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2008年10月27日 (月)

正しい家族の作り方?~『不良家族』

不良家族 DVD-BOX

不良家族 2006年
 出演:キム・ミョンミン、ナム・サンミ、ヒョニョン、イム・ヒョンシク、
          ヨ・ウンゲ、カン・ナムギル、クム・ボラ、キム・ヒチョル
          キム・ギュチョル、パク・ジヌ

 百貨店の社長一家が交通事故で亡くなり、たった一人末娘のナリムだけが残された。ナリムの唯一の肉親で、百貨店の部長でもある叔父は、この事故の原因に新社長がかかわっているのではと疑念を持つ。唯一の目撃者であるナリムは、事故のショックで記憶をなくしていた。そこで叔父はナリムの記憶をとりもどすため、疑似家族をつくる。
 が、集まった家族はひとくせも、ふたくせもある社会の落ちこぼれたちばかりだった。

 不良家族たち

  • ナリム:9歳の女の子、小学生
     家族の中心。記憶をなくし、しばらく話すこともできなかったが、家族に囲まれしだいに心を開いてゆく。
  • ダルゴン(叔父役):人材派遣業のチンピラ
     口癖は「てめーら、土に戻すぞ!」(←本当に、穴を掘らせるあたりが徹底している)。口は悪いし、学もないけれど、義侠心に厚く、優しくて憎めない、愛すべきリーダー役。
  • ヤンア(姉役):漁師→ソウルでデパートに就職希望
     両親を亡くし、育ち盛りの弟3人を育てる逞しき女性。ダルゴンが唯一かなわない相手。
  • チャン先生(祖父役):社交ダンス教室経営
     ダンス教室の経営難で、ダルゴンに借金あり。美しい女性に目がない。
  • ボンニョ(祖母役):市場の餃子屋
     餃子の味はいいけれど、衛生観念にちょっと難あり。かなり口が悪いが、実は情に厚い。
  • ギドン(父役):サラ金の取り立て業
     礼儀正しいが、気が弱いため、サラ金の利子回収がまったく進まず、失業の危機に。
  • ジスク(母役):市場のコーヒー屋マダム
     経済観念ゼロ。お金があれば、あるだけ使ってしまい、サラ金に借りては返すの、借金生活。お金を返さないことの手練手管は、サラ金業者をもうならせる。
  • コン・ミン(兄役):美容師
     金髪の美容師志望の青年。言動はどこか世間離れしているため、みんなから宇宙人扱いされる。

 ナリムのもとに集まった“家族”は、みんな表面的には成功とは縁遠いダメな部類ともいえる人たち。借金があったり、経済観念がなかったり、仕事もぱっとせず家族と離ればなれだったり。それが原因で、チンピラのダルゴンに弱みを握られ、“家族”として働きながら、その報酬はダルゴンに借りたお金の利子としてまきあげられるという生活。当のダルゴンにしても、そのお金をまた元のボスに返していくという自転車操業。
 それだけに、雇い主でもあるナリムの叔父さんからの条件である「仲むつまじい家族」を演じながらも、その裏ではあっちでぶつかり、こっちで不満を言い合いの、よせあつめなのです。
 でも、個性的な面々だけに、このぶつかり合いがまたおかしいのです。それぞれが思う方向に走り出そうとするものだから、まとまりがないことこの上なし。しかし、ここで活躍するのが、みんなのまとめ役ともいえるダルゴン。
 といっても、信頼感を得てのまとめ役というよりは、荒っぽさで勝負です。足を洗ったといえどもその筋の人だけに、脅し方は人並み以上。ダルゴンの怒号一喝で、みんながビクッとなって静まりかえるのが、見ているほうはおかしくて、また大笑い。

 初めはお金のため、暮らす場所を確保するための仕事として家族を演じているのですが、いっしょに暮らしていくうちに彼らの間にも、奇妙な絆のようなものができあがっていきます。
 そして、各回ごとにそれぞれに本物の家族とのエピソードが用意され、その一つ一つに泣かされたり、笑ったり。気がついたら、彼らが本当の家族に見えてくるような気になります。

 中でも、みんなのまとめ役、ダルゴンが最高です。我が強くて、まとまりのない“家族”たちを、脅したりすかしたりしながら、まとめてゆくチンピラを、キム・ミョンミンが実に愛すべき人として暖かく演じています。
 『白い巨塔』、『花よりも美しく』に続いてまだ3本しかキム・ミョンミンの出演作品を見ていませんが、そのどれもがまったく違う人に見えるほど。シリアスな役柄だけでなく、コメディでもまったく自然で違和感がない演技力は絶品です。

 イム・ヒョンシク、ヨ・ウンゲ、カン・ナムギルにクム・ボラ、キム・ギュチョルと、味のあるベテラン俳優陣、キム・ミョンミン、ヒョニョンらの中堅どころ、そしてナム・サンミ、キム・ヒチョルの若手、さらに子役たちがみんなうまくて、それぞれのいいところが存分に出ているのも、ドラマとしてのおもしろみを盛り立てていたような気がします。 

 「家族をつくる」という言葉どおり、家族とはお互いが時間をかけ、ときにはそれぞれが努力して形作っていくものなのかもしれない、そう思いました。
 この疑似家族たちのように、つとめて家族になろうとすれば、例えそこに血のつながりはなくとも、家族になってゆけるのかもしれません。たとえ、夢物語であっても、そう思わせてくれるだけで、なんだかいい気分になれます。

 家族のつながりだけでなく、恋に疑念や裏切り、家族愛にきょうだい愛、友情や師弟の絆、義理と人情、片想いやすれちがいがあって、人とつながっていることは大変だけれど幸せなんだと思える、ちょっと異色のホームドラマ。
 こんないいドラマを見られて幸せです。悲しいのも、深刻なのもいいけれど、やっぱりコメディタッチの作品はいいですね~。
 物語と、それぞれの人物、そして演じる役者さんたちのうまさ、笑いと涙のバランス、どれもが絶妙で最高におもしろいドラマです!!

 

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