智を超えた力で、強大な威力を持つ剣は、それだけに、剣の持ち主も、彼らにかかわる人びとをも翻弄しながら、数々の悲劇をひきおこしてゆきます。
 力と、それを律し超えてゆくべく試練を与えられる剣士たちの姿が、迫力あるアクションシーンと両輪をなすようにお話を盛り上げてゆきます。

 しかも、一つ一つのお話はじっくり描かれています。七人の剣士の1年間が描かれているだけに、途中でそれぞれが別の行動をとるのですが、それを数話かけてじっくりと描いているので、武侠物ならではの複雑な人間関係や、勢力図も見ているうちに、それぞれ、ひもとかれるように分かっていきます。おかげで、それぞれの人となりに次第に寄り添っていくように気持ちをいれこんでいけました。
 映像化された武侠物はともすれば、できごとや登場人物が多くて、よく分からないまま急ぎ足でできごとが進んでいきがちですが、その点、このドラマは原作を読んでいなくてもお互いの関係が分かりやすく、そのぶん武侠部分や、恋愛、風景などなどそのほかのところもしっかり堪能できました。

 ただ、清朝がかなり非情で威圧的なものとして描かれ、対する武術結社“紅槍会”の人びとがそれに抗うという目線で描かれているのですが、端から見ていると果たしてどちらにもそれなりの言い分があり、そう簡単に善悪をつけられないとも思うのです。
 それだけに、天山の面々が俗世間の権力抗争に巻き込まれたようにも見えました。せっかく見ず知らずの人たち(=紅槍会)のために力を貸そうとしているのに、部外者だからといってなにかあれば疑われ、やり方が生ぬるいと非難され、あげくの果てにぬれぎぬを着せられたり……。七剣士同士の絆は深いものの、ほんとうの仲間として認めてもらえないことが、またさらなる悲劇を生みというジレンマもあって、七剣士には思い入れても、善の側として描かれている(ように見える)明朝復権勢力には、どうも最後まで共感できませんでした。

 ことに天山の第一弟子である楚昭南なんて、やることなすこと……。彼自身が招いた結果でもあるけれど、好きになった女性はああなるし、親友を思っての行動はああなるし、紅槍会のためを思っての行動はこうとられるし、最後はあれだし(←詳細は、本編でご確認ください)。

 と、こんなにいろいろ考えてしまうくらい、かなりのめりこめました。

 そしてなにより圧倒されたのは、衣裳の丁寧さ。ふだんの装いから、軍人たちが身につけている鎧にいたるまで、当時の人たちが本当にこういう衣服を着ていたのだろうと思えてくるほどでした。
 高貴な身分の人には、薄絹に細やかな刺繍のほどこされたもの。親王(=皇帝の弟)の襟元にある刺繍がアップになると、それが本当に糸が重なり盛り上がっているのが分かります。庶民や民衆のそれは、木綿かなにかの質素ないでたちで、自然の染料を思わせる落ち着いた色合い。鎧の合わせ目や、質感、貴族の女性がつける装身具などなど。細部まで見飽きることのない衣裳類が、ほんとうにすばらしい!
 本当の素材は分からないけれど、少なくとも化繊などを思わせるようなものがなく、細かいところまで目配りされていることが分かるというのは、見ていてもいい気分ですね。

 中国大陸ならではの広大な自然を背景もすばらしく、武侠ドラマらしいスケールが画面いっぱいに展開するおもしろい作品。
 ただ、ラストはどうも続編があるらしい終わり方で、いまひとつすっきりしません。続きを早く作ってほしい、というか、続きの分まで一気呵成に制作してほしかった。  

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