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2014年5月 2日 (金)

久しぶりに、ドラマの感想

 ずいぶんと放置していましたが、その間もドラマは見ています。

●去年の8月以降に見たのは以下、24本。

キング~Two Hearts、イケメンラーメン店、ヴァンパイア検事、天上の花園、太陽を抱く月、アラン使道伝、神のクイズ シーズン2、愛情万々歳~ブラボー!マイ・ラブ~、ヴァンパイア検事2、いとしのソヨン、ウララカップル、ミヘギョル~知られざる朝鮮王朝~、サラリーマン楚漢志<チョハンジ>、神のクイズ シーズン3、ファントム、武神、フルハウスTAKE2、紳士の品格、応答せよ1997、ロマンスが必要2、カムバックマドンナ~私は伝説だ、ゴールデンタイム、TEN(インターナショナルバージョン)、TEN リターン

●途中で挫折したのも多数。

神々の晩餐、赤道の男、棚ぼたのあなた、約束の恋人、ペク・ドンス、アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり、スペシャル・マイ・ラブ~怪しい!?関係~、愛もお金になりますか

『神々の晩餐』
 いちおう最後まで見たんですが、32話とかなり長くて後半は飽きてきて最後の10話分くらいは、イ・サンウ演じるドユンが出るシーン以外はほぼ早送りし。とてもちゃんと見たとはいえないので挫折リスト入りです。テンポは悪くないんですが、後半になってくるとなんでそんな行動に出るの???みたいな場面が増えてきてついていけなくなったのと、若い主人公たちはそれぞれ奮闘しているのに対して、その親世代が最初から最後までとにかくひどい。悪い人じゃないけれど、やっていることが無責任という始末の悪いタイプで、この親たちを見ているとムカムカしてきて、見終わってだいぶんたつのにそれが一番印象深いという、残念なドラマでした。ただ、イ・サンウのツンデレぶりは一見の価値ありです。

赤道の男』
 ミステリー、サスペンスは大好きなんですが、なぜか続かなかった。1話目の感じからすると、通り一遍の復讐ものではない展開になるのかなと思いつつも、そこまでたどり着きませんでした。見る時期をちょっと間違えたかも。
 オム・テウンといえば『魔王』(←こっちを先に見たので、『復活』より好きなんです)なんですが、さすがにちょっと老けましたね~。イ・ジュニョクと並ぶと、同い年という設定にはちょっと無理があるかな。
 あと、オム・テウン演じる主人公が、一時期だけど目が見えないままでいるよう装うところがどうしても受け入れがたくて。こういうごく一部分でひっかかって、その人物に共感できなくなることがあるんですよね。

『棚ぼたのあなた』
 とっても見やすかったし、おもしろく最後まで物語が展開するんだろうなと予想できる安定感があって、それゆえに次はどうなるんだろうという興味がわいてきませんでした。挫折というより、途中までしか見ていなくてももうこれでいいんだという妙な充足感があってそこで終了。これが20話程度だったら完走していたかも。

『約束の恋人』
 南北合同のプロジェクトから生まれる、国境を越えた愛がテーマ?1話だけ見て早々にリタイア。うん、まったく惹かれるものがありません。最近、再放送していて、とびとびに少しだけ見たけれど、見逃して失敗したみたいな気持ちも生まれず。 

『ペク・ドンス』
 すでにどんなお話だったのかすら覚えていないくらいです。ちょうどこの頃、録画していたものも多くて、HDDもいっぱいで録画しきれなかったので早々にこれも挫折。

『アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり』
 キム・ソナは大好きなので、まさか彼女の作品でリタイアするとは自分でも予想外でしたが、やっぱり彼女には笑顔がいいと思うのです。イ・ジャンウ演じる相手役の青年の描かれ方にも新鮮味がなくて、どこが素敵な恋につながるのかイメージできないのも挫折の原因かと。キム・ソナのはじけたコメディエンヌっぷりが好きなんだと再確認した一本。

『スペシャル・マイ・ラブ~怪しい!?関係~』
 てっきり10年くらい前の作品だと思っていたら、2012年のドラマでびっくり。もう、お話の展開から、人物造形からがことごとく古くさくて、お久しぶりのハン・ゴウンもキーキーうるさいし、キム・ソンスもやたらと女性に自分の考えを押しつけてうっとうしいしで、予想通りのリタイア。家族関係が複雑で、もしかしておもしろくなるかと期待したんですが、そこまで待てなかった…というか、おもしろくなったのかな?

『愛もお金になりますか』
 『ヴァンパイア検事』でのクールなヨン・ジョンフンがよかったので見てみたものの、あえなくリタイア。
 ヨン・ジョンフンの相手役は、『サイン』で検事を演じたオム・ジウォン。大人の女性というイメージとは一転、元気系の役だったんですが、あんまり合ってない気が。こういってはなんですが、地味な顔立ちなので落ち着いて見えるというか、ちょっと老けて見えるというか。ヨン・ジョンフンより1歳違いなだけなんだけど、彼よりだいぶん年上に見えてしまいました。
 そしてなにより、お話の展開が妙にまったりに思えて、二人の関係がいつまでたってもあんまり変わらないのにもじれてしまって、半分くらいで挫折。  

2013年8月 8日 (木)

挫折~『宮廷女官若㬢』&『宮廷の諍い女』

 中華ドラマの古装片=時代物で、かなり評判の高かった『宮廷女官若㬢(ジャクギ)』。現代の女性が、清朝は乾隆帝の時代にタイムスリップ。熾烈な後継者争いを繰り広げる、乾隆帝の王子たちと、若㬢(ジャクギ)との恋と友情を描いたお話です。

 それぞれタイプの違う王爺(=字面を見るとおじいさんみたいだけど、身分の高い王子たちのことです)が次々登場するし、女性たちの関係も適度にドロドロしつつ、芯からの悪人もいないので、ストレスがたまらずさくさくと見られるので確かにおもしろいです。
 若㬢と王爺との関係も、なかなか意外で楽しかったし、どの王爺が王位を継ぐのか、どういういきさつがあったのかというエピソードも知らないので、王位継承の物語も楽しめました。

 が、全35話のうち28話くらいまで見たところで小休止したら、そこから先を見たいという気持ちがぷっつり切れてしまったみたいです。あと少しだし、きっと見始めたらすいすい最後までいけそうなんですが、見たいという気分が湧いてこないまま放置。結局、撮りだめておいた録画をすっぱり削除したら、思いの他すっきりしました。

 これは私が見たい古装片じゃなかったみたいです。あくまでも個人的に、今見たいものと違っていたのです。
 見ている間じゅう感じていたのは、若㬢がおとなしいなということ。確かに清朝当時からしたら、身分の高い王爺たちを相手に一歩もひかないし、思うことをやってのける進歩的な女性かもしれないけれど、それでも彼女の行動には理性が感じられます。ときには、歴史を変えないよう自分を制御し、実に賢明。あくまでも現代人的で、現代の感性からは決して逸脱していない。むしろ、過去の価値観について見ている現代人である視聴者の疑問を代弁してくれるようなところが多々あります。

 今まで見てきた中華ドラマの主人公のイメージは、もっと破天荒で、ドラマの舞台になっている時代からも、現代の価値観からも自由で、はちゃめちゃで、だからこそ魅力的。
 若㬢はすてきな人物だけれど、私が見たい主人公像じゃなかったようです。

 その『宮廷女官若㬢』を凌ぐ人気を誇ったのが、『宮廷の諍い女』。こちらも少し見てみましたが、やっぱり主人公がおとなしいというか、賢明すぎて物足りない。あと、若㬢では見目麗しい王爺たちが入れ替わり、立ち替わり登場したけれど、『宮廷の諍い女』では普通のおじさんにしか見えない雍正帝くらいしか主だった男性がいなくて、どうにも士気が上がらず早々にリタイヤ。

 中華圏でもこの二つの作品は大人気だったそうですが、いろんなタイプの物語が出てきて嬉しいような、泥臭さが抜けて寂しいような、そんな気分です。

 奇人変人大集合みたいな、古装武侠ドラマがむしょうに見たくなってきました。

2013年6月 9日 (日)

見終わったドラマの感想複数

 一つひとつのドラマに感想を書きたいけれど、ついつい放置して書かずじまいになっているので、簡単な感想を覚え書き程度に。

『セレブの誕生』★★★
 2年くらい前にBSで放送されたときに、途中までしか見られなかったので再挑戦。3話くらいまで見ていて、かなり面白かった記憶があるので楽しみにしていたけれど、途中からだんだん苦痛に。主人公のソクボンがどうにも好きになれませんでした。父親を探すことが彼にとっては一大事なのは分かるけれど、ホテルマンにもかかわらず客の私物を物色しちゃうところで拒否反応が。周りの人にはけっこう説教くさいことを言うし、正論をぶつのに、病人を寝込ませるほど問い詰めたり、いろいろなところがひっかかって楽しめませんでした。というわけで、主人公の恋愛にもあんまり興味がわかずだったんですが、それを補って余りある可愛いキャラがいました!
 初め出てきたときは、こんなおつむ空っぽみたいな役もしなくちゃいけない女優さんて大変なんて思っていたテヒがもうどんどん可愛らしくなって、彼女がいなかったら挫折必至。とにかく、やることが可愛くて、おばかなんだけどいじらしいテヒが最高でした。
 テヒのキャラクターで、★ひとつ追加!

『ボスを守れ』★★★★
 御曹司とのシンデレラストーリーなんですが、もう全編かわいさ爆発な、楽しいお話でした。とにかく、ジホン(チソン)とウンソル(チェ・ガンヒ)がかわいいのなんの!へたれな御曹司が、元不良の型破りな秘書に鍛えられ、どんどんかっこよく、いっそう可愛くなっていくのが楽しくて、毎週楽しみでした。
 ジホンの父である財閥会長も、やっぱり元不良で今までにないタイプがおかしかったし、『完璧な恋人に出会う方法』や『個人の趣向』で、けっこうイヤな女だったワン・ジヘが、かなりぶっとんだ、愛嬌たっぷりのライバル女子を演じて印象的でした。
 ジホンのいとこを演じたのは、JYJの人なんですね。企んだときも、心底嬉しいときも笑顔が同じで、ちょっとなにを考えているのかよく分からなかった気が。チソンやチェ・ガンヒと並ぶと、ちょっと演技力が見劣りするのは仕方ないかな。

『ブレイン』★★★★
 事前情報なしで見ましたが、本当におもしろかった。絶対身近にいたら関わり合いになりたくないタイプなのに、だんだんガンフンが素敵に見えてくる不思議な味わいの作品です。
 腕がよく、野心満々なのに、やることなすことうまくいかず、これでもかというくらいに失敗し続けるのに、決してくじけず、何度でも立ち上がる姿に、エリート医師のイメージを完全に覆されました。
 後半部分の感想、別記事でアップしたいと思いつつ、すでに記憶が…

『乱暴なロマンス』★★★
 プロ野球のスター選手ムヨルと、彼を警護することになった女性SPウンジェのラブコメディですが、それよりも、ムヨルへ届く差し出し人不明の写真から展開するサイコスリラー的なお話のほうがインパクトが強くて、見終わってだいぶたつ今も、ちょっと背筋が寒くなるようなほどです。
 そして、芸術家で精神的に不安定なムヨルの元恋人も、かわいいところもあって放っておけないけれど、けっこうなお騒がせキャラでした。身近にいたら、こちらの神経がすり減りそうなタイプ。さらに、ムヨルの支えになる先輩夫妻も、どこかどんよりしていて、こうしてみるとかなり特異な人物設定だった気がします。
 いろいろ複雑な人の心や、思い通りにならない現実を描こうとしているんだなというのは伝わってくるけれど、病気への対応というかとらえ方が明らかに間違っていたり、伏線が強引すぎたり、物語運びがぎくしゃくして見えました。もう少し、ストレートな展開でもいいんじゃないかなと思うことしきり。
 ちなみに、ラブコメディのラブは、あまりに萌えがなかったです、残念。

『コーヒーハウス』★★★
 
 定番ドラマとはちょっと毛色の違う雰囲気で、恋の行方も最後のあたりまでどうなるのか想像がつかず、どきどきさせてもらいました。うまく収まったような、ちょっと宙ぶらりんのよう、でもそういうのも含めてこの作品の味なのかなと。
 カン・ジファンが好きなので、彼の変人作家っぷりも、それに振り回されるハム・ウンジョンとのドタバタは、かわいくておもしろかったです。パク・シヨンの出版社社長、作家イ・ジンスとぴったり息が合っていて、秘書とのわいわい、がやがやな雰囲気とは違った、ビターな雰囲気が大人味でした。ただ、この出版社社長の心の揺れが、どうも今ひとつ分かりにくくて、ジンスに対する気持ちも、元婚約者に対する気持ちも、場面によって正反対に見えることもたびたび。そういえば、今まで見たパク・シヨンの役はどれも、なにを考えているかよく分からない人だったことを思うと、彼女の演技との相性の問題なのかなと思ってみたり。
 韓国ドラマらしからぬ空気が好きな人には、はまりそうな作品でした。

『結婚の裏ワザ』★★★☆
 7話くらいまでは挫折寸前でしたが、ゴニ(カン・ヘジョン)とガンジェ(イ・ギュハン)の恋愛がおもしろくなってきて、無事最後まで楽しみました。
 前半は、とにかくゴニとガンジェが顔を合わせると、やたらにぶつかり合っていがみあうのが、うるさくて、うるさくて、かなりストレスになりました。タイトルの結婚の裏ワザって、いったい誰とだれの結婚なの?という感じ。でも、二人がつきあい始めると、このいがみ合いが恋人同士のじゃれ合いに変わって、一転楽しいお話になって見やすくなりました。
 イ・ギュハン、顔は全然好みじゃないんだけど、憎めなくて、仕草や表情が愛嬌があっていいんですよね~。『私の名前はキム・サムスン』では本当にいやなやつだったけれど、この間見た『私の心が聞こえる?』でも、主人公を支えるいい役だったし、このガンジェもいいし、素敵な役者さんです。
 ちょっと気になったのは衣装。ゴニの、緑のジャケットに真っ赤なスキニーパンツとか、会長秘書の、ステージにでも立つのかっていうワンショルダーのワンピースとか、なかなか強烈でした。途中ゴニが、なりゆきで田舎のおばちゃん風、化繊の全面プリント柄シャツを会社に着ていく場面があって、恥ずかしがるんですが、ふだんの緑や紫のパンツより、こっちのほうがずっとおとなしめでした。

2013年3月15日 (金)

アジアと関係ないけれど…

 作家の北原亞以子さんが亡くなられたそうです。

 ちょっとしたきっかけで時代小説を読もうと思ったとき、本屋さんで見て選んだうちの一冊が、北原亞以子さんの『深川澪通り木戸番小屋』でした。それまでほとんど時代小説というジャンルには手を付けていなかったので、どんな作品が有名だとか、どの作家さんが注目だとかそういった情報はいっさいなし。
 ただ一つだけ。そのときに活躍している、つまり存命の作家さんの作品を買ってみるということだけ決めていました。せっかく挑戦するジャンルなので、気に入った作家さんの新作が発売される楽しみを味わいたかったし、次の作品はどうなるのかななんて気分を楽しみたかったからです。

 一ページ目の文章を読んだ感触だけで選んだ三冊のうち、いちばん好きだったのが『深川澪通り木戸番小屋』で、それから一気に作家読みしたほどです。
 北原亞以子さんの数ある作品の中でいちばんのお気に入りは『まんがら茂平次』。万に一つも本当のことがないという、筋金入りのほら吹きの茂平次を主人公に、彼とさまざまな人びとの出会いと、別れ、そして新たな門出が暖かいまなざしで描かれた連作です。
 一冊の本の中にある悲喜こもごもに泣いたり笑ったりしながら、いっしょになって束の間の時を過ごしたような喜び、連作というものの本当のおもしろさを知ることができました。

 今まで呼んできた中で10冊、いや3冊だけを選べと言われたら、迷わずこの『まんがら茂平次』を手に取る、そんな作品です。

 エッセイなどでも、もともとあまり体がお元気でないと書いていらっしゃったし、このところ新作も少なかったので心配していましたが、75歳は今の時代まだまだ逝かれるには早すぎます。
 人気シリーズの『慶次郎縁側日記』も、もっともっと読みたかったし、『木戸番小屋』シリーズもまだまだ書いてほしかったです。

 一番好きな作家さんの訃報は、やはり辛いけれど、手元にある作品をまた読み返してみるつもりです。

 心からのご冥福をお祈りします。

まんがら茂平次 (新潮文庫)  深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)  贋作 天保六花撰 (講談社文庫)  あした 慶次郎縁側日記

 『贋作 天保六花撰(うそばっかりえどのはなし)』もいいし、画像はありませんが『降りしきる』という短編集の中の『埋もれ木』も、切なく胸に残る名作です。

2013年2月15日 (金)

TEENTOP+香港、少しウォン・カーワイ

 去年くらいから、ほぼ毎日聞いているくらいはまってしまった韓国のアイドルグループTEENTOP。
 今日、公開された新曲のMV、香港が舞台です。

 スターフェリー、ヒルサイドエスカレーター、トラムにオープントップバス、香港島の夜景と香港といえばこれ!みたいなものがいっぱい出てくるけれど、その合間、合間のショットはどこともしれない路地裏の風景だったり、工事用クレーンが映り込んだ場所だったり。香港の、あのむっとするような、ほこりくささと、食べ物のにおいと、熱気が交じったような空気が漂ってきそう。

 途中、王家衛(ウォン・カーワイ)の『恋する惑星(原題:重慶森林)』の金城武を彷彿とさせるような(というか、そのまんま)屋外の階段でパイン缶を山ほど食べる場面が出てきます。ヒルサイドエスカレーターも、この映画での重要なアイテムだったし、演出の方は王家衛のファンなのかもしれません。

 これまでのTEENTOP=ダンスのイメージとは違う、ちょっと大人っぽい雰囲気と、曲調、そして香港の風景。
 どういうテイストになるのかなと思っていたけれど、まさかこんなにいい感じになっているとは。香港に、ものすごく行きたくなってしまいました。

 

2013年2月12日 (火)

『ブレイン 愛と野望』~第1~8話

 病院もの、何本見てもやっぱり苦手意識があって、初めから見たい!!となることはほとんどないジャンルです。この『ブレイン』も、野心満々の外科医が主人公で、しかもサブタイトルが「愛と野望」。それだけでどうも暑苦しい感じがして、今ひとつ食指が動きませんでした。
 シン・ハギュンが主演なので、彼がどんな医師を演じるのか、それをちょっと見てみるかなくらいの軽い気分で録画予約だけはしておきました。

 ちょうど8話分録画したところでハードディスクの余裕もないし、少し見ておこうかと思って見始めたら、これが止まらなくなりました。もう、続きが気になって、気になってしかたありません。これだったら、もう少し我慢して一気に見ればよかったと、違う意味で後悔しきりです。

 主人公は、脳外科医のイ・ガンフン。手術の腕は誰もが認めるところですが、野心家を絵に描いたような、傲慢で自分勝手。後輩の医師たちに対しては、人を人とも思わないような扱いを平気でするし、上司や自分に得になる人にはあからさまに媚びへつらってみせる。それを、自信満々、迷いなくやってのけてしまうような人として描かれます。

 彼と対をなすような存在にあるのが、研究に熱心で、患者に対しても常に誠実な態度で接し、「神の手」とか言われそうなほど腕がよく、上司からも部下からも覚えのめでたい、絵に描いたようなすばらしい医師、キム・サンチョル教授。
 もちろん、自分が一番のガンフンとは水と油。ことごとく対立します。

 実際にどちらかの人と関わりを持たなくてはいけないとしたら、ガンフンみたいなタイプは敬遠すると思いますが、キム教授のあまりにも患者第一な姿勢にも、むずがゆさを覚えてしまうのです。
 自分の出世を第一に考えるガンフンに対して、キム教授は言います。「自分のために、患者はどうなってもいいのか?」と。ガンフンが責められるのも当たり前の状況ではあるんですが、それでも自分より患者を優先させろと言うキム教授よりも、自分のために必死にやっていると強弁するガンフンのほうが、やっぱり気になります。

 実際に自分だったらどの人に診察してほしいかな?
 ガンフン、主治医にはあんまりなってほしくないので、手術の執刀だけお願いしたいです。
 キム教授や、ガンフンの部下のジヘは、優しくていろいろ気遣ってくれそうだけれど、昼夜を問わず、ベッドサイドに現れてあれこれ言われそう。もう、今から寝ようと思ったのに、とかなりそうです。
 余計なことは言わず、必要なことはちゃんとやってくれそうな、ガンフンのいちばんの部下スンマンあたりが希望かな。

 後半もいろいろなことがありそうで、毎日楽しみです。
 
 

2013年1月28日 (月)

ちょっと調べてみました

 『王女の男』や『根の深い木』を見て、ちょっと気になったので、朝鮮王朝の王について調べてみました。
 初代の太祖が樹立した朝鮮王朝は、日本で室町時代、南北朝が統一された1392年から、日本が韓国併合をした1910年までの、518年もの長きにわたって続きます。

 王様は全部で27人。王の呼称、亡くなったときの年齢、在位年数(即位から退位までの年齢)、前王との関係を並べてみました。

  1. 太祖(73歳)・・・・・6年(57~63歳)
  2. 定祖(62歳)・・・・・2年(41~43歳) 太祖の二男
  3. 太宗(55歳)・・・・18年(33~51歳) 定祖の弟(太祖の五男)
  4. 世宗(53歳)・・・・32年(21~53歳) 太宗の三男
  5. 文宗(38歳)・・・・・2年(36~38歳) 世宗の長男
  6. 端宗(16歳)・・・・・3年(11~14歳) 文宗の長男
  7. 世祖(51歳)・・・・13年(38~51歳) 端宗の叔父(世宗の二男)
  8. 睿宗(19歳)・・・・・1年(18~19歳) 世祖の二男
  9. 成宗(37歳)・・・・25年(12~37歳) 睿宗の甥
  10. 燕山君(30歳)・・12年(18~30歳) 成宗の長男
  11. 中宗(56歳)・・・・38年(18~56歳) 燕山君の弟(成宗の二男)
  12. 仁宗(30歳)・・・・・1年(29~30歳) 中宗の長男
  13. 明宗(33歳)・・・・22年(11~33歳) 仁宗の弟(中宗の二男)
  14. 宣祖(56歳)・・・・41年(15~56歳) 明宗の甥
  15. 光海君(66歳)・・15年(33~48歳) 宣祖の三男
  16. 仁祖(54歳)・・・・26年(28~54歳) 光海君の甥
  17. 孝宗(40歳)・・・・10年(30~40歳) 仁祖の二男
  18. 顕宗(33歳)・・・・15年(18~33歳) 孝宗の長男
  19. 粛宗(59歳)・・・・46年(13~59歳) 顕宗の長男
  20. 景宗(36歳)・・・・・4年(32~36歳) 粛宗の長男
  21. 英祖(82歳)・・・・52年(30~82歳) 景宗の弟(粛宗の二男)
  22. 正祖(48歳)・・・・24年(24~48歳) 英祖の孫
  23. 純祖(44歳)・・・・34年(10~44歳) 正祖の長男
  24. 憲宗(22歳)・・・・15年( 7~22歳) 純祖の孫
  25. 哲宗(32歳)・・・・14年(18~32歳) 憲宗の父の又従兄弟
  26. 高宗(67歳)・・・・44年(11~55歳) 哲宗の傍系(孝宗の弟から8代目)
  27. 純宗(52歳)・・・・・3年(33~36歳) 高宗の二男

 『王女の男』で敬恵王女の父として登場するのが、第5代の文宗。亡くなったときは、まだ38歳!若いですね。現在とは寿命が違うので、当時の感覚からしたらもう少し年上のイメージだったかもしれないけれど、それにしても若い。そして、文宗の子である端宗を経て王位についたのが、首陽大君であった世祖。
 その世祖の跡を継いで第8代の王についたのは、二男なんですね。そういえば、『王女の男』でも長男は後半で病気になっていたので、王になることなく亡くなったのかも。しかも、王になった世祖の二男である睿宗も、在位たった1年、19歳で亡くなり、直系ではなく甥が次の王になっているのがなんとも皮肉な気がします。

 文宗と世祖の父であり、韓国のお札にもなっている偉大な王が、『根の深い木』に登場する世宗。世宗と父である太宗との確執がドラマでも非常に印象深く描かれていました。

 放送時間が途中で変わって録画を失敗したので、途中で視聴が止まっているんですが、朝鮮王朝成立から太宗あたりまでの歴史の流れを知るには、『龍の涙』がとっても役にたちました。

 他のドラマに登場するのは、『イルジメ』で16代の仁祖、『トンイ』や『チャンヒビン』の19代粛宗、『イサン』ではそのトンイの息子である英祖と、その孫の22代正祖が登場します。身分の低いトンイを母に持った英祖が、歴代王の中でいちばん長生きで82歳というのも、また皮肉というか、なんというか。

 亡くなった年代でいちばん多いのは、30代と50代がどちらも8人ずつ。ついで、40代と60代が3人ずつ。当時の寿命としては50代というのは妥当なのかもしれませんが、国一番の医師が揃い、薬剤も、食べ物も十分にあっても、さほど長生きという感じではないのが不思議です。ドラマを見ていると、王様というのはかなり激務のようですし、宮中も気が抜けない場所のようなので、ストレスもあったのかなと思ってみたり。

 歴史は洋の東西を問わず苦手で、あんまり好きじゃないんですが、こういうふうにドラマに関するところだけ、ピンポイントで調べたり、知ったりするのは楽しいですね。

 

2013年1月14日 (月)

2012年に見た韓国ドラマ

2012年に見た韓国ドラマの一言感想です。★印がお気に入り作品です。

星をとって
 恋愛部分はあまり興味が持てなかったけれど、それを補ってあまりある主人公パルガンのがんばりと、きょうだい愛が魅力的。浪費家で、仕事もぱっとせず、見かけばっかり気にしていたパルガンが、女としてより姉として母親代わりとして成長していくさまが感動的でした。幼い弟や妹たちも、キュートでした。
チュノ~推奴
 社会の最下層に生きる人びとの悲哀を描きながらも、そこに微かな希望や喜びを浮かび上がらせる、ずっしりと重い、見応え十分なドラマ。ただ、どの人も熱演すぎて見終わった後の体力消耗が激しいので、見るのに気合いが必要でした。
検事プリンセス
 新米検事のマリの成長譚もおもしろいけれど、彼女の支える謎の人を演じるパク・シフがかっこよくてやられました。

恋する国家情報局
 リュ・ジンのはじけっぷりが最高。もうそれだけで、見る価値十分。というか、他にはあまり惹かれませんでした。
クリスマスに雪は降るの?
 前半の切なさは今まで見た中でも、かなりの高順位。後半になると、少しくどい感じがしたのと、登場人物たちの行動に共感しにくくなっていったのが残念。
僕の彼女は九尾狐
 のりきれず、けっこう長く感じました。ミホはかわいいんだけれど、それだけという気も。

トキメキ成均館スキャンダル
 日本語タイトルのとおり、まさにトキメキます。見ていると、年を忘れて乙女になれます。
チャクペ-相棒-
 富裕入れ替わりドラマ史劇版。主人公二人はさわやかで、お話の起伏もいいのですが、女性陣がちょっと弱いかな。
トンイ
 宮廷ものにはあまり食指が動かないので、後半、トンイが側室になってからは淡々と見てましたが、前半はなかなかスリリングで毎週待ちきれないくらい。DVDレンタルしようか真剣に考えたほど、おもしろかったです。以前、キム・ヘス主演の『チャン・ヒビン』を見ていたせいで、粛宗(王様)が王妃に優しくしようが、いいことをしようが、どうにもうさんくさく見えて困りました。別ドラマなんだけど、同じ人物だと思うと引きずってしまうのです。

危機一髪!プンニョンマンション
 ミステリー仕立てのお話は大好きなので、最後まで楽しかったです。とにかく、謎がふんだんで、笑えるけどホラーチックで、結末がどうなるのかわくわく、どきどき。
完璧な恋人に出会う方法
 普通の恋愛ドラマにあらず。ミステリーっぽい部分と、恋愛部分とがうまく混ざり合ってと言うか、不思議な配合で、ちょっと一言では表現できないような不思議な味わいになってます。パク・シフ演じる男性の、愛すべきへたれっぷりと、ペ・ドゥナの愛らしさにノックアウト。
過去を問わないで
 男性のにおいで過去の女性遍歴が分かってしまうという、どこからそんな発想がという能力を身につけたソニが主人公。コメディかと思っていたら、意外に謎が謎を呼ぶお話になっていきます。最後のあたりは、ひねりすぎてうまくまとまっていない感じもありますが、意外性でひっぱってくれます。

家門の栄光
 食わず嫌いできたドラマですが、パク・シフをお目当てに見始めたら、これがおもしろかった!宗家や家門というのが単なる血のつながりではなく、それぞれの営みや、つながりを引き継いでゆくものだということが、じんわりと伝わってくるような気持ちのいいホームドラマでした。なんといっても、宗家の大黒柱たるシン・グの大きさ、寛容さがよかったです。
女の香り
 ここ数年、身の回りに癌で亡くなった人が何人かあり、いろんなことを思ってけっこう泣きました。キム・ソナ、痛々しいほどの痩せ方で、女優魂を感じさせます。
童顔美女
 いや~ほんと、チャン・ナラならではの役。大柄な人が多い韓国女優さんの中にあって、小柄で、化粧っけがないのが自然で、彼女のために用意された役。主人公がファッション業界で奮闘する姿もよかったし、なにより相手役のチェ・ダニエルが素敵でした。初めはいつもの最低男っぷりでしたが、スーパーマンじゃない普通の男性っぷりが魅力的。今まで見た彼の役では、いちばんでした。

ドリームハイ
 予備知識なし、ストーリーに特に興味なしでしたが、いつも見ている他ブログ主さんが絶賛されていたので、軽い気持ちで見始めたら、すっかりはまりました。演じるのが実際の人気歌手の人たちだけに、歌やダンスの場面は圧巻。そして、演技もストーリーもまっすぐで、見ていて気恥ずかしいと思うようなところがない、本当に気持ちのいい物語でした。何回でも見直したいくらいです。
神のクイズ
 科捜研の中でも、難病に関する事件にテーマを絞ったサスペンス。主演のリュ・ドックァンの安定演技と、テーマのおもしろさで続編ができたのも納得の作品。日本のドラマでリメイクされそうな感じ。
個人の趣向
 かわいいお話という印象。ただ、イ・ミンホ演じる男性がちょっと不誠実に見えて、あんまり好きにはなれなかった。出色は、美術館館長。彼の存在で、ドラマにぐんと厚みが。

シークレットガーデン
 すでに別記事で書いたとおり、おもしろいけれど好みとは違いました。
サイン
 パク・シニャン始め出演者たちの熱演も、お話も、細かいところまで練り込まれて、丁寧なつくりになっているだけに、見応え十分です。最後まで目が離せません。
最高の愛~恋はドゥグンドゥグン
 トッコ・ジンの濃い~~~キャラクター、チャ・スンウォン以外にはちょっと考えられないくらいはまり役。エジョンとの恋愛も、その濃さに反して(?)かわいらしくて、にこにこしながら見られます。二番手の堅物漢方医を演じたユン・ゲサンも個人的にとっても好み。

キム・マンドク~美しき伝説の商人
 妓生から朝鮮一といわれるまでの商人になった実在の女性を描いたお話ですが、うん、なんだろう。キム・マンドクがどうしてそこまで商才を発揮できたのかが、今ひとつ伝わってこず、全体的に薄味。
王女の男
 スンユとセリョンの恋には思ったほど惹かれなかったものの、いかにして首陽大君の謀反が成し遂げられ、多くの人の人生が変わっていく様は、いろんな意味で興味深く、考えさせられるお話でした。首陽大君の悪役ぶりは、息をのむほどでした。
私の心が聞こえる?
 とにかく、ナムグン・ミン演じるマルにくぎ付け。主役たちの恋愛そっちのけで、彼ばっかり見てました。彼の揺れる気持ちが悲しくて、かわいそうで、痛々しくて。最後10話くらいは、見終わるのが惜しくて、かなり長く中断してしまいました。

ミセス・タウン
 韓国版『デスパレートな妻たち』。本家と比べると、えげつなさはかなり控えめで、みんなけっこういい人。事件を語るソン・ソンミの行動がどうも理解できませんでした。
きらきら光る
 去年見たドラマの中で、たぶん一番泣きました。もう目が腫れるくらいに。産院での入れ替わりがテーマですが、とにかく見始めると止まらないくらいはまりました。キム・ヒョンジュは相変わらず好感度が高くて、つぎつぎと辛い状況になっても強くしなやか。彼女のがんばりと、お堅い編集長との恋愛で元気がもらえました。

素直に恋して~たんぽぽ三姉妹~
 初めは、あまりドロドロしてない、見やすいホームドラマだと思ってたんですが、後半になるにつれて、地金が見えてきてちょっと辟易。特に主役家族の父と母がひどくて、どうにも好きになれませんでした。むしろ三女の婚家家族のほうのドラマを見たかった。
根の深い木
 ドラマを見た後で原作を読みましたが、ドラマのほうが広がりも奥行きもずっと大きくなっていたことに驚きました。ハングルが作られたことの意味や、それにまつわる苦労や希望が、ドラマの端々に充ち満ちた傑作。ハン・ソッキュ、さすがでした。

 ちなみに、途中で挫折したドラマは以下のとおりです。

天下無敵イ・ピョンガン
 最終話まで録画したものの、続きを見たい~という気分にまでは盛り上がらず、中断のまま挫折。
メリは外泊中
 こちらも、いっこうに自分の中で盛り上がらず、自然とフェードアウト。メリはかわいいんだけど、それ以上でもそれ以下でもなく。チャン・グンソクにあんまり興味がないのも、挫折の原因でしょうか。
逃亡者PlanB
 たぶん、もう少しすれば面白くなるのかなという気もしましたが、そこまで辛抱できませんでした。『フルハウス』も挫折したし、ピが苦手なのかもです。
ラブ・ミッション~スーパースターと結婚せよ
 TEENTOPのMVで見たエリックがあんまりにもかっこよかったので、彼を見たくて1話を見てみましたが、1話が途方もなく長くて、あっさり挫折。
 

2012年12月 3日 (月)

『サイン』~全20話、息もつかせぬおもしろさ

サイン 2010年
 出演:パク・シニャン、キム・アジュン、チョン・グァンリョル、オム・ジウォン、チョン・ギョウン
 評価:★★★★★(5点満点)

サイン DVD-BOX I

 韓国の科捜研を舞台にくりひろげられるサスペンス。

 出だし、人気アイドルグループのメンバーが謎の死をとげる事件が起こります。そこに関わることになるのが、主人公の法医学医ユン・ジフン、新人の鑑識員コ・ダギョン、さらに刑事のチェ・イハン、地検の女性検事であるチョン・ウジン。犯人に近づきながらも、周囲の様々な思惑が絡まり合って、真実が明かされる一歩手前で門は閉ざされてしまいます。
 1話完結だったり、2~3話で完結したり、ボリュームを変えながらいくつかの事件が登場しながら、最初の事件が軸となって全24話、一気怒濤の展開で見せきります。

 いつも思うことですが、政治の腐敗や、権力の闇、持つ者と持たざる者との間にあるドロドロしたものを、当たり前のように物語の中にとりこんで描こうとする韓国ドラマの姿勢には敬服します。
 1年でも片手で数えられるほどしか見ていないけれど、最近の日本のドラマはどうなんでしょう?次期総理大臣候補や、人気の野党党首が自らの政治生命のため、裏で悪事をもみ消し、なんていうお話はあまりないような気が。韓国ドラマに登場するような、いかにも悪そうで、裏の顔がありそうな大物政治家を描いても、あまりに非現実的な感じがして嘘くさい感じがするからかもしれませんが。エンターテイメントの中にも社会への目線が盛り込まれているところが、韓国ドラマの魅力なのかなと感じた作品でもあります。

 そして、緻密な物語をもり立てる登場人物たちが、なんといってもすばらしい。
 事件の真相に迫りながら、強大な権力の前に為す術なく打ち負かされながらも、また立ち上がり、別の角度から突破口を見つけようとする。とてつもなく大きく高い壁の前にあっても、長いものに巻かれるしかない逆境にあっても、それでも死力を尽くすジフンたちの姿から、ひとときたりとも目が離せなくなります。

 最終話、泣きました。号泣です。この結末の是非は分かりませんが、退路を断ち、敢然と事件に切り込む姿勢を貫き通す登場人物たちの決意は、なによりも強く堅いものだと改めて突きつけられるようなものでした。

 1週間に2話ずつの放送を最後まで録りためておいて、一気に見たのは正解でした。見終わってずいぶんたつけれど、未だにハードディスクから消せずにいる、ドラマです。

 登場人物たち
●ユン・ジフン(パク・シニャン)
 切れ味鋭く真実に切り込んでゆく、新進気鋭の法医学医。事実を冷静に見つめ、権力におもねることなく、正義を貫き通そうとする人物。さすが演じるのがパク・シニャンだけあって、堅苦しいだけではない、どこかユーモアもある人物になっています。ダギョンが、彼に憧れて法医学医に転身するのも分かる気がします。

●コ・ダギョン(キム・アジュン)
 ときに暴走気味になるものの、さまざまな事件や、科捜研でのできごとを通して成長していくダギョン。ジフンを一貫して信じ通す可愛く、爽やかな女性でした。美人キャラではないけれど、髪型とかもう少しきれいにしてもよかったんじゃ?尾道ロケ部分で、なぜかジフンのパンツ姿を盗撮するはめになったところが笑えました。

●チョン・ウジン(オム・ジウォン)
 ダギョンと見かけは正反対の、キリッとした大人の女性。権力志向の強かったウジンが、ジフンたちとともに事件に向き合うことで、強きに屈せず、断固として正義を追求しようとするかっこいい検事なのですが、酔っ払ったときや、イハンといるときの少女のような部分とのギャップがおかしいし、キュート。ショートカットも素敵でした。

●チェ・イハン(チョン・ギョウン)
 一見軽くて、脳みそまで筋肉みたいな感じなんですが、意外に知性派な面も。一匹狼で、芯が強く、行動力もあって、おもしろくて、彼が主役で別のタイプのドラマができそうな感じです。ウジンとの絡みや、彼と父親の絡みが毎回楽しかったです。

●イ・ミョンファン(チョン・グァンリョル)
 ジフンたちの前に立ちはだかる、科捜研の新しい院長。ことごとくジフンたちとは対立するものの、彼なりの信念があり、そこに共感できる部分もあって単純な悪役にはなっていません。清濁併せ呑む、魅力的な敵役として存在感たっぷりでした。

 他にも、科捜研の面々もいいし、『パスタ』でレストランの末っ子見習いを演じたチェ・ジェファンや、『シークレットガーデン』のキム秘書ことキム・ソンオなども、印象的な役で登場。他にも、いろんな作品で見たことのある顔があちこちで見られます。

 パク・シニャンの久しぶりの作品だけあって期待していましたが、それ以上のおもしろさでした。一見の価値、十二分にありです。

 

2012年11月 8日 (木)

『サイン』雑感

 感想の前に、ちょっと。

 このドラマ、ちょうど2年前に広島でロケが行われたので、その場面を見るのも楽しみの一つでした。
 実際に見てみると、とっても不思議な感じ。ロケっていうのはとかくこういうものなんでしょうが、ありえない距離を瞬間移動する登場人物たち。土地勘がなければ気にならないことですが、ロケ地間の距離感が分かっていると、かなり変な気分になりました。
Cocolog_oekaki_2012_11_08_22_36 
 ものすごーくアバウトな広島県です。ロケが行われたのは、庄原市、尾道市、広島市(ロケはないけど、宮島の場所は参考までに)。
 お宿は尾道で、日本に来た目的の検死をする場面は主に庄原市、さらに仕事が一段落して夕食を食べるのは広島市。いちばん驚いたのは、庄原の場面の直後に、一面の海が登場したこと。図でも分かるように、庄原は広島県でも内陸で、中国山地の裾野に位置する山がちの地域なので、海が画面に出てきたときは本当にびっくりしました。
 ちょっと調べてみると、庄原-尾道間は直線距離で52km、庄原-広島間は73km。
 とはいえ、知っている場所がドラマの舞台になるというのは、嬉しいですね。

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