2014年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

***

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008年9月

2008年9月28日 (日)

遺伝子組み替えます~『基因決定我愛イ尓』

DNAがアイラブ・ユー(原題:基因決定我愛イ尓) 2007年・台湾
 監督:李芸嬋(ロビン・リー)
 出演:彭于晏(エディ・ポン)、余男(ユー・ナン)
     關穎(テリー・クァン)、何潤東(ピーター・ホー)

 新薬開発会社で働く、瑪菱(まーにん)と四季(すーちー)。
 瑪菱は肥満遺伝子のせいで太ることを極端に恐れて自分に自信が持てない。四季は極度な潔癖性のせいで次々とボーイフレンドにふられてしまう。
 そんなふたりは、開発途中の新薬でDNAにはたらきかけ、自分たちの体質や性格を変えようとするが……。

 遺伝子=基因から生まれた、かわいい物語。

 自分に自信が持てないのも、恋愛がうまくいかないのも、原因は遺伝子にある。だったら、それを改造してしまおう!という設定が、奇想天外でキュートです。

 特に四季の潔癖症ぶりが、おかしくも、かわいい。数年ぶりに再会した男性と、いざ彼の部屋でいいムードになったとき、ふと目に入った絨毯の上のゴミや、テーブルの上をはい回る蟻。それが気になり、思わずトイレに駆け込むと、今度は汚れきった鏡が気になって掃除を始めてしまったり。
 部屋が汚れていたり、お風呂が嫌いだったりする男性に悪態をつきながらも、自分の潔癖をどうにかしなくちゃと焦る姿が、とってもリアルです。
 そして、新薬のおかげで、床に脱いだ服がころがっていても、足の裏にほこりがくっついても平気になって、「薬が効いた~。私は変わったんだ!」って喜ぶ四季を見ているうちに、どんどん彼女を応援したくなってきます。

 そして、なによりインパクトがあるのが、新薬から生まれたアメーバみたいな粘菌。生物学専攻の瑪菱や四季によれば、“きのこの親戚”にすぎないそうですが、これがなかなか。黄色や赤のポップな色で、どんどん増殖してゆくさまは、怖いような、おかしいような。初めは黄色いだけのかたまりが、どんどん部屋中に広がって、そこから芽が出てショッキングピンクの胞子をとばすところは、必見。
 突飛なのに、なぜかこれもお話の中ではあたりまえで、見終わってみるとこれがなくてはならないような気になるから不思議です。

 自分のなにが悪いんだろう、どうしてうまくいかないんだろう。瑪菱も、四季も突きつめて、自分をちゃんと見つめようとします。さらりと描かれながら、奮闘している女性たち目線になれるかわいい作品でした。

 監督は『靴に恋する人魚』の女性監督、李芸嬋。
 前作ほどではありませんが、今回も風景に台湾らしいものはなく、どことも特定できない場所といった雰囲気が、物語によく合っています。台湾映画=台湾の空気を体現するというイメージが強かったのですが、そこから自由になって自分の中にある世界をスクリーンに表現できるという意味で、まさに新しい台湾映画人なのかもしれません。

 ※日本公開されたものでは、瑪菱→メラニー、四季→ジジとなっているようですが、中文DVDでの鑑賞のため、そのまま漢字表記しました。

2008年9月26日 (金)

今週の韓ドラ(9/20~9/26)

 今見ているドラマ放映がのきなみ終盤に入ってきました。
 白い巨塔→3話、京城~→最終話、兄嫁→4話、太王→最終話を残すだけに。

 この秋以降に放送が始まるもので興味があるのは、

見たい!
 『ニューハート』……なかなか見るチャンスのなかったチソン初体験。
 『張禧嬪(チャン・ヒビン)』……女性が主役の史劇、見る気まんまんです!
 『恋愛時代』……同じ制作会社の『サムデイ』がよかったので。

見るかどうか思案中……
 『大祚榮(テジョヨン)』……主役が武人でなければなぁ。
 『太陽人イ・ジェマ~韓国医学の父~』……今ひとつ、食指が動かず。
 『ゲームの女王』……シリアス路線かぁ。悩みます。

  ★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『白い巨塔』(第25話)★★★☆
 ここ何話かでいつもだるそうに横になっていたジュンヒョクが、癌に冒されていることが分かってしまいました。周囲の判断で告知されないんだけれど、それがジュンヒョクを本当に心配しているふうなので、なんだかほっとしました。でも、副院長が言ったように勘のいい彼のこと。自分の病院ではだめだと思って、ドヨンを訪ねましたね。根っこにあるドヨンへの揺るぎない信頼感をうかがい知ることができるだけに、よけいに悲しいです。

・・・火・・・
『12月の熱帯夜』(第9話)★★★★
 医師からの宣告で捨てばちになっているジョンウ。本当になんで彼はこんなに大変な人生なんだろう……。しかも、ストーカー呼ばわりされてあんなにひどいことされたのに、まだジヘに思いを残しているなんて。案の定、いっしょに死のうと言われて、ジヘったらすごい形相で「私は死にたくないの。もう終わりよ!」ですって。もう、ほんとにバカ、バカ、バカ~>ジョンウ。
 夫にはジョンウとは友だちだって言ったけれど、ヨンシムの心配そうな顔を見ていると、こっちまで息が苦しくなりそうです。

・・・水・・・
『京城スキャンダル』(第15話)★★★★
 ここのところ、毎回あっと驚かされていますが、今週分もご多分に漏れず驚きのできごとが。大義のために、一人ひとりの命がないがしろにされてしまう時代は、本当に悲劇的だということが、ドラマとはいえひしひしと伝わってくるようです。ありきたりですが、平和とはかけがえのないものだと痛感します。
 ワンとヨギョンのやりとりが、それでも明るさを失わずにいるのがせめてもの救いです。

・・・金・・・
『兄嫁は19歳』(第12話)★★★☆
 今週はいろんなことが分かってきましたね。へウォンに関する話を社長が疑い始めて、記憶も少しずつもどってくるし、ミンジェ母はあい変わらず苦しんでるし、スジ母は墓穴を掘るし。ミンジェの元彼女ソヨンがアメリカに行った理由も分かって。でもね、本当のことをミンジェにちゃんと伝えて説明しておけば、こんなややこしいことにならなくてすんだのにね……。
 そして、スンジェが自分の子どものころの写真を財布に入れているのを見ちゃったユミン。スンジェの切ない思いを知って、彼女がどういう態度をとるのか早く知りたい!!

・・・土・・・
『太王四神記』(第23話)★★★
 ん、なんか急展開というか、いつの間にという場面の連続でした。スジニ、見た目だけじゃなく、立ち居振る舞いまで別人になってるし、キハもなんか権力者風になっているし。タムドクによれば、神の力ではなく人の力で王を決め、国を治める社会にしたいということだから、これからは神器に頼らない国造りができるようにしたいってことなんだろうか?

・・・日・・・
『ファン・ジニ』(第24(最終)話)★★★
 これまでなかなか実現しなかった、本当の意味でのチニとプヨンとの舞対決。チニにとって、プヨンにとってそれぞれの舞の形が結実していくところは、感動的でした。
 そしてもう一つ忘れがたいのは、チニ母ヒョングムと、オムスの長きにわたる静かなつながり。若き日の恋や、我が子を思う気持ち、光を失いながら芸をきわめた生き方と、自分を支えてくれる人との絆。チニよりも、ヒョングムのほうがドラマ的かもしれないなんて思いました。
 後半、チニにとっての舞や芸事がどういう意味をもつのかだんだん見ていて分からなくなって、私にとってのおもしろみが薄れてしまいました。とはいえ、あでやかな衣裳や髪飾りなど小道具の美しさは抜きんでていたし、なによりチニを演じたハ・ジウォン、ペンム役のキム・ヨンエらの背筋ののびるような強さはすばらしい作品でした!

『外科医ポン・ダルヒ』(第6話★★★☆
 ゴヌクの息子が重い心臓病にかかっていることが分かりましたね。病院のベッドで、久しぶりに父ゴヌクと会えたところ、いい場面でした。でも、子どもの病気って本当に見ていて辛いですね……。
『特殊捜査日誌-1号館事件-』(第4(最終)話)★★★
 先週分まではいい感じだったのに、この結末はな~に~?連続殺人の動機があんまりにも、いただけません。どうひいき目に見ても、逆恨みにしか思えなかったし、事件と事件のつながりも、しっくりこないし。出だしも、途中もなかなかだっただけに本当にもったいない。パズルのピースがぴたりとはまるような爽快感がほしかった。

・・・月~金・・・
『ありがとうございます』(第11~15話)★★★★☆
 もう毎回、毎回見るたびに胸がしめつけられます。
 今まで、口が悪くて、憎たらしかったソクヒョンのお母さん。家を捨ててまで駆け落ちした夫に、ほかの女性ができて捨てられた過去があったんですね。ヨンシンのように、母一人で子どもを育てたからこそ、ヨンシンに対してきつくあたっていたのかも。でも、根はやさしい人なんですよね。ボムをかばってケガをしたり、ボムといっしょにお風呂に入って、「なにがあっても、治してあげる」なんて、ボムでなくとも嬉しくて泣けてきます。
 おじいちゃんは、そんな彼女の本質が分かってたから、仏様って呼んでたのかしら。
 そして、ギソとヨンシンの気持ちが通じ合っていくところも、そのたびにドキドキして。
 そうそう、ボムの魔法のコート、映画『とかげの可愛い嘘』でも出てきましたよね。
 “奇跡”……ほんとうに、あるかもしれないと思えるのって、いい気分です。

2008年9月24日 (水)

途中経過~『エアシティ』

 イ・ジョンジェ&チェ・ジウともに、久しぶりのドラマ出演で話題になった『エア・シティ』を見ています。韓国ドラマ感想サイトをめぐってみても、のきなみ不評です。とはいえ、そこそこ楽しんでます。

 仁川(インチョン)国際空港を舞台にしているだけに、空港にこんなたくさんの仕事があるんだということが分かるおもしろさ。
 空港にあるカートを片づけるにも、連ねて動かす基本の台数が決まっているとか、空港内に情報院(いわゆる諜報活動をする機関ですね)の部署があるとか。ふだん入ることのできない場所に、こんな部屋があるんだと思うと興味深いです。

 そして、見るまで知らなかったのですが、かなり大規模な香港ロケがされたようで、香港の風景が満載です!物語のなかで自然に香港らしい風景がちりばめられています。
 が、この香港パート。つっこみどころも満載でしたcoldsweats01

 香港をアジトにする、麻薬組織取り締まりのために香港まで出張の情報院の面々。その組織のボスは中国人らしきワン・ウェイ。
 が、彼が使うのはなぜか普通話(=標準中国語)。ま、中国本土出身ということで一歩ゆずったとしても、部下までがのきなみ普通話で話すってのはどうよ?香港黒社会なんだから、広東語でしょう!
 ワン・ウェイ、韓国語は流暢ですが、中国語は……。

 そして、諜報員たちが宿泊するホテルは、広いガラス窓から香港島のビル群が一望できる、絶景オーシャンビュー。捜査のためには、こんな豪華な部屋が使えるんだろうか?一度でいいから、泊まってみたいです。

 そして、ここに空港職員であるハジュン(イ・ジヌク)も香港入りします。好きな女性ドギョン(チェ・ジウ)が麻薬組織との関わりを疑われて拘束され、その疑いを晴らすための証人探しに香港へ。相手は、諜報員もマークする組織にかかわっている危険人物だというのに、自分で捕まえるんだと接触したりして、もう危険きわまりない!
 いくら好きな人のためでも、そこまでする???
 というか相手の女性も、こんなことしてもらって喜ぶとは思えないんですが。

 でも、ここで終わりません!
 麻薬組織を追いつめて激しい攻防の末に一味をとらえた場面の後。すごいアクションだったよ~と余韻に浸っていると、いきなり恋敵の諜報員ジソン(イ・ジョンジェ)に「ドギョンのために香港に来たのか?彼女を好きじゃないなら、惑わせるな」とかつめよる始末。あぁ、せっかくアクションのすごさに感激してたのに、一気に萎えました。
 恋愛部分も悪くないし、アクションは迫力があって見応えがあるのに、どうもちぐはぐで、つくづくもったいないのです。

 とりあえず半分ほど見終わりました。
 後半も(イ・ジョンジェを中心に)楽しみます!

2008年9月20日 (土)

熱をおびて~『花蓮の夏』

花蓮の夏(原題:盛夏光年) 2006年・台湾
 監督:陳正道(レスト・チェン)
 出演:張睿家(ブライアン・チャン)、張孝全(ジョセフ・チャン)、楊淇(ケイト・ヤン)

花蓮の夏

 クラスの問題児、ショウヘンの友だちになるよう担任から命じられ、しぶしぶその役目を引き受けたジェンシンだが、年月とともに二人は真の友だちになってゆく。
 高校生となった二人の前に現れたホイジャ。彼女の存在が、二人の関係を少しずつ変えてゆく。
 ショウヘン、ジェンシン、そしてホイジャの3人の不思議なつながりを、のどかな田園が広がる花蓮(ふぁりぇん)と、雑多な都市である台北を舞台に描く、青春劇。

 男の子2人と、女の子1人。ありきたりの三角関係かと思いきや、ちょっとしたひねりがきいている。しかも、それが奇をてらったふうもなく、微妙な現実感でもって迫ってくるので、彼らがなにげなく話しているだけの場面にさえひどくドキドキしてしまう。さわやかで瑞々しい青春があるとしたら、ここに描かれる青春は生々しくてにおいたつようなもの。そのときどきの、体臭までしそうな空気があとをひくほどに。

 彼らの関係は、一見不可解ながら、その危ういバランスで保たれる関係が見ているこちらにも、緊張感を生む。
 若さの持つ眩しさや、きらめきだけでけでなく、そこに若さゆえの未熟さや、拙いところがあるのを分かりすぎるほど分かっているからか、彼らは、艶めいて危うく映る。青春の一時期にしか出せない独特の雰囲気に、むしょうに気恥ずかしくなりながらも、目が離せなくなる。

 どうにも抑えられない昂ぶりを抱え、あがきながらも、自分の本心に忠実でありたいと悩む3人。みんな切なくて、それぞれを好きで大切にしたくて、お互いの気持ちが齟齬を生むことも分かっている。それでもなお、他の二人を失いたくないと心底願い、不格好さもいとわずぶつかってゆくラストにも、ほっとさせられたような気がする。

 若さなんて、時間の流れでしかないし、年を重ねることでしか得られないものもいっぱいある。心底そう思っているのに、やっぱり若いっていいな、なんて思う自分がいるのに気づく。

 監督は、1981年生まれの新鋭。台湾映画界の新しい息吹に、なんだか嬉しい気分がこみあげてきた。

 ジェンシンを演じた張睿家(ブライアン・チャン)、ショウヘン役の張孝全(ジョセフ・チャン)もいい。張孝全が當兵前に出演した『心動列車』ではどちらかというと、少年っぽさを残していたのが、すっかり大人の顔つきになっていた。
 監督ともども、また別の作品で、違う顔を見せてほしい。

 印象に残った場面は、小学生時代。成績の悪い生徒を並ばせて、先生がマジックで額にテストの点数を書くという罰!しかもこれは実話らしく、学歴社会の台湾とはいえ驚いた。その善し悪しは別として、どこかほほえましく見えたのは、やはり自分がとうにそこを通り過ぎた大人だからだろうか?

今週の韓ドラ(9/13~9/19)

 『ありがとうございます』で、チャン・ヒョク演じるギソが、犬(トンダル)に人間にお説教するように「ご飯は決まった時間に食べろ」とか、「人より早く起きろ」とか言うのがおかしくて笑えます!そういえば、『ファンタスティック・カップル』のサンシルもチョルスの家の犬(コッスン)と会話してましたね。
 高飛車な人は、犬ともあたりまえに会話できるようです!? 

  ★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『白い巨塔』(第24話)★★★☆
 一気に形勢逆転で、原告側に勝機が見えてきました。正直、勇気を振り絞ったドンイルも、原告の弁護人も、もっというならドヨンのがんばりにも共感しきれずにいるんですが(←ジュンヒョクびいきなので……)、亡くなった患者さんの家族には心晴れる日が訪れてほしい気持ちでいっぱいです。
 もしも事前に生検ができていて、肺への転移が分かっていたとしたら、術後の合併症を防げたり、対応を適切にしてあの患者さんが亡くなることはなかったのかな?裁判の争点とは別に、純粋に気になります。

・・・火・・・
『12月の熱帯夜』(第8話)★★★★
 ヨンシムとジョンウが仲よくしているのを目の当たりにした、ヨンシム夫。自分では否定してるけれど、明らかに嫉妬でいらいらしている姿に、申し訳ないと思いつつ「ざまみろ」と思っちゃいました。いつも明るいヨンシムだけど、ジョンウを見る表情はあきらかにきらきらしてますもんね。これで、少し彼女に優しくしてくれるといいんですが。
 そして、ラストは衝撃的でした。医師の言葉を聞いて、徐々に変化してゆくジョンウの表情をずっとアップで撮る長回し。辛くて見ていたくないのに、目が離せませんでした。

・・・水・・・
『京城スキャンダル』(第14話)★★★★
 すっかりかつての友情をとりもどした感のあるワンとスジョン。しかし、往来のど真ん中であんな大事な話を大声でして大丈夫かしらと心配になっちゃいました。カン・ジファン、声量があって、よく通りそうな声なんですよね~。
 そして、人物たちの関係が深まるにつれて、場面、場面の色がくっきりしてきました。ワンとヨギョンのはじけるような明るさもいいし、スジョンとソンジュのワインカラーのような落ち着きも、どっちも捨てがたいな。

・・・金・・・
『兄嫁は19歳』(第11話)★★★☆
 過去の秘密に耐えきれなくなったイム女史(=ミンジェ&スンジェ母)が、とうとう本当のことをチャン社長に伝えるのかとハラハラしました。いつ本当のことがばれるか、怯えながら暮らしているイム女史を見ていると、自分がまいた種とはいえ気の毒な気もします。嘘に嘘を重ねていくスジも哀れに見えてくるし。
 それにしても、スンジェが一所懸命ユミンとミンジェの仲をとりもとうとしているのに、いっつも間が悪くて……。今回はミンジェの元彼女が婚約を解消して登場ですよ!もう、この際、スンジェにしちゃいなよ>ユミン。あまのじゃくだけど、優しくて、かわいくて、大事にしてくれるのにな。

・・・土・・・
『太王四神記』(第21~22話)★★★
 契丹との交渉や、ホゲに対するタムドクのやり方がどうも好きになれないんですね……。もちろん、高句麗という国を統べる者としての資質は充分なんでしょうが、契丹の側からしてみれば交渉というよりもあれは恫喝みたいに思えるし、いっそ戦って敗れたほうがすっきりするんじゃとも思ってみたり。ホゲに対する温情も、タムドクにとっては優しさの表現なんでしょうが、母親をあんな方法で殺された側としては、かえって辛いでしょうね。戦わずして勝つ、きれいな戦い方である反面、武器を交える以上に残酷に人を切り刻むやり方でもあるような気がしました。
 とはいえ、二人の一騎打ちシーンは見応えありました!

・・・日・・・
『ファン・ジニ』(第23話)★★★
 女楽行首の座をかけたプヨンとの競い合いに向けて動き始めました。こうしてみると、やっぱりチニの恋模様よりも、芸にかける女同士の競い合いのほうが見ていておもしろい!
『外科医ポン・ダルヒ』(第5話)★★★☆
 医師同士の面目や、上下関係、医師として直面する試練、見ているだけで疑似体験したような気分になります。難しい手技には参加したいとか、無難に研修を終えて楽に過ごしたいとか、本音もさもありなんという感じで、ぐいぐい登場人物たちにひきこまれるのが見ていて本当におもしろいです。
 お気に入りは、ちょっととぼけていながら、中立的な見方で和ませてくれるインターンのパク・チェボム。
『特殊捜査日誌-1号館事件-』(第3話)★★★
 ますます事件が入り組んできました。次々と起こる事件と、少しずつ明らかになる真実にはらはらしっぱなしで、あと1話でどう収拾がつくのか楽しみです。警察内での刑事同士や、鑑識課とのやりとりもおもしろいけれど、青瓦台(大統領官邸)の緊迫感がまたいいのです。

・・・月~金・・・
『ありがとうございます』(第6~10話)★★★★☆
 ボムの病気のことが島の住民に知られてしまい、切なさ一気に増大中です。島にいられなくなった二人が心配で、一度はソウルに戻っていたギソも島にもどってきました。初めは亡くなった恋人の言葉が気にかかっているという感じだったギソが、しだいに彼自身が二人を気にかけずにいられなくなっていくのが、痛いほど伝わってきます。天国の彼女も、きっとそんなギソを見て安心しているんだろうな。
 ギソもいいのですが、ソクヒョンもいいんです。自分の子どもであるボムに、父とも言えず、なにもしてやれないでいるもどかしさが、見るだに切ないです。ギソの絶妙なフォローで影が薄かったし……。
 でも今週は、そのソクヒョンもボムにとって頼りになる存在になれて、ほんとうによかった!切ない展開だけに、ボムが笑ってくれるのがたまらなく嬉しいんです。

2008年9月19日 (金)

静寂(しじま)に~『サムデイ』

サムデイ 2006年
 出演:ペ・ドゥナ、イ・ジヌク、キム・ミンジュン、オ・ユナ

サムデイ BOX-I

 子どものころに両親が家を出ていったことが原因で、人と接することが苦手な山口はな。絵を描くことでやっと外の世界とつながっている孫を心配した韓国人の祖母は、はなに韓国旅行をすすめる。
 訪れた韓国。はなは、近所に住む老女クミコと、亡くなったヨンギルという韓国人男性との過去を探してみたくなる。そんなときに知り合った、人捜しを仕事にしている青年ソンマン。そして、精神科医師のジンピョ。二人とかかわり、クミコとヨンギルのことを知るうちに、少しずつはなの心に変化が訪れるのだった。

 少ない台詞と、言葉と言葉の間にはさみこまれるふっとした静かさ。言葉もなく、ときの流れがゆるやかになったような画面。
 韓国ドラマの醍醐味ともいえる、たたみかけるような言葉の応酬や、心のひだを微細に表現する台詞もないけれど、一言ひとことのあとに余韻漂うような、静かさが心地いいドラマでした。ドラマでありながら、映画を見ているようなゆったり感なのに、続きがどんどん見たくなる。テレビで見るように1週間に1~2話をゆっくり見ることが多くなった中で、久しぶりに短い間に一気見してしまいました。

 それなのに、いざこうして感想を書こうと思うと、なにをどう現したらいいのかさっぱり浮かんでこなくて……。ずいぶん前に見終わったのに、いっこうに感想がアップできないでいました。
 エピソードが感動的だとか、出演者が気に入ったとか、大笑いしたり大泣きしたりしたわけでもないのに、つくづく不思議なドラマです。

 しいていうならば、「愛する」こと、「愛される」ことはだれしもが自然にできるものではなく、いくらかの練習がいるものだということが、はなという特異な女の子をとおして丁寧に描かれていたこと。彼女に愛情を注ぐソンマンが魅力的だったことが、このドラマにひきこまれた原因なのかもしれません。

 人捜しを得意とする若者ソンマン。一見、明るくて社交的、だれとでも打ち解けられて、ちょっとした教養ももちあわせた好青年。そんな彼は、はなに必死に愛することのすばらしさを伝えようと奮闘します。
 そして、ソンマンは後半で自分を見失って迷走します。そうなったとき、はなは自分の枠から踏み出そうと行動します。自分を境界線の内側にとじこめてきた彼女が、迷うことなく行動し始めたことで、見ている側は「はなは、ずいぶん変われたんだ」と気づくのです。
 愛することや、愛されることの実感を自分のものとして消化していくこと。そこにかかる時間の描かれ方が、なんともいえない心地よさを生み出していたような気がします。

 一種独特なリズムと波長が合えば、癖になるドラマです。

 はなに恋するジンピョ役のキム・ミンジュン。彼の愛し方は、ちょっと重くて苦手。『プラハの恋人』で演じたヨンウのねちっこさとかぶるところがあって、だめでした~。
 このドラマで恋人未満な関係を演じているオ・ユナとまたまた共演しているのが、『外科医ポン・ダルヒ』。離婚した元夫婦というだけあって、二人の間に漂う険悪なムードを見ていると、ついジンピョやヨンウとだぶってしまい、イ・ゴヌク医師(キム・ミンジュン)を冷静に見られない……。役からのイメージって怖いです。
 

2008年9月14日 (日)

記事リスト~アジア映画

 ■(日本公開/ソフトあり) ◇(ソフトなし)
 【 】内:製作地域 港=香港、台=台湾、中=中国、韓=韓国、日=日本
 ( )内:原題(※中華圏作品のみ)

あ行
 ■ 愛と死の間で(再説一時我愛イ尓)【港】
 ■ 姐御~ANEGO~(阿嫂)【港】
 ■ アバウト・ラブ/関於愛【日=中】
 ■ 伊莎貝拉【港】
 ■ イルマーレ【韓】
 ■ エグザイル/絆(放、逐)【港】
 ■ エレクション(黒社会)【港】

か行
 ■ 海角七号 君想う、国境の南(海角七號)【台】
 ■ 花蓮の夏(盛夏光年)【台】
 ■ カンナさん大成功です!【韓】
 ■ 傷だらけの男たち(傷城)【港】
 ■ 暗いところで待ち合わせ【日】
 ■ 恋の潜伏捜査【韓】
 ■ 恋の風景(戀之風景)【港=中=仏=日】
 ◇ 公主復仇記【港】
 ■ ココシリ(可可西里)【中】

さ行
 ■ サイボーグでも大丈夫【韓】
 ■ サム~SOME~【韓】
 ■ シュガー&スパイス/風味絶佳【日】
 ■ Sweet Rain 死神の精度【日】
 ■ スキャンダル【韓】
 ◇ 青春愛人事件【中】
 ◇ 晴天娃娃【台】

た行
 ■ タイムトリッパー 幻遊伝(神遊情人)【日=台】
 ■ タイフーン【韓】
 ■ 長江哀歌(三峡好人)【中】
 ■ 妻が結婚した【韓】
 ■ DNAがアイラブ・ユー(基因決定我愛イ尓)【台】
 ■ 天上の恋人(天上之恋人)【中】
 ◇ 童夢奇縁【港】
 ■ DON 過去を消された男【印】
 

な行

は行
 ■ 春夏秋冬そして春【韓=独】
 ■ 美麗時光~きらめきの季節(美麗時光)【台】
 ■ ファイト・バック・トゥ・スクール(逃學威龍)【港】
 ■ 北京ヴァイオリン(和イ尓在一起)【中】
 ◇ 望郷/ボートピープ(投奔怒海)【港】
 ■ 僕の恋、彼の秘密(17歳的天空)【台】
 ■ ぼくの最後の恋人(千杯不醉)【港】
 ■ 墨攻(墨攻)【中=日=港=韓】

ま行
 ■ My Mother is a Belly Dancer【港】
 ■ 見知らぬ女からの手紙(一個陌生女人的来信)【中】
 ■ 夢遊ハワイ(夢遊夏威夷)【台】

や行
 ■ 山の郵便配達(那山那人那狗)【中】

ら~わ行
 ■ 私たち(我們倆)【中】
 ■ 私の胸の思い出(天生一對)【港】

記事リスト~韓国ドラマ

■・・・感想あり  □・・・「今週の韓ドラ」に感想あり  ○・・・感想なし

あ行
 ○ 愛をたずねて三千里  ★★★
 ■ I Love ヒョンジョン  ★★★☆
 ■ アクシデントカップル  ★★★★
 ■ あなた、そして私~You and I~  ★★★☆
 □ 兄嫁は19歳  ★★★☆
 ○ 甘い人生  ★★★
 ○ 暗行御史パク・ムンス  ★★★
 □ ありがとうございます  ★★★☆
 ○ いいかげんな興信所  ★★★★
 □ いかさま師~タチャ  ★★☆
 □ 美男(イケメン)ですね  ★★★☆
 □ イ・サン  ★★★
 ■ 1%の奇跡  ★★★★
 □ 犬とオオカミの時間  ★★★
 ■ イルジメ 一枝梅  ★★★★★
 □ インスンはきれいだ  ★★★
 ■ エアシティ 【1】 【2】  ★★★ 
 ○ Sクリニック  ★★★
 □ 黄金の新婦  ★★☆ 
 □ オークションハウス  ★★★★
 ○ 思いっきりハイキック  ★★★☆
 □ オンエアー  ★★★★

か行
 ○ 快刀ホン・ギルドン  ★★★★
 □ 風の絵師  ★★★★
 □ 風の国  ★★★★
 ○ カタツムリの愛~4色物語~  ★★★
 ○ 彼女が帰ってきた  ★★★
 □ 彼女がラブ・ハンター  ★★★★
 □ カムバック!スネさん  ★★★☆
 □ 華麗なる遺産  ★★★
 □ 彼らが生きる世界  ★★★
 □ 君に出会ってから  
★★☆
 □ 強敵たち  ★★★
 ○ クク島の秘密  ★★★
 ○ グッバイ・ソロ  ★★★

 ○ 9回裏2アウト  ★★★★☆
 □ 90日、愛する時間  ★★★☆
 ○ クリスマスに雪は降るの?  ★★★
 ○ 宮S  ★★★
 □ 京城スキャンダル  ★★★★

 □ 外科医ポン・ダルヒ  ★★★★★
 ■ ケ・セラ・セラ  ★★★
 ○ 検事プリンセス  ★★★☆
 ○ 恋する国家情報局  ★★
 □ 恋するハイエナ  ★★★★☆
 □ コーヒープリンス1号店  ★★★

さ行
 ○ ザ・スリングショット 男の物語り ★★★★☆
 ■ サムデイ  ★★★★
 □ 商道(サンド)  ★★★☆
 ○ 4月のキス  ★★★
 ■ シティーホール  ★★★★☆
 □ 12月の熱帯夜  ★★★☆ 
 □ 18・29~妻が突然18歳!?  ★★★
 □ 島の村の先生  ★★☆
 □ 食客  ★★★
 
 白雪姫  ★★★
 □ 白い嘘  ★★★☆
 □ 白い巨塔  ★★★☆
 ○ 新貴公子  ★★★ 
 ○ 新・別巡検  ★★★★ 
 ○ 新・別巡剣2  ★★★
 ○ スター誕生  ★★★
 ■ スターの恋人  ★★★☆
 ■ スタイル ★★★
 □ ストック  ★★★
 ■ 砂時計  ★★★★★
 □ スポットライト  ★★★
 ■ 正祖暗殺ミステリー8日間  
★★★☆ 
 ○ 総合病院  ★★★★☆
 □ ソウルメイト  ★★
 □ ソドンヨ  ★★★☆  
 ○ その夏の台風 ★★★
 □ 善徳女王  ★★★

た行
 □ 太王四神記  ★★★
 ○ 大韓民国弁護士  ★★★★
 □ タムナ~Love the Island  ★★★★
 □ タルジャの春  ★★★★☆
 ■ チャクペ-相棒-【1】 【2】  ★★★ 
 □ 張禧嬪(チャン・ヒビン)  ★★☆
 □ チョン・ヤギョン  
★★★
 □ チュノ~推奴~  
★★★☆
 ○ 妻の反乱  
★★★
 □ テロワール  ★★★
 ○ 天使のキス  ★★★
 ○ どなたですか  ★★★

 □ 特殊捜査日誌-1号館事件- ★★★
 □ トリプル ★★★

な行
 ■ ナイスガイ  ★★☆
 □ ニューハート  ★★

は行
 ○ パートナー  ★★★★★
 □ 拝啓、ご両親様  ★★★☆
 □ パスタ~恋ができるまで~  ★★★★
 ■ 花いちもんめ  ★★★
 □ 花よりも美しく  ★★★
 ○ パパ3人、ママ1人  ★★★
 ■ パリの恋人  ★★★★
 □ ヒーロー  ★★☆
 □ 美賊イルジメ伝  
★★☆
 □ 必殺!最強チル  ★★☆
 □ H.I.T -女性特別捜査官-  ★★★
 ○ ビフォア&アフター整形外科  ★★★
 ■ ファッション70's  
★★★☆
 □ ファン・ジニ  
★★★  
 ■ ファンタスティック・カップル  ★★★★★
 ■ フィーリング(今週の韓ドラ6/14~20)  ★★★
 ■ ぷー太郎脱出!  ★★★☆
 ■ ぶどう畑のあの男  ★★★★
 ■ プラハの恋人  ★★★★☆
 □ プランダン 不汗党  ★★
 ■ 不良家族  ★★★★★
 ○ 不良カップル  ★★★☆
 ○ 不良主夫  ★★★
 □ ベートーベン・ウィルス  ★★★
 □ 弁護士たち  ★★★
 ○ 僕の彼女は九尾狐(クミホ)  ★★★ 
 ■ 僕の妻はスーパーウーマン  ★★★☆ 
 ○ 星を射る   ★★★☆
 □ 星をとって  ★★★
 □ ホジュン  
★★★
 ○ ボディガード  ★★★

ま行
 ■ マイスウィートソウル  ★★★☆
 ■ 魔王  ★★★★☆
 ○ みんなでチャチャチャ  ★★★
 ■ めっちゃ大好き  ★★★☆

や行
 
 屋根部屋のネコ  ★★★★
 □ ヨメ全盛時代  ★★★

ら~わ行
 □ ラスト・スキャンダル  ★★★☆
 □ 恋愛時代  
★★★
 □ ロマンスハンター  ★★★★

※ 鑑賞中 ※

 ○ 過去を問わないで
 ○ 家門の栄光
 ■ 完璧な恋人に出会う方法 【1】
 ○ 危機一髪!プンニョンマンション
 ○ キム・マンドク~美しき伝説の商人
 ○ 結婚できない男
 ○ シークレット・ガーデン
 ○ ソル薬局の息子たち
 ○ 大王世宗
 ○ トンイ
 ○ 不滅の李舜臣
 □ 龍の涙

※ 挫折()&保留中() ※
 ※ 愛してる、泣かないで・・・共感できない人物が多くてストレスが溜まります。
 ※ 愛はブルー・・・イ・ジョンジェ出演シーンが終わり、一気に興味が失せてしまい……
 △ あんぱん・・・微笑ましい関係ですが、あまりに進展がないのは辛いです。
 ※ オー!必勝・・・ピルスンがどうにも苦手で、続きませんでした。
 ※ 神の天秤・・・復讐劇みたいなのは、少々苦手。
 ※ ガラスの城・・・録画失敗でなぜかほっとしました。主人公のミンジュが苦手。
 ※ 幸せです・・・ソユンがお嬢様に見えない。続きも全然気にならないのです。
 △ 19歳の純情・・・高評価作品だけに、もう少し辛抱すればいいんでしょうが……。
 ※ シンデレラマン・・・キャスト◎なのに、なぜか華がなく、あっさりリタイア。
 ※ 新・良妻賢母・・・夫たちのあまりの身勝手ぶりについてゆけない。
 △ チョアチョア・・・軽い感じでいいけれど、続きはいつ見ることになるやら。
 ※ 憎くても可愛くても・・・好きな人物がいないドラマは、やはり続きませんね。
 △ フルハウス・・・ピ演じるヨンジェの勝手さに苛立ち、挫折寸前。
 △ マイガール・・・なぜか、見る気分になれず、あと5話分くらいを残して中断中。
 △ 魔女ユヒ・・・まるでテンポにのれず、3話目で挫折中。
 ※ メリー&テグ 恋のから騒ぎ・・・ずっと『テリー&メグ』だと思ってました。
 △ レインボーロマンス/ソウル青春白書・・・また時間があるときに見る予定。
 ※ ロビイスト・・・他に見るものが多いのと、題材に興味が持てませんでした。
 ※ わが家・・・つまらないわけじゃないけど、面白さが分からなくて。
 ※ 私が生きる理由・・・ちょっと暗くて、視聴が進まず断念。

2008年9月13日 (土)

今週の韓ドラ(9/6~9/12)

どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるMr.ホン

 今、心待ちにしているのは→のリリース。オム・ジョンファも出てるんですね。最近すっかり彼女の虜なので、ますます期待がふくらんできました>『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるMr.ホン』……長い。

 韓国ドラマもいいんですが、映画には現実感とファンタジーの交ざった独特な雰囲気があって、こちらも捨てがたいです。
  
  ★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『白い巨塔』(第23話)★★★
 ユ・ミラ看護師の証言は、かなり強力でした。さらに、一番の鍵を握る亡くなった患者さんの主治医であるドンイルも、なにか決意したようで、いよいよ佳境に入ってきましたね。ジュンヒョクが、だんだん痛々しく見えて、見えて……。

・・・火・・・
『12月の熱帯夜』(第7話)★★★★
 ヨンシム、がんばってますよね。夫が別の女の人のところへ夜中に出かけていくと言えば、それは自分にとって嫌なことだとちゃんと伝えてるし、いやがられると分かってても相手の家まで行って。みっともないかもしれないけれど、ちゃんと自分の気持ちを伝えて夫に分かってもらおうとして、ほんとがんばってると思います。だから、ヨンシムが「私もソウルメイト作ってもいい?」って言ったとき、あんまり悲しい言葉でまたしても泣いてしまった……ほんと、このドラマには毎回泣かされます。
 そうそう、ジョンウ、なにか大変な病気なんだろうか?こっちも心配。

・・・水・・・
『京城スキャンダル』(第13話)★★★★
 愛論団のボスよりも、今週の“あの人が、実は……”のほうにびっくり!いやぁ、予想外の展開で、すっかり騙されましたわ。まさか、あのときの会話が伏線だったとは!
 ワンがヨギョンに、「生きて自由な時代を見届けような」って言うのに、ちょっと感動。独立運動も、独立した故国に自分の足でたってこそですもんね。こういう、ワンの明るさに毎回救われる気がします。

・・・金・・・
『兄嫁は19歳』(第10話)★★★☆
 ユミンをめぐる、兄と弟の葛藤が切ないです。もう、スンジェのユミンを見つめる目を見ているだけで、胸がしめつけられるようで、3人の行方が気になりますね。ユミンの出自にからむゴタゴタがこれから関係してくるんでしょうが、そんなのなしで3人には純粋に恋愛だけで悩ませてあげたいな。

・・・土・・・
『太王四神記』(第*話)
 今週は鑑賞お休み。次回にまとめて。

・・・日・・・
『ファン・ジニ』(第22話)★★★
 結局チニは再び芸妓の道を選んだんですね。確かに彼女は愛に生きてきたかもしれないけれど、大事なところで選ぶのは芸の道。根っからの芸妓なのかもしれません。
 しかし、チニの愛情表現って分かりにくいわ。ジョンハンの誤解はもっともかも。よくも悪くも、自分の道は自分で決めるという強い信念は一貫しているから、周りは大変でしょうね。
『外科医ポン・ダルヒ』(第4話)★★★☆
 外科ジヌク対胸部外科ジュングンの真っ向勝負、すごい迫力でしたね。ま、ジュングンもちょっと一言声をかければすむことを敢えてしないから、よけいな摩擦が起こるともいえるかな。しかし、自分の手術を巡ってオペ室であんな激しいバトルがされていると思うと、患者当人だったらいい気分じゃないだろうな、なんて思いました。
『特殊捜査日誌-1号館事件-』(第2話)★★★
 謎が謎を呼ぶというような展開になってます。どうやら過去に起こった事件にも関係がありそうで、続きが気になります。
 ひょうひょうとしたベテラン刑事役の、パク・クァンジョンがいいです!

・・・月~金・・・
『ありがとうございます』(第1~5話)★★★★
 年を重ねるごとに、顔の肉がそげおちてすっかり痩せ痩せになったチャン・ヒョクですが、それがかえってこの役にはぴったりですね。ものすごーく傲慢なんだけど、困っている人を見捨てておけない温かいところがあって、寂しげで、興味をそそられる人物造形がいいですね。
 もちろん、ボムもかわいいし、ヨンシンも健気で明るくて、おじいちゃんもかわいらしくて、ソッキョンもかっこよくて。お話もいいけれど、出てくる人たちが魅力的です。
 あぁ、あんまりおもしろくて、続きがもっと見たいし、どんどん見るのがもったいないし。

2008年9月 5日 (金)

今週の韓ドラ(8/30~9/5)

 googleの新ブラウザ、「chrome」をダウンロードしてみました。
 使い心地は上々。操作性もシンプルで、見た目もすっきり。まだ不慣れな部分もあるけれど、すっかり気に入りました。
 以前、別のブラウザを試したときは、サイトの見え方がそれまでのものとあんまりにも違っていたけれど、この「chrome」はその点でも違和感なし。

 ただ、このブログ記事を書くときの形式の一部に対応していないので、それだけが残念。

 しばらく「chrome」に浮気予定です。
  
  ★は個人的なお気に入り度(おもしろ度)です。☆は★の半分。★5個が最高です。

・・・月・・・
『白い巨塔』(第22話)★★★
 証人になる外科の元看護師ユ・ミラがジュンヒョクに伝えた言葉を聞いてほっとしました。確かに野心のためには手段を選ばないジュンヒョクですが、彼のいいところをちゃんと見てくれる人がいてくれてよかったというのが正直な気持ち。女性の印象がいまひとつ薄いこのドラマの中にあって、唯一共感できる役です。
 それにしても、亡くなった患者の妻と息子は、災難続きで本当に気の毒。裁判の先行きが見えない上に、親戚にお金まで持ち逃げされちゃって……。弁護士&助っ人市民活動家ユンジンも、ミラが証言を迷う気持ちすらも理解できてないし。そんなことで、本当にこの親子に裁判での勝利をもたらせるわけないじゃない……あぁ、もどかしい。

・・・火・・・
『90日、愛する時間』(第15~16(最終)話)★★★☆
 亡くなっていくジソクが、最後に自分の思いをとげたいという気持ち。好きな人を忘れられないって、そんなに強い気持ちなのかなと思っていたけれど、こうして終わってみるとそれだけでもないように思えます。
 好きになってはいけない相手と分かっていながら、家族も捨ててミヨンと二人だけで暮らそうとまで決心していたのに、父親の思いに引きずられるまま不本意な形で別れた過去。それは、ジソクにとってはきっと何らかの形で片を付けなければならないものだったんでしょうね。もし、昔のことをただ懐かしめる間柄になれるくらいに年を重ねているのであれば、周りを傷つけることなく、むしろほのぼのとした気持ちで二人の関係に決着をつけられたかもしれないのに……。
 ミヨンへの断ちがたい思いと、もう一つ、死ぬまで彼を支配し続けた父から解放されたいという思いだったような気がします。
 
『12月の熱帯夜』(第6話)★★★☆
 前半はヨンシムの立場があんまりにも悲しくて、涙の連続。後半は、自分勝手なことばっかり言ってるジヘを、それでもまだ好きなジョンウの態度にムカムカ!
 そしてさらに最後、ジョンウと抱き合っているところを夫に見つかりそうになったときの、ジヘの態度にはただただ唖然。好きなのはジョンウ、でも結婚は裕福な夫と、っていうのはまだよしとしても、やっていいことと、悪いことはあるでしょうに。
 ジョンウよ、なんでジヘのような女と付き合ってたのよ……。

・・・水・・・
『京城スキャンダル』(第12話)★★★★
 スンジョンとワン、二人の場面、微かな緊張感が見ていてどきどきします。感情の現し方は真反対なのに、二人ともが情熱的な一面を持っているところがよく出ていると思います。楽しければ大声で笑い、好きなものには思い切り愛情を注ぎ、悔しければ涙を流すワンの率直さと素直さ。厳しい時代のもとで生き抜くには、こういう明るさこそが強さに変わるように思えてきます。
 いつも攻めにまわっていたワンが、思いがけずヨギョンに抱きつかれて呆然としている場面もよかった~。時代はますます厳しくなるけれど、二人は幸せになれるのか気になります。

・・・金・・・
『兄嫁は19歳』(第9話)★★★☆
 あらら、なんだかだんだんおもしろくなってきました。お話もドロドロ系ながら、ユミンやスンジェ、ミンジェたちの魅力で気になるより、先行きが気になるほどです。
 今週も、スンジェがよかった~!ユミンに「兄貴(=ミンジェ)の好みを教えてやる」といっておきながら、実は自分の好みをしっかり伝えていたことが分かったりして。でも、ミンジェのために、自分の気持ちをユミンに伝えない切ないところも。スンジェの気持ちにユミンが気づいてくれるといいのに。

・・・土・・・
『太王四神記』(第20話)★★★
 タムドクがなにをしたいのかよく分からなくなってきて、ちょっと混乱中。なんで契丹を攻めるんだろう?キハの出てくるところ以外は、気合いが入ってないから見逃したかな。

・・・日・・・
『ファン・ジニ』(第21話)★★★
 3年の逃亡ののち、とうとう捕まってしまったジョンハンが処刑されそうに。王への忠誠よりもチニとの生活をとったことも王様の逆鱗に触れているようですが、ジョンハンの性格からしてチニをとると決めたことはよほどのことだったはず。王様も忠臣たる彼の本質をもっと理解していたら、二人の行動を許せたかもしれないのに。
 しかしピョクケス、想像以上にしつこいわ。風流人の名が泣いてるんじゃないかしらん。
『外科医ポン・ダルヒ』(第3話)★★★☆
 「人の体へ公にメスを入れられるのは、医者だけ」。この言葉のとおり、医師が担う責任の重さがひしと伝わってきます。ダルヒのやり方は、不器用で、要領も悪いけれど、応援したくなりますね。他のインターン組も性格分けがしっかりしてておもしろいし、どんどん続きが見たくなります~。
『特殊捜査日誌-1号館事件-』(第1話)★★★
 4話だけの短編シリーズのようですが、出だしからおもしろかったです!
 大統領官邸である青瓦台(←ブルーハウスっていうんだ……初耳でした)で起こった自殺事件を発端にしたお話は、推理小説をそのまま映像にしたようで、あっという間に見終わりました。
 有能な女性刑事をきりりと演じるのはソ・イヒョン(=『恋するハイエナ』ジョンウン)。彼女とコンビを組むのは、交通課所属ながら上層部から抜擢された警官ユン・テヨン(=『太王四神記』ホゲ)。ほかにも、パク・クニョン、アン・ソックァン、パク・クァンジョン、イ・ヘスクなどなど、おなじみの顔がたくさん登場して、まだまだ謎が深まりそうな気配です。

・・・月~金・・・
『島の村の先生』(第10~16(最終)話)★★
 島の子どもたち、確かにかわいいんだけど、どうしてあんなにホテとウンスになついてるんだろ?そんなに深い交わりがあったようにも思えないしなぁ。
 さらにホテ、ウンスのために刑事までやめちゃって。でも、証人が男の人だったり、ホテの恋愛対象にならないような人でも、同じように危険な目に遭わせたくないって思ったかな、なんて意地悪なことを考えちゃいました。だって、あんなに無茶して証言させようとしたくせに、大事な人になったから守りたいって、いまさら、ねぇ。
 刑事と証人との関係は分かったけれど、無理に島の村の先生になる必要はなかった気が。もっと逃亡劇部分にしぼって、シリアスなお話だったらもっと入りこめたかもしれません。
 そうそう、パク・ウネの悪女役は想像を遙かにこえてうまかったです!もう、憎らしいやら、怖いやら。こんなに上手い役者さんだったんですね。
 来週からは、ずっと見たかった『ありがとうございます』!早く見たい~。

2008年9月 4日 (木)

最近の華ドラ3

鹿鼎記 DVD-BOX

 ぼちぼち見ているのが、往年の香港ドラマ『鹿鼎記』。梁朝偉(トニー・レオン)&劉徳華(アンディ・ラウ)が若くて、ぴちぴち(←死語)です。肌もぴかぴか、身のこなしが軽いのなんの。二人とも外見的には40歳を超えても若々しいと思いますが、あの体のキレはさすがに最近の作品とは別物ですねぇ。

13番目のプリンセス VOL.1

 もう一本、中国の『13番目のプリンセス』というドラマを2話分だけ見ましたが、う~ん、いまひとつ、ふたつ。主演は李小[王路](リー・シャオルー)。『八大豪侠』の彼女がかわいらしかったのと、古装片なので期待してたんですが、お話も、設定も、セットも衣裳も、どうにも中途半端。
 英国人と清国人を両親に持ち、十三公主とともに閉鎖的な清国朝廷に、新しい風をふきこむという役のチャールズにも全く惹かれない……。どうも十三公主と友だち以上の関係になりそうな気配なんですが、なんというか、準主役というにはあまりに存在感がないのが残念。
 チャールズは、右の画像の中央、にっこり笑ってる男の人です。(リンク先には、もっと大きな画像があります)

 
『ろまんす五段活用(公主小妹)』★★★☆
  小麦とジンの、ようやくお互いの気持ちが通じたものの、ジンの紫堂家を出たいという思いと、家業を継がせたい祖父との攻防が続いてます。うーん、正直ちょっとじれったい。
 ジンの家を出たいという気持ちが、今ひとつピンときません。彼の希望って、確か普通の人みたいに平凡に暮らしたい、だったかな?(←途中、ちょっと気を抜いてたので違うかも?)紫堂家に頼らず生きてみたいというのは分かるけど、そのわりには高級車に乗ったまま家を出たり、海でヨットを操縦したり……紫堂家の空気に浸ったままのプチ家出に見えてしかたないんです。ほんとうに自由になりたいんなら、なにもかも捨てて身一つで行かないと……小麦、ジンと結婚したら、苦労しそうって、いつも思ってしまう。
 小麦がかわいいから、つい心配になっちゃいます。ジン、確かにラブラブしてるときのかわいさったらないんですが、大人の彩人のほうがいいのにな~。

『イタズラなKiss~惡作劇之吻~(惡作劇之吻)』★★★★
 最近はちょっとお休み中。いずれ、まとめて見るつもりです。早く見て、パート2も見なくては……。

『君につづく道(這裡發現愛)』★★☆
 相変わらず、早送り気味ですが、少ーーーしおもしろくなってきました。ただいま、16話まで鑑賞済。
 阿里山や淡水の風景もよかったけれど、花蓮の太魯閣(タロコ)は行ったことがあるだけに、あの切りたった渓谷の絶景にはうっとりでした。台北からは国内線で30分強、列車で3時間(今はもっと速いのかな?)。バスツアーでも、5時間以上はかかったような記憶が。だから、シャオマー(王傳一:ワン・チュアンイー)がルーイー(関穎:テリー・クァン)を、台北の街中で誘って出かけたのにはびっくり。シャオマーは計画してたからいいけど、ドライブに誘われて花蓮まで連れて行かれたら、ちょっとびっくりですよね。
 アーハオ(朱孝天:ケン・チュウ)部分が妙にどんよりしてて、ここがもう少しどうにかなれば、もっと楽しめそうなんですが……アーハオにも笑いを!!

『天使のラブクーポン(換換愛)』★★★
 反発し合いながらもお互いが気になる男女&その二人の気持ちを揺さぶる男女という、定番で話が進んでます。お話としての目新しさは、あんまりないかな?
 力の入ってない、ぼーっとしたときの賀軍翔(マイク・ハー)の表情が、ときどき“きらり~ん”って効果音が入りそうなくらいかっこよく見えてしまう。苦手だったはずなのに、変ですねぇcatface鋭い眼光より、少しおとぼけなときのほうが、いい顔してる気がします。

2008年9月 3日 (水)

輝け、媽媽!~『My Mother is a Belly Dancer』

My Mother is a Belly Dancer(原題:師[女乃]唔易做) 2006年・香港
 監督:李公樂(リー・コンロッ)
 出演:雪梨(シドニー)、田蕊[女尼](クリスタル・ティン)、
     賈恩美(エイミー・チョム)、董敏莉、湯鎮業(ケン・トン)、
     林家棟(ラム・ガートン)、張穎康、林子聰(ラム・チーチョン)

MY MOTHER IS A BELLY DANCER

 近所の文化教室で開かれたベリーダンスクラスに集まった、同じアパートに住むごく普通の母親たち。なにげなく始めたベリーダンスに次第に楽しみを見いだし、踊ることで、少しずつ彼女たちの毎日が変わってゆく。

 平凡な主婦たちにも悩みがある。世間や社会で起こる問題から比べると小さなことだけれど、みんな思うようにならない日常に悶々としている。

 その彼女たちとベリーダンス。まず、このミスマッチがおかしい。ベリーダンスをしたくて始めたわけではなく、ほとんど事故のような偶然でであったのが、しだいに夢中になっていくさまが、微笑ましくて、楽しい。
 ぎこちない動きで腰を振り、リズムに合わせて体を動かしていくうちに、目の前の現実から少し目をそらすことができて、どんどん彼女たちが元気になっていくと、見ているこちらも元気がわいてくるような気がする。
 踊っている彼女たちから、凝り固まった哀しみや、やるせなさがどんどん空に放たれていくのが見えるような気がした。

 家族という私的で、小さな世界ではあるけれど、だからこそ彼女たちはそれに固執し、家族との関係を大切にしたいという気持ちが、作品のあちらこちらにあふれている。
 その中でとっても愛らしいのが、李一家のおばあちゃん。いつもテレビを見てばかりだけれど、夫にないがしろにされ、息子にばかにされている息子の妻をちゃんと見てくれている。家族や近所の人がたしなめても、味方になっていっしょにベリーダンスを楽しんでくれる。きっと、おばあちゃんも、かつては一家の主婦であり、平凡な母であったからこそ女性たちの気持ちを分かってくれたんだろうと思うと、頼もしく思える。

 映画の終わり、見違えるように生き生きしている女性たちが眩しい。

 母として、女として、人として輝きながら生きていきたい。
 人からは見えなくても、せめて自分の大切な人から見てもらえる光を放ち続けたいと思える、元気が出る一本。 

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »