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2008年12月

2008年12月27日 (土)

続編希望!~『セブンソード~七剣下天山』

セブンソード~七剣下天山 2007年
 出演:趙文卓(チウ・マンチェク)、王学兵(ワン・シュエピン)
     呂良偉(レイ・ロイ)、蔡少芬(エイダ・チョイ)、李小冉(リー・シャオラン)

セブンソード TVシリーズ DVD-BOX 1

 清朝初期。軍事力を誇る清朝政権と、“反清復明”を掲げ明朝の復権をめざす人びととの争いに加わった、天山の剣士たちの物語が、壮大なスケールのもとに描かれた武侠ドラマでした。

 七人の剣士は、以下のとおり。
 天山という人里離れた場所、師のもとで剣を極めるべく修行を続ける楚昭南(チュウ・チャオナン)、楊雲驄(ヤン・ユンツォン)、辛龍子(シンロンツ)、穆郎(ムーラン)。
 清朝打倒をめざす“紅槍会”の若き青年、韓志邦(ハン・チーパン)と武元英(ウー・ユェンイン)。さらに、彼らの活動に力を貸し、天山の剣士に助けを請うことを提案した、剣客・傅青主(フー・チンチュ)。

 この七人の剣士たちに与えられたのが、それぞれ特性の異なる宝剣ですが、これがまたすごい!人智を超えた力で、強大な威力を持つ剣は、それだけに、剣の持ち主も、彼らにかかわる人びとをも翻弄しながら、数々の悲劇をひきおこしてゆきます。
 力と、それを律し超えてゆくべく試練を与えられる剣士たちの姿が、迫力あるアクションシーンと両輪をなすようにお話を盛り上げてゆきます。

 しかも、一つ一つのお話はじっくり描かれています。七人の剣士の1年間が描かれているだけに、途中でそれぞれが別の行動をとるのですが、それを数話かけてじっくりと描いているので、武侠物ならではの複雑な人間関係や、勢力図も見ているうちに、それぞれ、ひもとかれるように分かっていきます。おかげで、それぞれの人となりに次第に寄り添っていくように気持ちをいれこんでいけました。
 映像化された武侠物はともすれば、できごとや登場人物が多くて、よく分からないまま急ぎ足でできごとが進んでいきがちですが、その点、このドラマは原作を読んでいなくてもお互いの関係が分かりやすく、そのぶん武侠部分や、恋愛、風景などなどそのほかのところもしっかり堪能できました。

 ただ、清朝がかなり非情で威圧的なものとして描かれ、対する武術結社“紅槍会”の人びとがそれに抗うという目線で描かれているのですが、端から見ていると果たしてどちらにもそれなりの言い分があり、そう簡単に善悪をつけられないとも思うのです。
 それだけに、天山の面々が俗世間の権力抗争に巻き込まれたようにも見えました。せっかく見ず知らずの人たち(=紅槍会)のために力を貸そうとしているのに、部外者だからといってなにかあれば疑われ、やり方が生ぬるいと非難され、あげくの果てにぬれぎぬを着せられたり……。七剣士同士の絆は深いものの、ほんとうの仲間として認めてもらえないことが、またさらなる悲劇を生みというジレンマもあって、七剣士には思い入れても、善の側として描かれている(ように見える)明朝復権勢力には、どうも最後まで共感できませんでした。

 ことに天山の第一弟子である楚昭南なんて、やることなすこと……。彼自身が招いた結果でもあるけれど、好きになった女性はああなるし、親友を思っての行動はああなるし、紅槍会のためを思っての行動はこうとられるし、最後はあれだし(←詳細は、本編でご確認ください)。

 と、こんなにいろいろ考えてしまうくらい、かなりのめりこめました。

 そしてなにより圧倒されたのは、衣裳の丁寧さ。ふだんの装いから、軍人たちが身につけている鎧にいたるまで、当時の人たちが本当にこういう衣服を着ていたのだろうと思えてくるほどでした。
 高貴な身分の人には、薄絹に細やかな刺繍のほどこされたもの。親王(=皇帝の弟)の襟元にある刺繍がアップになると、それが本当に糸が重なり盛り上がっているのが分かります。庶民や民衆のそれは、木綿かなにかの質素ないでたちで、自然の染料を思わせる落ち着いた色合い。鎧の合わせ目や、質感、貴族の女性がつける装身具などなど。細部まで見飽きることのない衣裳類が、ほんとうにすばらしい!
 本当の素材は分からないけれど、少なくとも化繊などを思わせるようなものがなく、細かいところまで目配りされていることが分かるというのは、見ていてもいい気分ですね。

 中国大陸ならではの広大な自然を背景もすばらしく、武侠ドラマらしいスケールが画面いっぱいに展開するおもしろい作品。
 ただ、ラストはどうも続編があるらしい終わり方で、いまひとつすっきりしません。続きを早く作ってほしい、というか、続きの分まで一気呵成に制作してほしかった。  

今週の韓ドラ(12/20~12/26)

 なんだか、年末という気分がまったくしないのですが、今年も残すところあと少し。

 年賀状、まだ一枚も書いていません。印刷すらしてません。
 大掃除もまったく手つかず。大掃除どころか、日常の掃除すらしていない。

 ゆいいつ、年越しに向けて用意したのは、年末年始に読む本を図書館で借りてきたことくらいですかね?
 ふだんはなかなか手が出ない、厚めの本を選んでみました。
 寝正月&読書&駅伝鑑賞。毎年恒例の年始を、穏やかに迎えるつもりです。 

 ★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・水・・・
『ニューハート』(第12話)★★☆
 なんだか、回が進めば進むほど、この病院にはかかりたくないな~と思ってしまう。前回はロビーでウンソンが殴られるし、今回はこれまたロビーでガングクが亡くなった患者さんの息子に涙ながらに謝ってるし……。誠実な対応といえなくもないけど、これから手術や治療を受ける人は、あれじゃ不安になりますって。
 そして気になるガングクの訴訟問題。いくら忙しいからって、警察からの呼び出しをあんなに断っちゃまずいでしょ。警察だって仕事なんだから、ねぇ……。彼の妻が言うように、家族に対しても無関心(と言われてもしかたない状況)だし、名医かもしれないけれど、あんまり好きになれません。
 そして、ウンソンです、ウンソン!キム・ミンジョンちゃん、もとい、ヘソクが、涙目になりながら一所懸命アプローチしてるのに、あの態度はなに!許せないわ(笑)

・・・木・・・
『恋愛時代』(第12話)★★★
 ウノが、ドンジンが新しい恋に踏み出したのを見てしんみりする姿が切なかったです。毎回のことながら、細やかな気持ちを画面に映し出すような丁寧さがこのドラマの魅力ですね。
 今まで、どちらかというとウノをドンジンが見守るようなかっこうだっただけに、ウノ以外の女性を向いているドンジンに、一抹の寂しさも感じます。
 そんな雰囲気の中で、いつもおもしろいウノの妹ジホ。彼女のあっけらかんとしたところも、いいスパイスです。

・・・金・・・
『龍の涙』(第9話)★★★
 イ・ソンゲが国王となり、にわかに騒がしくなったのが太子(皇太子)の地位にだれがすわるか。王妃となったソンゲの妻(←カン氏というだけで、名前は出てこないのです……)も、これまでは優しげな人に見えたのに、とたんに権力に固執するところを見せるし、キーマンの五男も陰でいろいろ動いているし、その妻はなんと結婚して10年以上たって初めての子を身ごもるし。おまけに、長男は前高麗王の地位を簒奪した父らに反発して、太子の地位も、王族の身分も嫌って家出しちゃうし。
 こういうのを見るだに、血筋で為政者を決めようとすると、ひずみが生じるし、民衆なんてそっちのけなんだなと思ってしまいます。
 こんな歴史のお手本があるのに、人ってなかなか学習できない生き物ですな。

・・・日・・・
『外科医ポン・ダルヒ』(第19話)★★★★
 ジュングンが養子縁組を解消されたいきさつが分かりましたね。しかし、2歳という年から育てておいて、いくら実の子が亡くなったからって、あれはないよね。外科部長が言う「それなりの理由」というには、いま一つ納得がいきませんね。ジュングンがひねくれてる(←でも、根はいい人って思います、はい!)のも、そこに一因があるんじゃなって思ってしまいました。2歳なんて、ほとんど記憶のない時期だけに、養子とはいえ唯一の親に捨てられたような気がしたでしょうね。
 口うるさくて、怖いジュングンですが、また違う一面を見て、これまで見せていた顔に人間的な体温が感じられるような気がしてます。

2008年12月20日 (土)

今週の韓ドラ(12/13~12/19)

 韓国の個性派俳優、パク・クァンジョンさんが15日肺ガンで亡くなられたそうです。享年46歳。
 この1週間、ほとんどネットを見ていなかったので、さっきこのニュースを目にして本当に驚きました。

 わりと体格のいい方が多い韓国の俳優さんの中にあって、細くて、ひ弱な感じのする珍しい俳優さんであり、それ以上に脇にあって独特の存在感がある、とても味のある方だっただけに本当に残念でなりません。

 ドラマ『魔王』で演じた、カン・オス(オム・テウン)の高校時代の担任教師役は中でも好きな役の一つです。元教え子を思い出す、哀しさと優しさの入り混じったまなざしが印象的でした。
 そして、最近見た映画『妻の恋人に会う』の男性主人公。情けない、弱っちい男ながら、愛嬌を漂わせる役もすばらしかった……。

 心からご冥福をお祈りいたします。

 ★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・水・・・
『ニューハート』(第11話)★★☆
 韓国ドラマの病院物。登場する患者さんや、その家族の傍若無人ぶりはときどき想像を超えていて、毎度、毎度驚かされます。今回も、自分の社会的地位をかさにきて無理難題を通そうとする男性患者が登場。からまれたヘソクを助けようとして、ウンソンは鼻の骨が折れるほど殴られてしまいます。ヘソクが巻き込まれるのをきらって、そのままなにも対処しないというウンソンですが、あれは明らかに暴行ですよね。どんな大物か知らないけれど、病院としてもあんな患者を放っておくなんて、あれはひどい。ほかの患者さんが大勢いる前で、あんなことが起こる病院って……私なら、絶対行きたくないです。

・・・木・・・
『恋愛時代』(第11話)★★★
 あらあら、ウノの恋はかなり前途多難ですね。教授の妻、愛情表現が屈折しているけれど、実は彼のことがまだ好きなのね。ちょっとしたけんかのつもりが、仲直りするきっかけを失ってこじれている、っていう状況みたいで、気の毒になりました。ま、あの教授もけっこう鈍感そうなので、そういう妻の気持ちを分かっているようで、深くは理解できてなさそうですもんね。
 そんなこんなで、元レスラーのユリが働くお店で、酔っぱらいの男性にからまれて大暴れ(?)までしちゃったウノ。彼女が助けを求めたのは、やはりドンジン。ドンジン、せっかくユギョンといい雰囲気だったのに、どんぴしゃのタイミングでウノからの電話。
 でも、やっぱりドンジンもウノのことが気になるから、わざわざ駆けつけて、お節介を焼くんですよね。腐れ縁も、また縁の一つ。そんなことを思いながら見ました。

・・・金・・・
『龍の涙』(第8話)★★★
 とうとう、側近たちの働きもあって、高麗の王は廃位され、イ・ソンゲが王位に就きました。
 でも、お話を見ている限りイ・ソンゲ本人は、権力の頂点に立つことはやぶさかでないと思いながらも、自分では積極的に王位につくことを口にしないのです。でも、推されればそのまま王になる。彼の本意がドラマを見ている限りでは、今ひとつ分からないですね。
 側近たちはイ・ソンゲという武人が、新しい王にふさわしいと信じて、あれこれと画策をめぐらせ、ときにはやりすぎてイ・ソンゲに「民意が離れてしまうようなことをするな」と叱責されるし。
 この辺り、ご当地では周知の事実としてすんなり理解されるのかな?

・・・日・・・
『外科医ポン・ダルヒ』(第18話)★★★★
 ジュングン、大いに悩む回が続きます。ダルヒにケガをさせた犯人を手術して救ってしまったこと、そのことでゴヌクに責められうちひしがれているところにこの出来事で、さらに萎れているのが、見ていてかわいそうになるほどです。怒鳴っている彼のほうが、怖いけど元気があっていいですよね。ダルヒも、少し彼のことを大らかな気持ちで見るようになっているのが、ほっとします。
 そして、ジュングンとゴヌクの関係がやっと明らかになりましたね。それにしても、ゴヌクはともかく、彼の養父となっていたゴヌク叔父=外科部長は気づかなかったの?いくら養子とはいえ、一時は自分の家族として過ごしていたはずなのに……そんなに、顔が変わっているの?そりゃ、ジュングンでなくとも気分悪いですよね。絶縁した背景になにがあったんだろう。
 ここ数回で私的には『外科医アン・ジュングン物語』に変わってます。

2008年12月13日 (土)

今週の韓ドラ(12/6~12/12)

 先週『君に出会ってから』が終わり、見ているドラマが4本になりました。もちろん、放送している作品はほかにもあるんですが、食指が動くものがなくて。
 数を見ていると、だんだん選り好みしてしまうようになるからでしょうね。

 おかげで、またぼちぼち本を読む時間がとれるようになってます。活字ではないけれど、西原理恵子の本で思わず泣いたり、時代小説に浸ったりしてます。

 ★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・水・・・
『ニューハート』(第10話)★★☆
 ガングクと対立するミン医師。絵に描いたような悪役キャラですね~。毎回、次から次へと悪そうなことばっかりするのが、かえって笑えます。ここまで徹底しているのも、最近のドラマでは珍しいかも。このごろは、嫌いの頂点を超えて、かえって次はなにをしでかしてくれるか楽しみにすらなってきました。

・・・木・・・
『恋愛時代』(第10話)★★★
 ドンジンの初恋の相手、ユギョンの登場でドンジンもやっと恋愛モードになってきました。ユギョン、ふりふり飾りのついた服に、きれいにカールされた髪と、穏やかなほほえみ。下手をすると嫌味になりそうな理想的なキャラですが、これがとっても素敵。初恋相手が、こんなにすてきな女性になってたら、それは気持ちも動くでしょうね。
 ウノとはまた別のタイプですが、彼女とならうまくいってほしい気もしますね。
 一方のウノは、つきあい始めた大学教授に別居中の妻がいることが分かって、やや先行き不安。しかもこの妻が、ウノの前になにかと現れるんです。いや、怖いわ~。ウノにも、もっと幸せになってほしいんですが、どうなるんだろう?
 おもしろいドラマ、脇の人たちも重要ですが、このドラマもみんなおもしろい。ウノの妹ジホは、すっとぼけててかわいいし、元レスラーの女性も存在感たっぷり。画面のすみで、さりげなーくおもしろいことしている場面を見つけたりするにつけ、丁寧につくられたドラマだなと嬉しくなります。

・・・金・・・
『龍の涙』(第7話)★★★
 日本の政治も波乱含みの昨今ですが、ドラマでも動きが。
 対抗勢力たる人物を、イ・ソンゲの五男バンウォンらが殺し、いよいよ高麗王朝も最後のときが近い感じですね。高麗王朝に忠誠を尽くす人にも、その腐敗を嘆いてそれに反旗を翻そうとする人にも、それぞれ真実があるけれど、政権にも万物と同じ命つきるときがくるのはいたしかたないのかなと思いますね。
 このドラマ、最後は厳かなナレーションつきの予告でしめくくりなんですが、次週もまた大変なことが起こりそうです。朝鮮史を知らないおかげで、毎回、緊張感たっぷりですが、歴史に疎いのも、たまにはいいらしい。

・・・日・・・
『外科医ポン・ダルヒ』(第17話)★★★★
 目が離せないという点では、このドラマもほかにひけをとりません。今回も、パク先生を怖いお兄さんたちが訪ねてきたり、ゴヌクとジュングンがまたまた衝突したり、それによって辛いことがあったり。ジュングンの過去が明らかになったり。
 なんといっても、今まではなにごとにも自信たっぷりで揺るがなかったジュングンが、自分のとった行動に戸惑って落ち込んでいるのが、印象的でした。断然ジュングン派なので、まっとうな意見なんですが、ジュングンの傷をえぐるように批判するゴヌクが、とーっても憎々しく見えました。
 そこに追い打ちをかけるように、ダルヒが入院していた少女殺害犯に刺されてしまうという急展開。
 次回が早く見たい~~。

2008年12月11日 (木)

中華ドラマの金字塔~『還珠格格』

還珠姫~プリンセスのつくりかた~(原題:還珠格格) 1999年
 出演:趙薇(ヴィッキー・チャオ)、林心如(ルビー・リン)
     蘇有朋(アレック・スー)、周杰(チョウ・キット)、張鐵林(チャン・ティエリン)

還珠姫 ~プリンセスのつくりかた~ (6枚組DVD-BOX)

 日本版DVD発売を祝して(?)、見直してみました。これまで3~4回は見ているんですが、それでもやっぱりおもしろくて、次、次と止まらなくなってしまいました。
 小燕子(しゃおいぇんず)の魅力はやはり、いつなんどきでも絶大です。

 登場人物は以下のとおり(←あいかわらず、超独断と偏見です)

■■■ 小燕子 ■■■(シャオイェンズ)=還珠格格[民間から迎えられた姫]
 尼寺で育った孤児。柳青、柳紅兄妹や、孤児たち、身よりのないお年寄りたちといっしょに裏長屋で暮らしている。柳青、柳紅とともに、路上で芸を見せたり、ときには泥棒に入ったり(!)して生計をたてている。
 身軽で武術に長け、元気いっぱいの女の子。友だちや仲間をなによりも大事に思い、義姉妹の契りを結んだ紫薇(つーうぇい)のために一肌脱ぐが、それが宮中生活のきっかけになってしまう。
 宮中では、礼儀もきまりごともなんのその。破天荒な振る舞いで宮中を大混乱におとしいれるが、その愛らしさで周りの人を思わず微笑ませてしまう。

■■■ 夏紫薇 ■■■(シャー・ツーウェイ)
 かつて、乾隆帝が巡幸で訪れた斉南(チーナン)で生まれた、今上帝の落としだね。母を病気で亡くし、唯一の肉親である父を訪ねて北京にやってきた。書画音曲のすべてに優れ、教養と気品を兼ね備えた女性。スリに遭いそうになったところを小燕子に助けられ、義姉妹として深く結びつく。
 たおやかで、気品あふれ、あまりに完璧すぎて少々鼻につくところがなきにしもあらず?気をつけてみると、けっこうさりげなーく皮肉を口にしたりも。

■■■ 永琪 ■■■(ヨンチー)=五阿哥[乾隆帝の五番目の王子]
 王子でありながら、親しみやすい気さくな人柄で、たちまち小燕子たちとも友だちのような関係に。宮中をひっかきまわす小燕子に戸惑い、後始末に追われながらも、しだいに彼女の魅力にひきこまれてゆく。
 文武両道に秀でているけれど、見ている限りはそんなすごい人に見えないところが、すごい!?

■■■ 傅爾康 ■■■(フー・アールカン)=傅大爺[傅(フー)家の長男]
 乾隆帝の護衛をとりおこなう武官……なんだけれど、劇中ではほとんど働いているところはなくて、もっぱら紫薇のお相手をしている気がする。初めて見たときはあまり気がつかなかったけれど、一目惚れした紫薇の一挙手一投足に右往左往して、かなり浮かれている。原動力は、紫薇のため、彼女となんとかうまくいきたいという気持ちのみ。小燕子のため、皇上のためといいつつ、その実は大好きな女性のためということが判明。
 話し方や動作がかなり大時代的。

■■■ 傅爾泰 ■■■(フー・アールタイ)=傅二爺[傅家の次男]
 兄の暴走と、あわてふためく王子の間で、一人冷静で客観的。それでいて、冷たいわけじゃなく、ちゃんと思いやりがある次男坊。王子のお付きだけに、小燕子と接する機会も多くいいお友だち。
 個性的な面々に囲まれて割を食っている気もしないではないけれど、その実、いちばん誠実で、優しくて、落ち着いているので、好感度大。

■■■ 金瑣 ■■■(チンスォ)
 紫薇の家に仕えていた侍女で、ほとんど姉妹のようなほど親しい間柄。侍女らしく、なによりも小姐=お嬢さまたる紫薇の味方。彼女のために、泣いたり、怒ったり、いっしょに喜んだりと忙しい。
 小燕子、紫薇と並んでも見劣りしない美人で、性格もなかなかかわいい。

■■■ 乾隆帝 ■■■(けんりゅうてい)=皇上
 威風堂々と風格をたたえたときの皇帝。
 少なくとも十二阿哥(12番目の王子)までおり、格格(姫君)も7人はいるという子だくさん。登場する妃は、2人だけながら、亡くなった人も含むとかなり多くの妻をめとっているもよう。
 すっかり忘れていた落としだね=還珠格格の登場で、すっかりペースを乱されるも、小燕子のあんまりの愛らしさに、目に入れても痛くないほどのかわいがりよう。その仲良し父娘ぶりがほほえましい。

■■■ 皇后 ■■■
 皇上によると、かつては「控えめで、優しい」女性だったらしいが、皇帝の寵愛を失ってすっかり眉間に皺よせたきつい女性に。宮中のしきたりに疎い小燕子の存在を、なにかにつけて目の敵にし攻撃してくる。
 十二阿哥の生母でもあり、五阿哥にも密かに敵対心を抱いているらしい。
 皇后の乳母であるロンばあやというお付きの女性が、これまた怖い……。
 本当に懲りずに怖いことを企む人ではあるけれど、どこか寂しげで、哀しい女性なのかなという気もする。

 機会があれば、もう1回といわず、2回でも3回でも繰り返して見たい大好きなドラマです。
 信頼した相手には、ありったけの信頼と愛情をよせて、なにをもってしてもその人たちを守りたいと奮闘する小燕子。中華圏で大旋風をまきおこしたのも、改めて納得です。

 厳格な時代劇ではないし、親しみやすいつくりなので、中華ドラマになじみのない人にも見てほしいですね。

 今まで珠格格と間違えてたことに、今さら気づき、この記事から直してます。意味からすると当然、ですよね。失礼しました……。

2008年12月 7日 (日)

今週の韓ドラ(11/29~12/5)

 ふと、地球環境について考えてみました(←半分うそです)

 部屋のすぐそばにあるアパートのエアコン室外機。このところの冷え込みでフル稼働中。朝から、深夜まで止まることがない。(←寝るときにも消さないんだろうか?)
ぶんぶんぶんぶん、ぶぅぅんぶぅぅん、がごっ、ぶんぶんぶんぶん、ぶぅぅんぶぅぅん、がごっ……がエンドレス。深夜にはちょっと、耳につく。

 スーパーで買ったものを袋詰め。おとなりの若夫婦、レジ袋持参。でも、お肉はもちろん、買った物のほぼ8割くらいは備え付けの透明ポリ袋に丁寧に入れている。たぶん、10枚以上は軽く使っているもよう。(←気になって、ちら見した)
 レジ袋はあれども、果たしてこれはエコなのか?

  ★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・水・・・
『ニューハート』(第9話)★★☆
 おぉ、ヘソクとウンソンが大接近です。心疾患センターの新設や、手術のゴタゴタは見ていてつらいので、二人の恋愛(?)はちょっと気持ちがなごみます。
 HIVに医師が感染する危険にさらされているできごと、『ポン・ダルヒ』にも出てきましたね。もし、実際に医師がHIV陽性になったら、やっぱり医師の業務にはつけないんでしょうかね?

・・・木・・・
『恋愛時代』(第9話)★★★
 お互い気持ちが残っているのに、新しい相手と始めようとしているウノの姿を見ていると、なんでだろうという思いと、離婚を経ただけに二人にしか分からない気持ちのあり方があるのかなと思うようになってきます。好きだから結婚していっしょにいるだけが、男女の関係じゃないのかなと思ってみたり。
 理屈や言葉で言い表せない気持ちがあるんだと、見るたびにはっとさせられるドラマですね。

・・・金・・・
『龍の涙』(第6話)★★★
 イ・ソンゲが中心人物なんですが、彼はたいてい黙して動かず。周囲が思惑にかられてさまざまな行動を起こしていく。歴史とはそういうものなのかなと感じますね。
 それにしても、五男のイ・バンウォンが怖い。父に冷遇されているとはいえ、かなりしたたかで、しかもその妻も権力の座にかなり執着があって、二人して大きな物を虎視眈々と狙っている感があってかなりの迫力です。次の権力者はバンウォンなのかな?しかし、今のところは、なんだか悪役的な役割なんですが……。

・・・日・・・
『外科医ポン・ダルヒ』(第16話)★★★★
 いまさらですが、アン先生ったらやっぱりダルヒのことが好きだったのね。初めから、なーんか、いちいちつっかかるなと思っていたけれど、あれは小学生が好きな子をいじめちゃうのと同じことだったのかと、妙に納得。好きな人には優しくするように言われて、とった行動が、処置をそばで見ながら手技のコツを助言する(←優しくといいつつ、けっこうぶっきらぼうですが……)という、彼らしい愛情の見せ方が、ほほえましかったです。症例検討会でも、厳しい口調ながらその実はダルヒをかばってるし。二人の仲がどんなふうに進展するのか、楽しみです~。
 そして、患者の死を目の当たりにして落ち込んだダルヒの復帰を出迎えた、レジデント同期4人の姿がよかったわ。この4人の仲良しぶり、やっぱり好きです。

・・・月~金・・・
『君に出会ってから』(第45~48(最終)話)★★★
 
ちゃんとハッピーエンド。まるく収まって、めでたし、めでたし。
 題名のとおり、みんなそれぞれが自分にとっての鍵となる「君」に出会うお話でした。
 ほんわかした気分で見るドラマとしては楽しみながらも、だれかに強く思い入れることもなく見ていたので、ぐっと気分が盛り上がることもないままに終わってしまいました。
 でも、後半でいちばんよかったなと思ったのは、終始あんまり目立たなかったスジンとボンスクの二人。心身ともに宙ぶらりんだった感じのボンスクが、タレントの仕事を始めて、スジンとぶつかり、社会とぶつかりしながらも、仕事との距離を模索し、恋人との距離を考えていける女性に変わっていったのがよかったし、スジンもそれに真剣によりそっていて、一番幸せになってほしいカップルですね。

2008年12月 1日 (月)

一秒たりとも見逃すな!~『DON 過去を消された男』

DON 過去を消された男 2006年・インド
 監督:ファルハーン・アクタル
 出演:シャー・ルク・カーン、プリヤンカー・チョープラー
     アルジュン・ラームパール、カリーナー・カプール

DON ドン -過去を消された男- [DVD]

 映画としておもしろい要素をすべてつめこんで、インド映画定番の歌と踊りもちゃんとあって、それでいてクールでかっこいい。大らかで、なんでもありの娯楽映画の顔をしながら、実は見終わってみると、いたるところに伏線がちりばめられた計算された作品だったことが分かります。
 ちょっとした台詞があとあとの鍵になっていたり、つっこみどころだと思っていた部分にもちゃんと意味があったり、最後まであますところなく楽しめて、唸ります。これぞ映画の王道!

 始まりはパリのカフェ。ここからして、イメージしていたマサラムービーとあまりに違い、思わず違う作品を見ているんじゃないかとDVDのパッケージを見直してしまいます。
 登場するのは、シャー・ルク・カーン演じるインド系マレーシア人のドン。「10人の刑事に追われるが、誰も捕まえることはできるない」というカリスマ的マフィア。その言葉どおり、頭脳明晰、腕もたって、女性にも人気。裏切りには容赦なし、味方であっても油断のできない切れ者ぶり。
 その彼を追うのが、インド警察のデシルバ警視。インドでの麻薬取引について情報を得たデシルバは、とうとうドンを追いつめるものの、大けがを負ったドンはそのまま亡くなってしまう。
 しかし、デシルバは組織の全貌をさぐるため、ドンの死を隠し、事故で記憶を失ったと偽り、ドンになりすましたインド人青年ビジャイをマレーシアに帰国させるのだった。

 ここまででも、スリリングでテンポのいいお話運びにぐいぐい引き込まれますが、さらにお話は展開を続け、ハラハラ、ドキドキが続いていきます。

 物語がおもしろいのももちろんですが、特筆すべきは主役のドンを演じるシャー・ルク・カーン。
 彼を初めて見たのは、『ラジュー出世する』というずいぶん前の作品ですが、そのときは気の良いお兄ちゃん然として、かっこいいというよりも、いい人そうというくらいにしか思いませんでした。

 そんな第一印象が夢だったのかと思うほど、この作品でのシャー・ルク・カーンは、かっこよくて、渋くて、悪くて、スターのオーラがぎんぎんに出ているのです。
 非情だし、冷酷だし、つきあっていくのに緊張を強いられるような悪さがみなぎっているのに、かっこいいとしか言い表しようがない完璧ぶりを、けれんみたっぷりに演じられるのは、並大抵のことじゃないと思えてきます。悪かろうが、冷たかろうが、それがドンならそれでいい、なんて気づいたら思っているのも、シャールク・カーンのオーラにやられたせいかもしれません。

 でもそれだけでは終わりません。
 彼が演じるもう一人。ビジャイが登場すると、ますますシャー・ルク・カーンのすごさを思い知ることになります。
 マフィアの大物ぶりとはうってかわった、インドの貧しき芸人で、全身から人の良さがにじみ出ているような小市民ぶり。これが本当に、さっきのドンと同じ役者さんなんだろうか。よく似た役者さんで、まったく別人と言われればそのほうが納得できそうなくらいの豹変ぶり。

 お話にうなり、シャー・ルク・カーンのスターっぷりに圧倒され、女性陣の美しさに目を奪われ、3時間近くの長丁場もあっという間でした。
 あぁ、これはぜひ映画館で見たかった。

 とにかく、見るべし!
 ひとたび見始めたなら、一秒たりとも見逃すな!
 以上!

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