2014年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

***

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月

2008年3月30日 (日)

熱すぎず、冷たすぎず~『サム~SOME~』

サム~SOME~ 2004年・韓国
 監督:チャン・ユニョン
 出演:コ・ス、ソン・ジヒョ、カン・ソンジン、イ・ドンギュ

 時価100億ウォンの麻薬が消えた。捜査にあたっていた刑事が容疑者として拘束される。彼を父とも慕う刑事のカン・ソンジュ(コ・ス)は、真犯人をつきとめようと奔走する。麻薬取引の鍵をにぎる、クァン・ジョンミンとは果たして誰なのか、途中で麻薬を奪ったのは何者なのか。
 カン・ソンジュは捜査の途中、事件関係者と偶然接触してしまった交通情報キャスターのユジン(ソン・ジヒョ)を助ける。初対面のはずの二人だが、ユジンは彼の顔や、彼との会話が記憶のどこかにひっかかると感じる。そして、その先に見えるソンジュの倒れる姿……。
 釜山のシンジケートと、麻薬取引を仲介する少年グループ、そして警察とが入り乱れ、物語はどこへ向かってゆくのか。

 細かい説明がほとんど省かれて、どんどん話が進んでいくので、初めのほうはいったいだれがなんなのか、なぜ追いつ追われつしているのかさえよく呑み込めないところもありましたが、背景が見えてき始めると、スピード感と緊張感が加速していきます。

 カン・ソンジュは茶髪にピアス、タトゥーといった刑事らしからぬ出で立ちで、捜査のために突き進む直情的なところもありますが、捜査対象であるはずの少年グループに対してもぞんざいな扱いはしないし、ユジンにもちょっとした優しさを見せます。熱血漢でありながら、ときには寡黙なたたずまいもあり、タフなヒーローとは違う、血肉の通う生身の人間臭さ。コ・スという俳優さんが、それを実にうまく演じているのです。
 予知夢のようなものを味わい、これから起こることに不安を覚えるユジンも、ソン・ジヒョがおちついた佇まいで演じて魅力的です。

 麻薬取引や、シンジケート、派手なカーチェイスといった物語の派手さ、ハードな面に対して、カン・ソンジュやユジンというおちついた存在があることで、ただ激しく派手なだけのアクション映画にならずにすんでいるような気がします。

 韓国では興行的に失敗だったそうですが、おもしろかった!               
 確かに、韓国映画に特徴的な美しく幻想的な風景はなく、ソウルの街はくすんだ都会でしかないし、男くさくてワイルドだけれど、熱い涙をとうとうと流すほどの熱情はない。
 事態の思わぬなりゆきで、刑事が目を赤くうるませることはあっても涙も流さないし、彼を案じる女性も、かすかな涙のあとを見せるだけ。
 でも、そこがよかったのです。

 ラブコメディや、浪漫な恋愛物のほうが好きですが、たまにはこういうハードな面を持つ違う種類の作品もいいもんです。

2008年3月29日 (土)

クレイマークレイマー~『求婚事務所』第6章

第6章 クレイマークレイマー
 出演:鈕承澤(ニウ・チェンザー)、陸明君(ルー・ミンジュン)
     銭韋杉(ウイニィー・チェン)、唐治平(タン・チーピン)

 独身の一龍(イーロン:鈕承澤)に友人が女性を紹介するという。待ち合わせ先で紹介されたのは、アメリカから帰国していた元妻のアイリン(陸明君)だった。二人はそれぞれチャンチャンと、ウェイウェイという双子の娘たちを育てていたが、再会した双子はなんとか両親を復縁させようとあれこれ画策する。
 いっしょにまた4人で暮らしたいという思いをくんだ、冠軍(グァンチュン:唐治平)は求婚事務所で双子の依頼をひきうけることに。

 今まで、脇で物語を盛り上げてきた一龍がこの章では主役。初めの方の章で、持ち主不明のドレスが一龍の家にあったので、別れた恋人でもいるんだろうと思っていたら、離婚していて、しかも双子のうちの一人をひきとっているということが初めて分かってびっくり。
 今まで一度も子どものことなんか出てこなかったじゃない、と思ったら、忙しい一龍の代わりにふだんは祖父母が面倒を見ているという設定らしいです。

 妻も同じ広告関係の仕事をしている、元同僚。バリバリと仕事をこなす女性で、颯爽としてかっこいい。その反面、お酒を飲むとぐでんぐでんに酔っぱらってみたり、家事がさっぱりだめで、家のことはしっかりものの娘に頼りっぱなしという、ちょっとかわいい面も。

 子どもたちの奮闘ぶりや、それにひっかきまわされてあたふたする求婚事務所の面々もおもしろい。
 さらに、なんとなんと、今まで求婚事務所社長と公認の仲だった小琦(シャオチー:銭韋杉)が、一龍に気持ちが傾いたりと予想外の展開もあって、サイドストーリーからも目が離せませんでした。

 タイトルは『クレイマークレイマー』ですが、同じように双子が離婚した両親の中をとりもとうと奮闘する、デニス・クエイドが主演したアメリカ映画に似てます。
 ちなみに、ここで登場する双子の名前、チャンチャンとウェイウェイはそれぞれ漢字にすると“薔薔”と“薇薇”。二人そろって、薔薇なのですね。

 小琦が恋人に今の気持ちを尋ねられて言うのがこの台詞。そのまんまですが、分かりやすい言葉。
「我好像喜歓上別人……對不起。(ほかの人を好きになったみたい……ごめんなさい。)

 

2008年3月26日 (水)

春からも韓ドラ三昧(予定)

 4月はテレビ番組が大きく変わる月。

とりあえず、今放送中で4月以降も続けて見る予定のドラマ

タルジャの春 インターナショナル・ヴァージョン DVD-BOX1コーヒープリンス1号店 オリジナル・サウンドトラック(DVD付)銭の戦争 DVD-BOX 1ザ・ホスピタル DVD-BOX I わが家 スペシャルDVD-BOX

  • 『タルジャの春』(BSジャパン)【韓】
     今いちばん楽しみに見ているドラマ。タルジャと、年下の彼氏候補、カン・テボンの恋の行方が気になります。
  • 『コーヒープリンス1号店』(BSジャパン)【韓】
     こちらも恋の行方が気になるものの、お目当ては渋い声のイ・ソンギュン。
  • 『銭の戦争』(BSイレブン)【韓】
     物語は佳境に入ってきて、毎週ドキドキ。本編が終了した後は、番外編の放送も予定されているらしいので、そちらも楽しみ。
  • 『ザ・ホスピタル』(NHK-BS2)【台】
     途中、見られなかったときもあり、流し見状態。でも、最後までがんばるつもりです。
  • 『わが家』(BS日テレ)【韓】
     今のところ、いちおう毎週録画して見てはいますが、挫折しそうな予感……。

4月から見る予定にしているドラマ(楽しみ順)

恋するハイエナ DVD-BOXイタズラなKiss~惡作劇之吻~ デラックスDVD-BOXIファン・ジニ 1 (1) (ハヤカワ文庫 NV キ 11-1) (ハヤカワ文庫 NV キ 11-1) 白い巨塔 DVD-BOX1(韓国TVドラマ)薯童謠〔ソドンヨ〕 BOX-I 太王四神記 DVD BOX I(仮)ソウルメイト DVD-BOX1 Waiting For You ストック -君に贈る花言葉-DVD-BOX

  • 『恋するハイエナ』(BSイレブン)【韓】
     おもしろいという感想をいくつか見かけて、今から楽しみに!見たときにわっと盛り上がって楽しみたいので、事前情報は入れないように注意中。
  • 『イタズラなkiss』(広島テレビ)【台】
     2年前台北に行ったときに、たまたま深夜の再放送で見ておもしろかったので、見られて嬉しいです。吹き替え版のようですが、それもまたよし。原作のコミックも、日本版ドラマもどちらも大好きでした。
  • 『ファン・ジニ』(NHK-BS2)【韓】
     韓国の時代物とあんまり相性がよくないのか、挫折率が高いのでちょっと心配なんですが、予告で見る限りはおもしろそうなんですよね。妓生(キーセン)の世界が中心なだけに、衣裳や小道具も美しそうなので、それも楽しみ。
  • 『白い巨塔』(BS日テレ)【韓】
     お目当てはもちろん、イ・ソンギュン。
  • 『薯童謡(ソドンヨ)』(BS朝日)【韓】
     かなり長丁場のようなので、どこまでがんばれるか?おもしろいといいな~。
  • 『太王四神記』(NHK総合)【韓】
     NHK-BShiで初めの何回かを見られなかったので、仕切り直し。
  • 『ソウルメイト』(BS-i)【韓】
     とりあえずラブコメディらしいので、物は試し。
  • 『君につづく道』(広島ホームテレビ)【台】
     BS日テレで放送中なのですが、これも最初のほうを見てないので。台湾の観光産業振興も目的らしいので、お目当ては台湾各地の風景だったりします。
  • 『ストック』(BS日テレ)【韓】
     まだ、見るかどうか思案中ですが、最初の何回かを見て決める予定。主演のパク・チニ、けっこう好きなのです。
  • 『Around40』(日本テレビ)【日】
     唯一の日本物。配役に興味があるので、おもしろければそのまま見たいなと。

 というわけで、ほぼ韓国物、ついで台湾物が少々。全部見続けたら、すごい時間がかかるはずですが、挫折せずに、どれも最後まで楽しめると嬉しいです。

 こうしてみると、テレビで放送されるものはほぼもれなくDVDや関連書籍なんかが発売されてるんですね~。『タルジャの春』のBOXデザインが春らしくて、かわいい♪

2008年3月23日 (日)

ハニーちゃん!~『パリの恋人』

パリの恋人 DVD-BOX 1 パリの恋人 DVD-BOX 2

パリの恋人 2004年
 出演:パク・シニャン、キム・ジョンウン、イ・ドンゴン、オ・ジュウン

 だいぶ前から、おもしろいという評判は聞いていて見たかった『パリの恋人』。語り尽くされた感もあるでしょうが、やっと見ました。

 いや~、おもしろかった。あっという間に、20話終了。
 超有名自動車会社の2代目社長と、ごく普通の女性が恋におちるシンデレラストーリー。語り口もさらっと軽妙で、物語運びのうまさに唸りました。
 少し前に記事にした『プラハの恋人』の感想が、『パリの恋人』と比べてちょっとね……と多くの方がおっしゃってたのも、納得。作り手側の力が入りすぎなのかなと感じさせるものが、『プラハの恋人』にはちらちら見えてしまっていたようにも思うけれど、前作がここまでやってくれたら、それもいたしかたないでしょうね。まあでも、それを承知で好きなのは『プラハ~』なんですが……。

 あらすじについては、すでにたくさんのサイトで丁寧に紹介されているので、省略。
 代わりといってはなんですが、好きな登場人物ベスト5なぞ作ってみました。

  1. ハン・ギジュ(パク・シニャン)
     やっぱり、このドラマの魅力は、ハン・ギジュ社長の存在が大きい。冷静沈着で辣腕社長である姿と、家族に見せる優しげな微笑み、そして好きになった女性にふりまわされる姿は愛嬌たっぷり。そんな万能な男ですが、後半はさまざまなことに苦悩します。そんな姿を見て、思わずボロボロ泣いてしまいました。演じるパク・シニャン、甘いマスクというわけじゃないので好き嫌いはあると思いますが、それをさしひいても魅力的なオーラがあって、はまり役じゃないでしょうか。
     唯一気になるのは、直接会ったらいちばんに目がいきそうなネクタイをいつもしているところ?
  2. カン・テヨン(キム・ジョンウン)
     シンデレラストーリーの主役たる、ごく普通の家庭に育った女性。元気で、好きな人のことをいちばんに考える姿には、ほろっときます。その反面、けっこう逞しいところもあるし、気も強いところがかわいい。
     ドレスアップしたときの変身ぶりには、ちょっとびっくり。
  3. スンジュン(ユン・ヨンジュン)
     ギジュの後輩で、有能な秘書。「ずっと先輩についていきます!」と宣言して励ましたり、かゆいところに手が届くような気配りぶりが心憎い男性です。
    『プラハの恋人』で演じたチョン・ドヨンの友人役の片鱗がかいまみえるような役。
     いや~、ほんとにいい人なので、ついスヒョクよりも上にしてしまいました。
  4. ユン・スヒョク(イ・ドンゴン)
     ギジュの甥で、自由を好む男。ひたむきで、優しくて、けっこう熱い若者なんですが、叔父と同じ女性(=テヨン)を好きになってしまいます。それを受け入れようとあがく姿が痛々しくて、つい声援を送りたくなります。
  5. ヤンミ(チョ・ウンジ)
     パリ時代からのテヨンの友だち。帰国後はちゃっかり、テヨン宅に居候。パリでテヨンがギジュから借りたネックレスを勝手に持っていったときには、図々しくていやな子だと思いましたが、韓国に戻ってからはかわいくてお気に入りに。ぱっと周りを明るくする雰囲気で、元気が出ます。

  次点:スンギョン(キム・ソヒョン)
     ギジュの前妻。離婚後も、友だちとしてギジュを支えます。率直さがかっこいい!

 ついでに、あまり好きになれなかったほうも。

  1. ムン・ユナ(オ・ジュウン)
     1位は文句なしに彼女!代議士の娘で、親同士が決めたギジュの婚約者。これが、絵に描いたような高慢なご令嬢(髪は縦ロール)。ギジュにはまったく相手にされないんですが、かなりしつこくて、そのタフさにはちょっと感心すらします。
     ギジュの会社に入社したテヨンに対抗して自分も入社。注目は、とてもオフィスで着るにふさわしいとは思えない、お嬢様スタイル。
  2. ハン・ギヘ(チョン・エリ)
     ギジュの姉で、スヒョクの母。離婚して以来、スヒョクとともに実家に暮らす、財閥令嬢。なにか悪いことするわけじゃないんですが、だんだん彼女の態度に腹がたってきて……。スヒョクに対して、もっと目を向けてあげてと何度思ったことか。母としてもっと強くあってほしかったです。
  3. ・・・・・
     チェ理事とか、ふてぶてしいギジュ父とかにしようかと思ったんですが、二人ともそこまで嫌いになれませんでした。
    『プラハの恋人』にも、息子の結婚に口を出す父親=財閥の会長が出てくるのですが、そちらがあんまりにも冷酷で、ひどい人だったのでそれと比べると、人間味があるように見えたもので。

 賛否両論らしい結末ということで、とっても不安だったんですが、個人的には好きです。なるほど、そういう手できたか!と。ラブロマンスらしい、遊び心があって、最後の最後まで楽しませてやろうというサービス精神を感じました。
 日本だと、この題材で同じようなおもしろさ、出せないでしょうね。

2008年3月22日 (土)

次の台湾の顔

 今日、台湾では総統選挙が行われたようです。
 ここ最近、ほとんどニュースを見ていないのですが、日本での台湾総統選挙への関心はどんなふうだったんでしょう?かつて、現職の陳水扁(チェン・シュイピェン)総統が出馬した2000年には、連日この話題が新聞やテレビをにぎわせていたように思うのですが。
 ちょうどその映像を見て、今のうちに台湾に行っておかなければ、台湾の動向はどうなるか分からないと思って留学先候補に台北を加えたんでした。結局、そのまま台北に語学留学したわけで、2000年に総統選挙がなければ行き先も違っていたかもしれませんね。

 実際に台湾に行ってみたら、メディアで言われていたこととは微妙に温度差のあるさまざまなことが分かったり。それまでまったく知らなかった台湾のことが、見えてきたり。おもしろい体験でした。

 さて、今回の結果についてはすでにさまざまな媒体で結果についての動向が報じられていますが、8年ぶりに国民党に政権が戻る見込み。
 次なる台湾の顔は、とうとう馬英九(マー・インチゥ)氏に決定のようです。

 2000年当時から馬氏は超のつく有名人でした。当時、総統になった陳水扁氏の後を受けて台北市市長になった馬氏は、しょっちゅうニュースでも取り上げられてました。
 おまけに、名前は国語(=普通話)初心者でもすぐに読める簡単な漢字ばかりで、あの濃~~~~い顔立ちですから、一介の留学生でもすぐに覚えてしまったほど。生馬英九氏を見たことがありますが、遠目にも濃かったcoldsweats01
 それに、先日ニュースでちらっと見た馬氏は、台湾語もずいぶんうまくなっていてました。(※馬英九氏は、香港生まれ台湾育ち。そのため、普通話とは違う台湾語は話せなかったので、台湾語のレッスンを続けていたようです)

 馬氏の政策や、政治的手腕などはまったく分かりませんが、新しい顔としてがんばっていただきたいものです。

 ~*~ おまけ ~*~
 今回の投票率予想は、75%程度(!)。台湾全土に設置された投票所は14401カ所。投票は午前8時から午後4時まで。
 高い投票率だけあって、各投票所には投票に訪れた市民で長蛇の列ができたとか。
 新総統は5月20日就任予定。 

2008年3月21日 (金)

病院物は見ないのですが…

 ドラマや映画に、病院物というくくりがあるのかどうか分かりませんが、ふだんはこの類はほとんど見ません。例外は、海外ドラマの『ER』シリーズくらい。
 もちろん、おもしろいものは見たいとは思うんですが、なかなか食指が動かないのです。

 4月7日から、BS日テレで韓国版『白い巨塔』が始まるそうですが、これは見ます!見たいです!
 病院物なのになんでかと言いますと、理由は一つ。

 イ・ソンギュンが出ているから、イ・ソンギュンが見たいから!
 というか、彼が出ていなかったら見る気にはならなかったと思います。
 とっても有名で、なんどもドラマ化されている『白い巨塔』。何年か前のドラマ化分も、職場ではほとんどの人が見ていただけに、すっかり話題から取り残されました。ずーっと前、単発ドラマになったときに一度見たきり。そのときも、俳優さん目当てだったので、その人の役のこと以外はまったく記憶になし。
 なので、イ・ソンギュンがなんとか先生役と言われても、さっぱり分からないのですが…。

 イ・ソンギュン。
 やはり今BSジャパンで放送されている『コーヒープリンス1号店』に出演中。初めは、なんだかおじさんくさいな~という印象しかなかったんですが、いつの間にやらイ・ソンギュンが出ている場面ばっかりが楽しみになってました。もう、コン・ユ&ユン・ウネちゃんそっちのけ。
 とどめは、「ケンチャナヨ~」の言い方!あの低音に響く声が、すごくいいのです。

 というわけで、実質的には『白い巨塔』初体験。新鮮な気持ちでのぞみたいと思います。

2008年3月20日 (木)

アンソニー・ミンゲラ監督の訃報

 アジア関係のニュースでもなんでもないんですが、昨日ネットで見て一番驚いたのが、アンソニー・ミンゲラ監督の訃報。

 まだ54歳という若さで、これからまだまだ作品を生み出してもらえると思っていただけにほんとうにショックでした。
記事によると、首にできた腫瘍をとる手術をして入院中に急変されたとか。記事によって、急変の原因が脳出血だとか、大量出血だとかあるようですが、いずれにしても急なことでまさかという感じです。

 『イングリッシュ・ペイシェント』や『リプリー』、『コールドマウンテン』などが代表作なんでしょうが、個人的に好きなのは『最高の恋人』と、デビュー作の『愛しい人が眠るまで』。『イングリッシュ・ペイシェント』などのような壮大さや、派手さはないけれど、小粒ながら愛おしくなるような雰囲気がどちらにもあります。
 特に、『最高の恋人』のラスト近く、地下鉄の中でのキスシーンが印象的でした。カップルは、ダウン症の男性と女性。とっても幸せそうな表情で見つめ合って、一瞬のキスの後、またはにかむように微笑む。それを主演のマット・ディロンが偶然に見かけてふっと笑みがもれるという場面。好きな気持ちがあふれでているような幸せそうなキスシーンは、今まで見てきたぜんぶの映画の中でも、キスシーンベスト3に入れたくなるほど愛らしいんです!
 そして『愛しい人が眠るまで』。ずいぶん前に見たきりなので、細かいところは覚えていないんですが、見終わってとってもいい気分になれた作品。これを見て、アンソニー・ミンゲラという名前を覚えました。

 この2作品とも、日本版DVDが出ていないので、また見る機会がないのが、しごく残念。

 新作がもう見られないと思うと、ほんとうに残念でしかたありません。
 心からご冥福をお祈りします。
 
 

2008年3月18日 (火)

チャッカマンニョン!

 韓国ドラマや映画を見ていると、なんども出てくる単語が耳に残ります。意味はきちんと調べたものではないけれど、字幕なんかも合わせてこんな感じかな?というものを入れてます。ついでに、中国語も入れてみました。 

サジャンニム 社長 老板(らおばん)
ヨプセヨ もしもし [ロ畏](わい)
チョンメッ? ほんとう? 是[ロ馬]?(しーま)/真的?(じぇんだ)
アラッソ? 分かった? 知道[ロ馬]?(ちーだおま)
ボ? なに? 什麼?(しゃま)
ビアネ ごめんね 不好意思(ぷはおいーすー)
コマウォヨ ありがとう 謝謝(しぇーしぇー)
チャッカマンニョン ちょっと待って 等一下(だんいーしゃ)

 なんといっても、最近気になるのは一番最後の「チャッカマンニョン」。これ、かなりたびたび出てくる言葉なので、気になり始めるともう耳について、耳について、だんだんおもしろくなってきます。

 言葉のほかにも気になることがいくつか。

 まずはお豆腐。刑務所から出てきたときに、迎えに来る人はお豆腐を持参するんです。初めて見たのは『親切なクムジャさん』。その後も、『ユア・マイ・サンシャイン』、ドラマ『砂時計』や『明朗少女成功記』なんかにもこの場面が。これからは、豆腐のようにまっ白な生き方をしましょう、っていうような意味みたいです。こういう風習、ほかの地域でもあるんでしょうか?

 あとほとんどの映画、ドラマを問わずに出てくるお酒を飲む場面。飲むのは、ワインなんかも多いけど、圧倒的なのは緑色のビンの焼酎。そして、飲むと飲まないとにかかわらずついてくるのが、吐くシーン。嘔吐率、80%強(←個人的印象値)。
 香港映画でも、かなりの確率で吐く場面が出てきて初めのころは驚きましたが、韓国物もしかり。酔っぱらうこと=吐くってことなんでしょうかね?

 あとは、おじいさん同士の約束で孫同士が結婚する設定とか、ルームシェアがけっこうあるとか、高校は男女共学でもクラスは男女別とか、携帯の文字にいろんな字体があってかわいいとか、悩み事があるときは床磨きとか。

 あ、これは台湾でもそうだったなとか、ほかの中華圏とも同じとか、全然違うところももちろんいっぱいあって、お話といっしょに、こういう生活習慣や風習がかいま見えるのもおもしろいです。

2008年3月16日 (日)

ツボです、ツボ!~『プラハの恋人』

プラハの恋人 DVD BOX I プラハの恋人 DVD BOX II

プラハの恋人 2005年
 出演:チョン・ドヨン、キム・ジュヒョク、キム・ミンジュン、ユン・セア、ユン・ヨンジュン、ハ・ジョンウ

 『パリの恋人』(←現在鑑賞中)のヒットに続いて作られた「恋人シリーズ」なるものの第2弾だそうです。韓ドラファンの方には、あの『パリの恋人』の次だからという期待があったみたいですが、そんなことはまったく知らなかったおかげで、ただ単純に楽しめました。
 チョン・ドヨンが見たいな~、という軽い気持ちで見始めたら、第1話からやられてしまいました。

 物語は、ハンガリーのプラハから始まります。駐ハンガリー韓国大使館の外交官のジェヒ(チョン・ドヨン)は、韓国からやってきた刑事サンヒョン(キム・ジュヒョク)が巻き込まれたトラブルの現場にたまたま居合わせたことが縁で、彼の人捜しを手伝うことになります。いっしょに街を歩いたり、マラソンに出たり、ケンカをしたりしながら、少しずつうちとけていきますが、やがて別れが。
 そして、舞台はプラハから韓国へ。ジェヒは、実は現大統領の娘。一方のサンヒョンは一介の刑事。二人の恋に、それぞれの元恋人や、友人、家族などさまざまな人がからむ、ラブストーリー。

 サンヒョン(キム・ジュヒョク)というごく普通の刑事。特別にかっこいいわけではないんですが、とっつきがぶっきらぼうで、ちょっと皮肉屋で、そっけなくて、もう無条件にひれふしそうな、まさにツボの人物設定なのです。
 昔から、こういう無愛想だったり、冷たそうだったりという役にやたらと弱かったんですよね……。しかも、彼を演じるキム・ジュヒョクという俳優さん。彼のような風貌、つい目がいってしまうタイプなんです。

 物語の常として、惹かれ合う男女には、昔の恋人。彼らが現れると、別れたのにふらふらっとするという展開が定番ですが、このお話のサンヒョンとジェヒ、確かにかつての恋人たちにひきずられそうになりながらも、かなりがんばって抵抗してくれるんです。時には、もう見ていてそっけないほどにばっさりと。それだけでポイントが倍増でした。
 ただ、ドラマ的には、今は彼が好き、でも昔の彼から優しくされると……っていうような揺れがないと、今ひとつ盛り上がらないのも事実。もどかしいところですが、個人的には○なので、さらに深みにはまりました。

 日本語字幕で見ているので原文のニュアンスと違うところもあるとは思いますが、台詞がかなり凝っているんですね。気が利いているとでもいうんでしょうか。

 例えば恋敵同士のサンヒョン(=平の刑事)と、ヨンウ(=財閥の長男で検事)の会話。
「彼女(←二人が好きな女性・ジェヒ)はかわいい。(自分は)立場は低いが、目は高いんです」とサンヒョンが言い残して席を立つと、彼が行ってから「よりにもよって、手強い男を選んだな……」とヨンウがひとりごちる。
 うーん、うまい!
 ちょっとやりすぎなところもありますが、全編おもしろい台詞が満載。

 そして決定打は、やっぱり主人公をとりまく人たちの面白さ。
 献身的ないいお友だちキャラの中でも、最高ランクのお友だちが登場します。ジェヒの幼なじみで、外交官の同僚。この彼が、もう最高!困ったときは、つかず離れず声をかけてくれて、ときにはちょっとしたお節介もやいてくれて、余計なことは言わず、言えずにいることをそっと相手に伝えてくれる。柔らかく包むだけじゃなくて、ときには皮肉も言って冗談が言い合える。中華ドラマにも、そこまで友だちに尽くすかというくらい献身的な友人がよく出てきますが、この彼にはちょっとかなわないかも。
 あとは、ちゃかちゃか賑やかで元気なサンヒョンのおばさんや、同僚刑事、ジェヒの警護兼運転手などなど。

 確かに、設定に無理があるし、ジェヒの元恋人の行動がエスカレートして怖いとか、サンヒョンの元恋人がちょっと鬱陶しいとか、今ひとつのところもいっぱいあると分かっているけれど、それでも好きなんですよね。
 これを見てから、我がPCの壁紙はサンヒョンになりました♪

2008年3月14日 (金)

久しぶりの中華DVD

 1年ぶりくらいに、中華DVDを買いました。また香港に行って、思う存分買いたいなと思っていたので、ずっと我慢してましたがなかなか行けそうにもないので、ついに解禁。
 香港に行った気分で、どんどんカートに商品を入れていたら、おそろしい金額になったので、絞りにしぼって今回は7本に。

 杜琪峯(ジョニー・トー)&韋家輝(ワイ・カーワイ)コンビに、主演は劉青雲(ラウ・チンワン)と聞いただけで、ものすごーく楽しみな『神探』。
 古い作品なのでなかなか見る機会がなかった『投奔怒海(邦題=ボートピープル)』。パッケージの劉徳華(アンディ・ラウ)が、ぷくぷくして若いです。公開当時、雑誌に小さな紹介記事が載っていたんですが、そのときから気になっていた作品。やっと、やっと会えたような気分です。
 さらにもう1本、最近の劉徳華(アンディ・ラウ)を楽しむための、『兄弟』。この2本を続けて見ると、月日の移り変わりがよく分かりそう。

 そして『太陽照常升起』。姜文(ジャン・ウェン)監督作品というだけで、即購入決定。出演陣は、姜文に、陳沖(ジョアン・チェン)、房祖名(ジェイシー・チェン)、黄秋生(アンソニー・ウォン)。う~ん、豪華!
 さらに中国の『落葉歸根』。これも監督買い。監督の張楊(チャン・ヤン)の『こころの湯』、大好きな作品なので。

愛なんていらない 特別編 あと2本は、なぜか(?)韓国映画。しかも、この2本はすでに見てしまいました。
 『不需要愛情(邦題:愛なんていらない)』。最近、つとにお気に入りのキム・ジュヒョクが売れっ子ホストに扮する、ちょっと悲しいお話。キム・ジュヒョクがホストってどうなんだろうと思ってましたが、失礼ながら意外にも似合ってました。
 もう1本は、無謀にも韓国版。しかも英語字幕。かなり苦戦です。上の作品は、中文字幕で見られたんですが、もう比べものにならないくらい読みやすかった!ただ、お話はライトなラブコメテイストだったのは、助かりました。タイトルは『クァンシクの弟クァンテ』。生真面目でちょっと小心、女性からも“安全”のお墨付きをもらうほど奥手の兄に、またまたキム・ジュヒョク。軽くて、女性経験も豊富な弟にポン・テギュ。大好きな役者さん二人に、お話も笑えて、ほろっとして、ちょっと浪漫でおもしろかった~。
 このDVD、特典映像もいっぱいで、コメンタリーもキャスト編に、監督&スタッフ編まであってとっても豪華。あぁ、韓国語が分かればどんなにいいでしょう?本編もですが、日本語訳付きのコメンタリーを収録したソフトが出てくれないかしら……。

 香港&中国作品も、じっくり味わう予定。
 やっぱり、中華DVD&ちょっと韓国物は、やめられません。

 画像は、日本版DVDのもの。日本版はちょっとさわやか系のイメージですが、香港版のほうはもう少しお耽美で、物語からいくと香港版のほうがイメージに合っているかな。

2008年3月10日 (月)

言葉がなくても~『アバウト・ラブ/関於愛』

『アバウト・ラブ/関於愛』 2004年・日本=中国
 監督:下山天、易智言(イー・チーイェン)、張一白(チャン・イーパイ)
 出演:伊東美咲、陳柏霖(チェン・ボーリン)、范暁萱(メイビス・ファン)、加瀬亮、塚本高史、李小[口路](リー・シャオルー)

 東京、台北、上海を舞台にして、異なる言葉を持つ男女が出会う、3つの物語。
 人のあふれる大都会、東京。眠らぬ街ともよばれる、夜の台北。猛スピードでうつりかわる上海。それぞれの街の顔が画面の中に、お話の中にとけこんで、じんわりと暖かく、ちょっと寂しい恋の形が見られる。

 実は、途中で眠ってしまうこと2回。よっぽど相性が悪いのかと思って、見るのをやめようかとも思いましたが、3回目の正直。見てみたら、これが悪くない、というよりかなり好きになりました。
 それぞれ、そうそう特別なできごとが起こるわけではないけれど、みんなその街にいるからこそ出会うべき人と出会い、見るべき風景に目を向けている。その街特有の空気が生んだ物語になっています。特に、上海のお話は、今の中国の勢いや時代の中だからこそ生まれえるもの。レトロなレンガ造りの裏町で起こる物語は、夢の中のようでもあり、まさしく現実でもあり。

 街の風景やにおいといっしょに、もう一つこの映画が見せるのは、通じない言葉です。
 東京編では、画家の日本人女性と、台湾からアニメを学びに来た青年。台北編では、国語(=普通話)がほとんどできない日本人青年と、台湾の女性。上海編は、中国語はほとんどだめで、英語でコミュニケーションをとる日本人留学生と、地元上海の女の子。
 どのパートでも、言葉ではなかなか意志が通じ合わない。伝えようにも、それを表現できるだけの言葉がない。それでも、人はちゃんとつながって、気持ちのひとかけらだけでも伝えることができ、どこかで通じてゆける。そんなふうに言われているような気がしてきます。

 言葉が通じないということは、もどかしく、はがゆい反面、それに変わるものを必死で見つけようとするから、言葉では通じなかったところが見えることもあるのかもしれません。

 気のきいた台詞や、冗談はないけれど、その代わりに、自転車やバイク、絵やイラスト、葉書や文字など、ちょっとした小道具もうまく効いて、3編のどれもが楽しめました。

 上海編のユンという地元の女の子を演じた、李小[口路]。『八人の英雄』で、楽千千を演じてた人でした。ちょっと気の強い楽千千とはまた違う、愛らしさでした。

2008年3月 9日 (日)

香港vs韓国、潜伏捜査対決

 おとといと、今日と見た2枚のDVD。偶然にも、どちらも潜伏捜査物でした。
 一つは香港の周星馳(チャウ・シンチー)が主演した『ファイト・バック・トゥ・スクール』。もう一つは韓国のキム・ソナの『恋の潜伏捜査』。

ファイト・バック・トゥ・スクール どちらも、捜査のために高校に生徒として潜り込む。おまけに、どちらもどう見ても高校生に見えないのを承知で、しぶしぶ。「学生時代に勉強が嫌いだったから、警官になったのに…」って愚痴を言うところまで同じ。
 さらに、隣の席にはちょっと頼りないクラスメート。彼らがいじめられているところを助け番長や学校のワルをボッコボコにやっつけて、みんなから一目置かれてしまう。
 もう一つ、突然のテストに大慌てしたあげく、携帯電話や、無線(?)で同僚たちに答えを教えてもらってカンニングするものの、案の定見つかって職員室に呼び出される。さあ、親を呼ぶぞとなってみたら、両親はなく代わりに親戚の人や、知り合いが後見人になっている。
 ……と、前半はかなり同じようなところがあって、リメイクなのかとすら思いました。

 まあ後半は、それぞれ違う展開になっていきますが。

恋の潜伏捜査 [DVD] 香港版は、まさに周星馳らしい展開。初めは、てんで頼りにならないだめ男が、周りの人に助けられたり、交わったりしてどんどんかっこよく見えてくるという、周星馳の真骨頂たるべき物語。90年ころにあったであろう香港映画の勢いがどっと押し寄せてくるような気がします。

 韓国版は、キム・ソナが面倒見のいい姐御っぷりを見せてくれます。周星馳のアクションもかっこよかったけれど、彼女のアクションはまた別の意味でかっこいいんです!華麗な動きではないぶん、型にはまったような堅苦しさがなく、妙に生々しい強靱さがあって惚れれぼれします。
 警察が追う人物とのかけひきや、繰り出される仕掛けも、さらには同級生役のコン・ユとの仲も気になります。そうそう、このコン・ユのアクションが切れ味よくて、またかっこいい。今まで見てきた三枚目的な頼りない感じとは、まったく違う姿が楽しめるし、もりだくさんです。

 というわけで、どちらも持ち味がしっかり出ていて、同じような設定なのにまったく違う色になって、楽しみました~。

ファイト・バック・トゥ・スクール(原題:逃學威龍) 1991年
 監督:陳嘉上(ゴードン・チャン)
 出演:周星馳、張敏(チョン・マン)、呉孟達(ン・マンタ)、張耀揚(ロイ・チョン)

恋の潜伏捜査 2005年
 監督:パク・クァンチュン
 出演:キム・ソナ、コン・ユ、ハ・ジョンウ、ナム・サンミ

 

2008年3月 4日 (火)

卒業生&致命的吸引力~『求婚事務所』第4~5章

 『求婚事務所』第4章と第5章です。卒業生=卒業、致命的吸引力=危険な情事です。しかし、致命的な吸引力って……。

第4章 卒業生
 出演:葉童(イップ・トン)、李威(リー・ウェイ)、賀軍翔(マイク・ハー)

 大学卒業を間近にひかえた小武(しゃおうー)は、ある日、花屋で年上の女性と出会う。父と自分を置いて家を出た母親が好きだったローズマリーの香りがするその女性のことが忘れられなくなる。
 しかし、その人は親友の小陽(しゃおやん)の母親だった。
 惹かれ合う二人の恋の行方は?

第5章 致命的吸引力
 出演:張國柱(チャン・グォチュー)、潘儀君(ジョイ・パン)

 働いていた外資系企業が景気悪化で本国に撤退し、職を失った莉芝(りーちー)はエステサロンで働きながら、MBA取得のためのビジネススクールに通っていた。そこで講師をしていた経済界でも著名な孫鎮宇(すん・じぇんうー)との結婚話が進むよう手伝ってほしいと、求婚事務所を訪れる。男性には家庭があるが、妻との関係はすでに冷え切っているという。依頼をうけて事務所の面々が動き始めるが、スタッフに見せたものとは違う莉芝の顔が見えてくる。
 孫夫妻と、莉芝の緊迫した関係が少しずつ姿を現してくる。

 『卒業生』のほうは、年齢差のある二人と、彼らの家族や友だち、彼らに思いを寄せる人たちの関係が、うまく描かれてます。登場人物がたくさんからみながら、それぞれの立場と気持ちの見せ方が、なかなか。
 しかし、母と親友がつきあい始め、好きな女の子は別の人が好きという、第三の主要人物ともいえる小陽はちょっと気の毒でした。

 そしてこのシリーズ中で、どうにも好きになれなかったのが『致命的吸引力』。

 まず、莉芝という女性が怖い!初めは、道ならぬ恋をかなえたいという、一見しおらしげな女性だったのが、だんだんと化けの皮がはがれて、怖いのなんの。エステサロンのお客さんを罵るわ(ま、客の態度もひどかったですが)、周りの人を悪し様に言うわで、大暴れ。
 さらに、冷え切った孫夫妻も、悶々としてて、見れば見るほどどんより。あることをきっかけに、夫婦の関係が一変して、お互いに口もほとんどきかないし、顔を合わせることもほとんどない。その状態が10年も!
 そんな重苦しい話だったのに、最後はなぜかハッピーエンド風。
 う~ん、理解不能でした。

 お話そのものにあまり入りこめなかったので、印象に残ったのは二つ。
 一つは「木の実売りでもする?」という字幕。中国語での台詞は、「売檳榔[ロ阿]?」。檳榔(びんろう)は確かに木の実ですが、この訳はないでしょう……。
 ビンロウが分かりにくいからでしょうけど、台湾のビンロウのことが分かる人には、「木の実売り」にしたんじゃまったく意味が通じなくなってしまうし、素直に「ビンロウでも売る?」でもよかったんじゃ。
 もう一つは、孫鎮宇訳の張國柱の顔色。なんだか、とっても顔色が悪くて、どこか悪いんじゃないかと心配してしまいました。

 いよいよ残すところはあと2章。やっと、やっと、求婚事務所の人たちがお話の中心になります。

2008年3月 1日 (土)

ハングルが読みたい

 相変わらず、韓国ドラマ&韓国映画三昧が続いています。が、俳優さんの名前が分からない。エンドロールを見ても、ハングルが分からないので、どんな名前なのか、出ていた人がだれなのかさっぱり分からずお手上げです。

 香港映画にはまったころ、エンドロールに出てくる役者さんの名前を全部書き写して、俳優さんの名前と顔を一致させながら、がんがんビデオを見ていったように、韓国の俳優さんの顔を覚えたい!さすがに韓国語までどうにかしたいとは思いませんが、せめて名前が読める程度にハングルを知りたいと思って、目下、文字に慣れる練習中です。
 幸い、ハングルは表音文字なので、基本とパターンが分かるようになれば独学でも大丈夫。前は「イ」しか読めなかったのが、(←イは「○|」こんな感じなので、とっても覚えやすい!)、「キム」とか、「パク」とかよくある名字は見て音が連想できるようになってきてます。ま、他はまだまだ幼稚園児が文字を読むよりもっとゆっくりですけれど……。
 中華圏だと漢字の違いで識別しやすいんですが、韓国の名前はそれがないので、ヒョンジョンとヒョンジン、ミンジュンだったかミンジョンだったか、しょっちゅうこんがらかってます。

 韓国の作品を見ることといっしょに、こうやって俳優さんの名前や顔をちょっとずつ覚えていくのが楽しいんですよね。パク・シニャンとか、キム・ジュヒョクとか、ユン・ヨンジュンとか、ヨ・ウンゲとかとかlovely

 しかし、こうして韓国映画やドラマに流れていくのも、最近めっきり香港映画の製作本数が減って、自然と見たいものの数も少なくなるし、目新しい俳優さんが久しく出ていないということと無関係ではないような気も。ほんとは、もっともっと香港映画を見たいんですがねぇ。

下は、韓国ドラマ&映画のお伴。そして、香港映画三昧のころにお世話になったうちの懐かしい一冊です。

新版 movieweek韓国俳優事典 龍在香港―香港映画の新時代

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »